サル ~after the MOMOTARO~

作者 ユーリ・トヨタ

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★★★ Excellent!!!

桃太郎といえば、古来日本における勇者の代表格です。いまでもCMに登場するくらい、語り継がれる英雄です。でも待ってください。桃太郎の物語をそのまま信じてもよいのでしょうか。このお話はそこから始まります。視点を従者であるサルに置き、桃太郎伝説を一刀両断します。果たしてこの「真実」はまことであるのか。それともサルの妄想であるのか。桃太郎は実は鬼と人間のハーフであったという逸話もあります。「真実」を知ったとき、あなたの背筋に一筋の冷たい汗が流れるでしょう。、

★★★ Excellent!!!

日ノ本では伝説となった桃太郎の鬼退治。その偉業は日ノ本の民なら誰もが称賛し、多くの語り部を介して今の世に受け継がれている。しかし、その裏では知られざる黒い陰謀が遂行されており、知った者は全て抹殺されて何事もなかったかのように「平穏」という言葉に包まれた日々が続けられる……勝てば官軍とは、よく言ったものだ。

この作品は、そんな通説にスパっとメスを入れ込んだ痛快な復讐物語である。しかも、その視点がサル。キジでもない、イヌでもない。利発で器用な振る舞いもできるイメージを持ったサルだからこそ、ここまで完成度の高く面白い仕上がりが可能なんだろうなと感じた。まさに作者の着眼点が大きく光った一作だ。

――桃太郎死して、サルの惑星

私利私欲ばかり追いかける要人が姿を消し、公明正大で熱い気持ちを抱いたサルたちが今の世を明るくしてくれる日を待ち望みたい☆

★★★ Excellent!!!

鬼よりも桃太郎の方が悪者じゃない?という視点からの桃太郎二次創作は古今東西色々な方が行ってきたと思うんですが,まず猿視点の桃太郎というのが新しい。
自らを英雄に仕立て上げることに成功した桃太郎を恐怖の独裁者として描き,彼をここまで持ち上げるのに荷担させられてしまった側近としての猿の苦悩,解き明かされていく鬼退治の謎。まるでヒトラー暗殺を決意するナチス将校のサスペンスドラマを観るようでした。

★★★ Excellent!!!

皆さんご存知の桃太郎。
その物語の続きを綴ったのが本作です。

注目する部分はサル視点であることです。
鬼退治を達成し、英雄となった桃太郎。
平和になった村で起こる展開は、定説である桃太郎とは違った毛色に進んで行きます。

サルの心情は勿論、私は婆さん(桃太郎の育ての親)の想いが、物悲しく複雑な心境になりました。


今までの、楽しく温かな作風の作者さまとは思えない作品です。
しかし、こういった出来事を教訓にして、私達は生きていくべきなのでしょう。

第二の桃太郎を出さない為にも。
そして、サルのような悲しい英雄を出さないためにも。

★★★ Excellent!!!

 古来より大和民族は猿に異常な程の固執を見せる。昔話で知られる桃太郎を始め、猿蟹合戦、猿地蔵、プロゴルファー猿など多種多様な空想上の猿を創り上げてきた。中国より伝来した西遊記をアレンジして猿のみを抜粋後に戦わせ「クリリンのことかぁぁ」という名言を生んだのも記憶に新しい。これはもうただの猿好きレベルを軽く凌駕しており、猿崇拝とでも呼ぶべき猿愛の到達点であると言える。

 さて、私がこの作品を読んで真っ先に思い浮かべたのは深夜アニメの神田川ジェットガールズだ。亡き母の遺志を継ぎ、神田川で行われる水上バイクレースへとその身を投じる爆乳少女の青春活劇だが、物語と関係なく要所要所に無修正爆乳カットが挿入されている。爆乳プロデューサー高木謙一郎氏と爆乳監督金子ひらく氏がタッグを組めばかくも恐ろしいアニメになるのかと初見で感嘆したものだ。バトルで下半身衣装がパージされると、その下がたとえ水着だろうと下着だろうと、お構いなく謎の光で局部が隠蔽される。まるでその下着や水着には穴が開いているのかと想像させるに十分な光量でだ。しかしながら日常的な着替えのシーンなどでは一切のエフェクトが入らず、昨今では珍しく乳房や乳首がこれでもかと露見(https://livedoor.blogimg.jp/nylon66-2nd/imgs/c/9/c97d8460.jpg)する。謎の光文化に慣れた私にとっては「隠す場所、逆だろ」と思わずツッコみたくなる清々しい演出だ。
 競技の設定上、二人一組で行うバトルだというのもポイントが高い。ヤマト民族はとにかくバディが大好きで、古くはバロムワンに始まり、二人でプリキュアや二人でプリキュアや二人でプリキュア等、バディ物の番組は絶対にファンが付く。さらに本作では敵対勢力も全て爆乳バディであるため、その相乗効果は計り知れない。TOKYO MXでしか閲覧できなさそうに感じるア… 続きを読む