第14話 新しいクラス

新しいクラスが発表され原田くんとも教室が離れ完全に1人の状況になった優だが優は最早1人の方が気楽だと実感し始め人間は窮屈だ。と考える様になった。


今教室では点呼が始まっている。

何と幸いに平野くんとは同じクラスではなかった。


新しいクラスの担任は高澤あき(たかさわ あき)、臨時で教育訓練だか何だかでこのクラスには副担任がつくことになった。

副担任の名前は、佐藤蓮(さとう れん)と言うらしい。


担任の先生は25歳、副担任の先生は23歳だそうだ。


先生と言うより兄と姉的存在というのが妥当だろう


正直このクラスに馴染める気がしない。


「ねねね!君が朝山優?」


何だ?

いきなり呼び捨てとか馴れ馴れしいな…

そう思いつつ横を見る。

わお、とても美女だ

可愛すぎる。


そんな女の子にまさか話しかけられるとは。


「そうだけど…」

「ふぅーん!そっか!」


なんだ?

人を舐め切る様な目で見てくるではないか。

そんな時相手が口を開いた。


「私は土屋優(つちや ゆう)って言うの!同じ名前だね!誕生日はいつなの?」

「4/6だけど…」

「えーー!今日なんだ!おめでとう!」


なんなんだこの子は。

元気すぎるだろう。

誕生日なんか聞いてどうするんだ。




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