子育ては、褒めて褒めてほめちぎる。
〇 子供のどこかしら良いところを見つけて褒めちぎります。
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アメリカに来て、アメリカ人がなぜこうもポジティブで自己肯定が強いのかよく分かった。
褒めまくって子供を育てる。両親が褒める、祖父母が褒める、学校でも子供を褒めまくる。アメリカで子育てをして、一番驚いたことだ
勿論、厳しく叱る時もある。その場合も他人の前で大声で叱らずに耳元で「なぜいけないのか」を延々と諭す。
幼稚園と小学校低学年で教室内での教師補佐ボランティアをしていたので、いろいろな場面に出くわした。
幼稚園でも小学校でも先生が「質問」や「意見」を求めると一斉に手が上がる。恥ずかしがる子はあまりいなかった。
小さいころから(自分の考えを口に出して言う)ことは「とても素晴らしいこと」だと教えられる。
ある日、幼稚園で先生がある事例をあげ「こういう時どうすればいいと思う?」と聞いた。はーい!一斉に手が上がりA君がさされた。A君は堂々と大きな声で「はい!あのね。今日ね、お父さんが家にいます!」
……質問全然聞いてねえ
先生は「あら、それは素晴らしいわね」と言い「他には?」また一斉に手が上がる。A君またあげちょる。次は「今日のおやつはクッキーです」とか言いそうだ。
先生は「今聞いているのはそうじゃありませんよ」とたしなめることも笑うこともしなかった。日本だったらもしかしたら、つい先生が笑って、子供たちもつられて笑う場面ではないだろうかと思った。
失礼な気持ちがなくても、かわいくて笑ってしまうことがよくある。しかしアメリカ人の多くは子供の人権を大事にしているなとよく思う。
子供だからわからないだろうと思うのは間違えで、傷ついた心はなかなか戻らない。大声で叱らないのも子供の自尊心を守るためなのだ。
幼稚園の話に戻る。Bちゃんの場合。ぽっちゃりというか、日本で言う肥満体の女の子だ。日本だと「あらあ、ちょっと太りすぎねえ」と言われたり、親からも
「そんなに食べたら、また太るよ」と言われたりするのだと思うが(妹は実際そういわれて育った)アメリカでは体形の事を言うのはご法度中のご法度で絶対に言ってはいけないことだ。もちろん大人にも言ってはいけない。そう日本に帰るたびに「太ったね、肉食いすぎ!きゃはは」と私に言う友人たち、もうやめてください。
……話を戻す。
Bちゃんのような女の子は「あなたは特別よ」「かわいいプリンセス」「太っている?いいえ!グラマーでセクシーよ」「自信を持ちなさい」と育てられ
(私ってサイコーヒャッハー)な女子が出来上がる。すごく自信家が多い。アメリカの女友達はそういう人が多くて、羨ましい気持ちになるのだった。
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