大統領選もお祭り騒ぎ
なんでも派手なアメリカは選挙の集会も討論会も大騒ぎになります。
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今年は4年に1度の大統領選挙がある年。この国にいると選挙は国民の義務だと強く思う。
なんせ(市民が大統領を選ぶ)もし日本でも国民が総理大臣を選ぶことができたとしたら、投票率がもっと上がるのではないかと思った。
大統領選の支持者を集めての大規模集会も毎回ロックコンサートのようだ。今年は事情が事情なのでバイデン氏は控えているが、現大統領はコロナに罹って退院したばかりなのに無理やり開いてしまった。マスクもせず「コロナを恐れるな」と言い放つ大統領。この病気にかかったときに、考えを改めてくれないかなという期待は打ち砕かれてしまった。
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初めて大統領選挙に参加した年。3回行われる討論会も全部見たし、わからない単語は調べ勉強して初選挙に臨んだ。
アメリカは大きく共和党と民主党にわかれる。ものすご~く大雑把に言うと
共和党は白人が多いイメージでキリスト教徒、軍人が多く保守的で政府の介入は小さくていいよと言う感じ。
民主党は移民など白人以外のマイノリティーが多くリベラル思想が多く、支援の必要な人には政府が援助するべき。と言う感じ。
で、今年は共和党からドナルドトランプ現大統領 民主党からはジョーバイデン元副大統領 この2人が戦う。
1回目の討論会はそれはそれは歴史に残るおもしろさ、いやひどさだった。
あんまりなので……笑ってしまった。
もち時間が決まっているのにバイデン氏の時間にガンガン割り込んで邪魔しまくるトランプ氏。そのたびに注意を受けるが聞きゃあしない。
4年前さえ(トランプ氏とヒラリークリントン)こんなひどくなかったけど、レベルアップしてる!ダウンか?
バイデン氏に「頭悪い癖に、大学だってビリの方の成績だったくせに」とか言いだした。「お前の母ちゃん出べそ」レベルの悪口だ。討論会ではなくて口喧嘩大会だ。
そしてついにバイデン氏の口から「シャラップ」が出ちゃった。正確には Will you shout up, man?(頼む、黙れよな)と言った。長い討論会の歴史で初めてだ。
夫は「うわ、失礼だな」と言ってたけど「いやいや相手を邪魔しまくりの方が失礼じゃん」と反論 我が家でも討論会から口喧嘩に発展。聞いた話によると隠れトランプ支持が多い原因に「トランプ支持者」とバレると離婚になるケースが多いとか。わかる。
そしてなんとトランプ大統領がコロナに感染した。退院していたけれど2回目の討論会は中止になった。3回目はなんと司会者の判断でマイクロフォンをミュートにできるという新ルールが加わった。これも長い歴史で初めてだ。
そしてTwitter社もすごかった。大統領がTwitterしまくり暴力を煽り、誤った知識をまき散らすので何度も警告をした。リツイートした内容が間違っていた際に「俺は良いと思ったからリツイートしただけだ」と言い、ついに大統領選が終わるまで引用リツイートしかできない設定にしてしまった。
あんまりな言動にカッカと腹も立つことが多かったけれど、コメディーと思って見れば大笑いだ。アメリカで生活しているので笑い事じゃないけれど、そうでも思わないと落ち込むばかりでやっていけない。最近は次は何をやらかすのかと、ちょっとだけワクワクしたりもするのだった。
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