サル ~after the MOMOTARO~

作者 ユーリ・トヨタ

終わりあれば始まりが訪れる。これが「猿の惑星」の起点☆

  • ★★★ Excellent!!!

日ノ本では伝説となった桃太郎の鬼退治。その偉業は日ノ本の民なら誰もが称賛し、多くの語り部を介して今の世に受け継がれている。しかし、その裏では知られざる黒い陰謀が遂行されており、知った者は全て抹殺されて何事もなかったかのように「平穏」という言葉に包まれた日々が続けられる……勝てば官軍とは、よく言ったものだ。

この作品は、そんな通説にスパっとメスを入れ込んだ痛快な復讐物語である。しかも、その視点がサル。キジでもない、イヌでもない。利発で器用な振る舞いもできるイメージを持ったサルだからこそ、ここまで完成度の高く面白い仕上がりが可能なんだろうなと感じた。まさに作者の着眼点が大きく光った一作だ。

――桃太郎死して、サルの惑星

私利私欲ばかり追いかける要人が姿を消し、公明正大で熱い気持ちを抱いたサルたちが今の世を明るくしてくれる日を待ち望みたい☆

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