第5話出逢いについて聞いて見た件について2

「いただきます。」

と言うと、高津君はご飯を美味しそうに食べる。

食パンとスクランブルエッグとサラダの3点セットだ。

「今日は休みなの?」

「いや違うよ。」

と高津君は答える。

「今日は仕事なんだ、もう少しで行かないとな」

と笑いながら答える。

「本当にごめんね。」

と言うと高津君は、笑顔で

「大丈夫だから。今日土曜日だろ、ゆっくりしとけ。」

と言ってくれた。

その時に結婚相手はこの人かもと言う私の勘が働いた。

……………………………………………………

その後私は、高津君の事を意識するようになり始めた。

私は教師と言う立場なので中々休みは無いのだが、高津君と食事をするときは、高津君が学校の近くのお店を選んでくれた。

その時の言葉が忘れられない。

「あっ、あのさ、教師っていう仕事って結婚とかも考えるの?」

と真剣な面持ちで話して来た。

「それはもちろん、周りの大学生の友達とかが結婚し初めてて、教師の中でもやっぱり忙しいから中々結婚出来ない人も結構聞くね。」

何でそんな事を聞いてくるんだろう。

「実は自分が働いているところは女性とは疎遠な職場だから、正直周りが結婚し始めてるから少し焦ってて……」

やっぱり考えてる事は一緒だったんだ。

「あのさ、自分に正直になろうと思って…

自分は篠山の事が好きだ。」

その時私は驚いた。

最近高津君は私についてどう思ってるのか心配だったところがあって、高校生の時に好きだと言うアピールはしていたが、告白はしてもらえず、もう2度とこんな事はないと思っていた。

「あのさ、高校生の頃薄々きずいてはいたんだけど、自分が告白できずに、チキンだなって感じた部分があって、再び同窓会で会った時、もし篠山に彼氏がいなければ、絶対に告白しようと心で決めていた。本当に遅くなってごめん。」

その時に私は泣いてしまった。

好きな人に告白して貰ったから。

私の答えは一択だった。

「こちらこそよろしくね」

と泣きながら言った。

この時私は26歳だった。

じゃ何故9年かかったか?

実はこれは私が原因です。

まぁ教師という職業をしていると、教える以外にも部活を見なければならないのと、事務作業があるという過酷な労働が強いられる。

だからと言って言い訳なのだが、そんな彼を幸せにする事も出来ないと思ってしまったので、9年と言う時がかかってしまった。

……………………………………………………

「実は、自分の父親が病気になったんだ。」

その時私は驚いた。

「何て言う病気?」

と私は聞くと、

「白血病だよ、病院で手術をしても沢山生きられる保証はないと言われてしまった。」

と言った後

「けど僕はあくまでも可能性だと思っているだけだから………」

けど私の中では、けじめがついていた。

「結婚しよう。」

この言葉に彼は喜んだ。

「病気だというなら、結婚して、式だけでもいいから、そのお義父さんが喜ぶ姿を見せて欲しいんだよ。」

そう言うと素直に彼は喜び泣きをしていた。

「ありがとう、ありがとう、本当にありがとう。」

と泣きながら彼は言った。

その後結婚式の前にお義父さんは手術をした。手術は成功し、今に至る

……………………………………………………

と言う訳。分かった?」

と笑顔で言って来る。

「何で先生が話してるだよ。」

と笑いながら思わず言ってしまった。

先生は途中で起きてなんとお酒が抜けていたのが凄いと心の中で思ってしまった。

「まぁ知ってもらったら、辻褄が合うでしょう?まぁ聞いてしまったら、どうなるのかわかっているわよね?」

と圧力をかけながらそう言ってくる。

やっぱりS感がある先生だ。

まぁこれから沢山びっくりする事があるのだが、それはまた今度…………














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