第9話 あの方によって救われた件について。

「じゃ聞こうか。」

先生が相当怒っている。

こうなってしまったのは、4時間前の話。

(第7話を読んでください。)

「あのっ、まぁ、なんと言うか、結月さんのお義母さんから、色々話を聞かせてくれという事がありまして、はい、それで………………………」

「もういいよ。」

と少し低い声で言ってきた。

「ちょっと言い過ぎたとは思うしそれに私が悪いしけどね、あまり言ってほしくないなとは思った。」

と先生はそう言う。

その後……………………

「やっぱり腹立つ!!」

と言われてそれからは先生とのあいだに溝が出来てしまった。

……………………………………………………………

「それで、叔母と喧嘩したの。」

と親身に相談してくれたのは、姪っ子の萌。

「そうなんだ、悪くないよな俺。」

「悪くない!」

ときっぱりと言われた。

「私が入ろうか?」

「えっホントにいいの?」

と自分が言うと、

「大丈夫、私の方が結月の事知ってるから」

と自信満々に言ってきたので、お願いしてしまった。

…………………………………………………………

ここは三星の付く料亭。

私には、新たなミッションがある。

それは、結月と裕翔の仲を良くさせる事だ。

席には、12人の席があり、やはり裕翔と結月は離れていた。

「萌ちゃん、こっちおいで!」

と言われたのは結月さんだ。

「ありがとう、叔母さん。」

と笑顔で返す。

「最近、萌と一緒に似ていたご飯食べていなかったから、食べたいなと思って。」

とまた笑顔で言ってきた。

少し相手がほろ酔いの時に聞こうかな?

…………

「あのさ、一馬さんのどこを好きになったの?」

と私は聞いた。

「えっ、やっぱりそんな事聞くんだ、もう女性だね」

あまり言わないから、ちょっと照れてしまった。

「やっぱりね、真面目とか、たまに見せるギャップかなぁ。」

とまた一口お酒を飲む。

「ギャップって?」

「いつもは紳士な人なんだけどたまに私を乱暴に扱う時があってね、悪い意味じゃないんだけど………………」

まぁ簡単に言うと、やっぱり言えません、お察しください!!

人は酒を体内にいれると、本音が結構てでしまうんだなと思った。(結構乱暴に扱って欲しい人みたいなでした。)

そんな情報どうでもいいか。

「あのさ、裕翔君の事はどう思う?」

と私は聞いた。

「今、仲が悪いんだね。」

と申し訳なさそうに言う。

「けどね、本当は仲良くしたいんだけど、きっかけが無くて………本当はどう思ってるだろうね?」

と言うと、担任の先生が生徒の叔父と結婚してしまったことについて真剣に話してた。

「多分そんな悪くは思って無いと思いますよ。」

「私がきっかけを作りますから、待ってて!」

と私は言った。

「……………ものすごく、裕翔が昔の一馬さんに似てるなって思う…………」

どこか切なそうな顔で言う。

「そんなに似てるの?」

と私は言う

「真面目な感じもそうだし、顔も少し似てるし、今の一馬の方が好きだけどね!」

と笑いながら言う。

「裕翔狙ってみたら?まあ絶対に言えることは、後悔だけはしないことね。」

と悪戯に笑う。

「結構アリだけどね」

とまた再び笑う。

私たちの夜はまだまだ長い。





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