本日も、ブルーの鍍金が空に消ゆ

作者 いっさん小牧

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★★★ Excellent!!!

(第二章ー14まで読んだ時点でのレビューです)

高校生の水村未央は、遠距離恋愛中との彼氏とのメールを楽しみにしています。
重度のシスコンである双子の弟や、とっても仲良しの両親。それに親友のえれおや理多、一方的に思いを寄せてくる不良の浦賀、「ヒトゴロシ」という謎の言葉を投げかけてくるノイといった、個性豊かな面々に囲まれて、いろいろありながらも明朗快活に毎日を過ごしていました。

しかし、あるときに衝撃的なことを思い出してしまいます。

「あたし、いったい、誰とメールをしているんだろう?」

そこから未央の推理が始まります――


ライトミステリーと銘打たれていますが、本格的なミステリを読んだ時のように、先の気になるワクワクを味わわせていただいています。
この物語は、ファミコンのアドベンチャーゲーム、とりわけ推理物を参考にしながら作られているそうです。そういえば、そのワクワク感に似てる……!
といっても推理もののファミコンは「さんまの名探偵」くらいしかプレイしたことがないのですが、怖々、ドキドキしつつ楽しんでいた子供時代を思い出しました。

名作推理ゲーム「かまいたちの夜」をも思い出しました。
あの「この中の全員が容疑者」「にこやかに話している人たちの誰かが秘密を持っている」という緊張感が大好きなのです……!

アガサ・クリスティや京極夏彦を読んでも、自力では全然トリックがわからずに、最後のネタばらしを見て「そうだったのかー!」と感激してスッキリするタイプの読者なので、このお話でもまだ真相にたどりつけていません(笑)
しかし! それがまた楽しいのです……!
「このワイワイ賑やかにしているメンバーの中に裏の顔を持つ人がいるかも……」とふと思う瞬間のドキドキがたまりません。

実力の確かな作者様なので、きっと納得のいく真相を見せてくれるはずです。
それまでは、未熟な頭をひねりつ… 続きを読む