空のダンジョン計画①
「ゴブリンって、あれでしょ、緑色の肌してて頭がつるつるで鷲鼻の醜い怪物」
「真心ちゃんの中ではそうなんだね、でもゴブリンって色々伝承があってねその一つでは妖精って言われてたりもするよ」
ゴブリンはヨーロッパの民間伝承で登場する伝説の生物である。
そして、様々な伝承があるのも一つの特徴だ。
真心の言った通り、醜悪な姿をした性悪な悪魔や怪物として語られる事もあるが。
おふざけが好きで意地の悪いただ邪悪とは限らない妖精として語られたりもする。
空は後者のゴブリンを妖精の性質を持った物として召喚できるのではと提案したのだ
「なるほど、発想の転換って奴だね、さすが空ちゃん!」
「ですが、ゴブリンだけではやはり食事に困るかと、ピクシーのトレントのように何かしらの食料などを提供するなどが必要ではないでしょうか」
シスタの言葉に更に空は考えるように目をつぶり、思いついたのか真心にマモノの外見や特徴などどんな属性で作れるかを教える。
「なるほどなるほど、空ちゃんとしてはこうこうこんな感じを想定?」
「うん、場所はフェアリー達と離れた場所がいいよね」
「でも、あんまり遠いと移動がなぁ」
「では私が
「「
二人して首をかしげる、まあ簡単に言えば瞬時に別の場所などへ移動する能力だ。
テレビゲームなどをしていれば一度は聞いたことがある単語だと思う。
シスタの場合は一度言った事のある場所ならどこにでもいける、現在はこの島の何処にでも程度であるが、将来的には様々な所にいけるようになるだろう。
「それ採用で、ゴブリンと他のマモノが描けたら出発ね」
「うん!」「了解しました」
真心はシスタの案を採用してから早速ブックへ空の考えたマモノ達を描いていく。
数分後、マモノの絵を書けたのか二人にお待たせと声をかけながら早速ファストトラベルで目的地へと跳ぶ、場所はダンジョンからもそれなりに離れた一画。
「まずはウッドゴーレムを出してあげて土木工事から」
「前に召喚したままのウッドゴーレムを持って来ましょうか?」
「あ、おねがーい、後ダンジョン横の土を石と分けるように命令して一体残して」
「かしこまりました」
まずはウッドゴーレムを召喚して土木工事と思ったがシスタが前に召喚して今は
ダンジョン横の土と一緒に置物と化していたウッドゴーレムを持ってきてくれる。
そのウッドゴーレムに早速指示を出して、地下を掘らせていく。
「その間にこっちも召喚だね、召喚!」
ウッドゴーレムに指示が終わった真心が召喚したもの、それは
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