降る空ノ鼓動

作者 詩一@シーチ

本当は見えなくていい。相手を信じるこころがあれば。

  • ★★★ Excellent!!!

特別地域。壁に囲まれた場所。特殊能力バトル。恋愛。秘密の組織。陰謀。

学生、主人公コトヨシの住む地域に、地震を無力化する設備が出来た。
世界中が注目した。だが、それは思わぬ形で失敗する。

特殊能力を持つコトヨシは、愛する杏を救い出すために市長のいる中枢に乗り込む。同じく特殊能力を持つ仲間とともに。

読み始めた時、作者はターゲットを絞ってきたなと感じた。
中高生~20代の若い男性を狙っていると。
ネーミングは厨二心を煽るし、微エロシーンはあるし、超能力でのバトルはあるし、主人公はなんだかんだ言ってハーレム状態なのだ。

そして45話を4日間で一気に連載するという珍しい方法は、集中的に読者を誘い、ランキング上位を狙うためのものかと。
カクコン攻略のために、試行錯誤されたのだろうと察する。策士だな(笑)

作者の策略に唸りながら読み進めると、この話は愛する人の幸せを願う主人公の一途な想いで貫かれていた。
相手の内心を知ることが出来るコトヨシだが、最後にはそれすら必要としない。
何があっても、信じて愛す。決して揺るがない主人公の想い。
作品のプロデュースの仕方とは違い、王道中の王道である。

愛するとは何か。作者からのメッセージに辿り着いて欲しい。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

その他のおすすめレビュー

如月ふあさんの他のおすすめレビュー 604