第41話 どうして・・・

何を信じたらいい??誰を信じればいい??・・・・・・・・・・・・・・・・・

こんな事が、頭から離れない。

仕事中も、身が入らず、混乱は続いていた。

昼休みも、ご飯も食べれず、更なる仕打ちが上司から告げられた。


「横井君、追加で、これとこれを、今月中まで作っといてくれ」


とてもじゃないけど、こんな数量なんて出来ない・・・・・・・・・

どうして、こんな勝手なことが言える!!!!!!!!

どいつもこいつも!!!!!!!

自分勝手にも程があるぞ!!!!!

すべてが嫌になってきた・・・・・・・・・・・


次の日・・・・・・・初めて・・・・・・無断欠勤をした・・・・・・・・・・・

とにかく、人間に関わりたくなかった。

人の気持ちを考える事が出来ない奴らばっかりで・・・・・・もう嫌だ・・・・・


車とかも少ない、林道へとバイクを走らせた。

走ってる間、少しは、嫌な事も忘れられる。

こんな事をしても、何も解決しないのは解っていたが、精神的にもう耐えられない。

もう、『うつ病』にかかってるくらいの、やるせなさだった。


山の頂上らしき所までたどり着き、少し景色を眺めていた。

夜に見たら、夜景が綺麗なんだろうな・・・・・・・

そんな場所でも、ひねくれた考えしかできず、

あそこには、バカな人間しか居ないと思っていた。


どこ行くわけでもなく、またバイクを走らせていた。

下り坂のカ-ブの途中で、タヌキ?なのか、動物がいきなりバイクの前を横切って慌ててブレーキを掛けた。


「あ・・・あぶな・・」


キィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ・・ガシャァァァァァン・・・・・・


そこからの記憶は、しばらくなかった。



翌朝の高校で、光武君が、クラスの違う私の所まで、慌てて駆け込んできた。


「一恵ちゃん、大変なことが・・・・・・・・・直が、事故った・・・・・・・」


「え?・・・・・・・・・・・・・」


「今、○○病院に入ってるんだけど、まだ意識が無くって・・・・・・・・・・」


「え・・・・・・・・本当に??・・・・・・・・・・・・・」


「とにかく・・・・・何か情報が入ったら、また言いに来るから・・・・・・・」


「い・・・・意識がないって・・・・・・・そんな・・・・・・・・・・・・・」


私は、どうしたらいいのか分からなかった。

とにかく、学校が終わったらすぐに、病院に駆けつけてみた。

でも、まだ、集中治療室なので、面会は出来ないと言われ断られた。


どうして・・・・・・どうして・・・・・


連休に遊びに行く予定もきまっていたのに・・・・・・・・・・

今は、目を覚ましてくれる事だけを、祈り続けていた。

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