「おはよ～真心ちゃん」

「あ、空ちゃんおはよー」

　箱根旅行2日目の朝、三人は顔を洗い目を覚ました後、はだけていた浴衣を正してから朝ご飯を食べに下に降りる、朝ご飯はバイキング形式と昨日の夕ご飯の時に聞いていた。

「朝ご飯も豪華だねぇ、ごはんと海苔、味噌汁、卵焼き、焼鮭、ザ・和食～」

「私はトーストとバター、オニオンスープにサラダ、ウインナーとスクランブルエッグで洋食かな」

「私もごはんと味噌汁、焼鮭に御漬物それに納豆で和食かしら」

　こういう所は各々の性格で分かれるという物だろう。好きな物を朝からお腹一杯食べれば部屋に戻り着替えを済ませ早速箱根旅行2日目を楽しむ事にするのであった。

「ここが芦ノ湖か～、広いねぇ」

「向こうに箱根神社があるみたいですね、そちらにまずは行ってみましょう」

「「は～い」」

　当初の予定通り、三人は芦ノ湖へと向かった、さて箱根の芦ノ湖には何があるかというと、箱根神社が一つ上げられる、ニニギノミコト、コノハナサクヤヒメノミコト

そしてヒコホホテミノミコト、この三神が祭られている神社だ。

詳しい事は実際に行き神社の人に聞くと言いだろう。

　まあ、そんな感じに箱根のパワースポットで神様のありがたい力に真心達が触れる

といっても、俗な神様を見た後だといまいちありがたいのか疑いたくなるが。

そして箱根神社を早々に後にして真心達が次に行った場所が。

「おお～、これが海賊船、写真とっとこ」

「ここからだと、こっちとこっちに移動しますね、乗ってみます？」

「船はちょっと酔いそうですね」

「それじゃ別の場所行きましょっか」

　芦ノ湖には海賊船を模した遊覧船が航行しており、真心達も物見遊山でそれを見に来たのだが、菖蒲が船酔いしそうだという理由で乗るのは遠慮するので、写真だけを取る、現在いるのは箱根町港。写真もひとしきり取り終えると、バスに乗って別の場所へさて、真心達が次に向かったのは。

「箱根のそば、う～ん、つるつるのどごし最高！」

「不思議ですよね、そばの実が取れるわけでもないのにそばが有名だなんて」

「箱根は美味しいお水が取れるらしいから、蕎麦屋が増えたんですって」

「「ほへー」」

　二つほどめぐっていつの間にかお昼を周ったと言う事もあり、三人で蕎麦屋に入っていた、箱根はそばの実が取れるわけでもないのに、そばが有名だ。その理由は菖蒲も言った通り名水と呼ばれる水が豊富だからだ、ちなみに豆腐もその名水によって作られる事から有名だったりする。

　こうして真心達は二日目の箱根も飽きることなく堪能、満喫するのであった。

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