サル ~after the MOMOTARO~

作者 ユーリ・トヨタ

日本人と猿文化

  • ★★★ Excellent!!!

 古来より大和民族は猿に異常な程の固執を見せる。昔話で知られる桃太郎を始め、猿蟹合戦、猿地蔵、プロゴルファー猿など多種多様な空想上の猿を創り上げてきた。中国より伝来した西遊記をアレンジして猿のみを抜粋後に戦わせ「クリリンのことかぁぁ」という名言を生んだのも記憶に新しい。これはもうただの猿好きレベルを軽く凌駕しており、猿崇拝とでも呼ぶべき猿愛の到達点であると言える。

 さて、私がこの作品を読んで真っ先に思い浮かべたのは深夜アニメの神田川ジェットガールズだ。亡き母の遺志を継ぎ、神田川で行われる水上バイクレースへとその身を投じる爆乳少女の青春活劇だが、物語と関係なく要所要所に無修正爆乳カットが挿入されている。爆乳プロデューサー高木謙一郎氏と爆乳監督金子ひらく氏がタッグを組めばかくも恐ろしいアニメになるのかと初見で感嘆したものだ。バトルで下半身衣装がパージされると、その下がたとえ水着だろうと下着だろうと、お構いなく謎の光で局部が隠蔽される。まるでその下着や水着には穴が開いているのかと想像させるに十分な光量でだ。しかしながら日常的な着替えのシーンなどでは一切のエフェクトが入らず、昨今では珍しく乳房や乳首がこれでもかと露見(https://livedoor.blogimg.jp/nylon66-2nd/imgs/c/9/c97d8460.jpg)する。謎の光文化に慣れた私にとっては「隠す場所、逆だろ」と思わずツッコみたくなる清々しい演出だ。
 競技の設定上、二人一組で行うバトルだというのもポイントが高い。ヤマト民族はとにかくバディが大好きで、古くはバロムワンに始まり、二人でプリキュアや二人でプリキュアや二人でプリキュア等、バディ物の番組は絶対にファンが付く。さらに本作では敵対勢力も全て爆乳バディであるため、その相乗効果は計り知れない。TOKYO MXでしか閲覧できなさそうに感じるアニメだが、毎日放送で普通に見れるのも高評価だ。最後に、残念ながら今のところ神田川ジェットガールズに猿の出演が確認されていないという事実を伝えて、サル ~after the MOMOTARO~のレビューを終えようと思う。

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