第2話 人生7年目も残り半年
人生7年目も半年を過ぎもうすぐ8歳になる。
そんな頃私は今更になってとクラスメイトの誰しもが思うだろう。
私は今頃になって自分が虐められてると気付いたのだ。
気付いた理由はかなり単純な物だ。
自分と仲良くして居た女の子が急に話しかけてこなくなり私が話をかけても無視をされる様になったのだ。
だがそれだけでは納得、いいや、無視されていると理解ができなかったのだ。
何故ならその女の子は耳が悪かったからだ。
聴力障害者手帳を持って居たのだ。
だからきっと聞こえなかったのだろう。
そう思ったのだ。
だから私はいつも通り毎日話しかけた。
それだ。それだったんだ。
私がそんな事をしなければその女の子は虐められなかったし暴力を振るわれなかったのだ。
つまり私が話しかけ続けたせいで無神経だったせいで彼女は聴力障害で有る事を馬鹿にされ私の代わりに標的となってしまった。
そして障害者なのをいいことに暴力まで振るわれたのだ。
私はそれを知った瞬間から自分が周りに嫌われていること、入学式の次の日から虐められた事を知ったのだ。
入学式の次の日の私の机の上の水は水では無く前の席の虐めリーダーの男の子のツバだったのだ。
聴力障害者の女の子の名前は山岸笑美(やまぎし えみ)。
いじめリーダーの男の子の名前は平野和樹(ひらの かずき)。
平野くんが私の机に毎日唾液を吐いていた事、それを知らずに聴力障害者の笑美ちゃんに話しかけ続けた結果平野くんに虐められて居た笑美ちゃんの事。
全てを知った瞬間私はとある行動に出たのだった————。
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