第28話 概念の誕生 女神の本質

「この世界では本来という理でした。」

行動によって能力が上昇?


「例えば筋力を鍛えれば筋力が走っていれば足の早さが…」

うん、ゲームでいうとロ○サガぽいけど割りと普通の事だよね。


「そこにレベルという概念のが生まれました。」

…ゲームのデータが入り込んだからか。


「その事でという理が追加されたのです。」


「…つまり能力が上方法が変わったと?」


「そうですが元のように走ったりしても経験値が入るので大差は無いと言えますが…」

…二人は囮だけだったのに筋力(STR)上がってたけど?使ってた武器とかに依存するのか?。


「だからあんなに痛みがあるのか…」


「少しずつなら痛みは無いはずなんですけどね…」


「…まあパワーレベリングしたからな…」


「普通の方達は寝ている間に能力が上昇するようになっていますがあまり上昇量が多過ぎて朝までに処理できなったようですね」

女神様はログぽいものを見ている。


「じゃあ俺のレベルが下がったのは…」


「はい…元々レベルの概念の無い世界だったのでレベルは1からとなりました。」

レベル依存のスキルとかは無かったはずだから別に問題は無い…逆にステータスポイントの二重取りしてるような感じになってるのが気になるが…


「ではステータスが統合されてるのは?」


「それがですね…ユウト様を転生させた時に少し困ったものがついてきまして…」


「困ったもの…?」


「ユウト様…この世界で倒したこれについてこ存じですよね?」

メニューの画面のように空中にヘルモスと森狼の画像が浮かぶ。


「…まさか!?」


「ゲームのデータからユウト様を作り出した時にボスモンスターも一緒に読み込んでしまって…」

涙目で訴えるが……この女神様大丈夫なんだろうか?


「…それでそのボスを倒す為にこのステータスだと?」


「はい…お願いします。なんとかしてください…」

再三の土下座…そんなに繰り返すと安くなるよ?



「…わかったよ…しょうがないな…」


「ありがとうございます!ユウト様いや、勇者様!」

…勇者?

「では何かチートスキルを…」

チートスキル…もしかして…


「アルマーナさん…あなた俺のスマホに入ってた電子書籍読みましたか?」

あえて女神とは言わなかった。


「……」

女神は目を反らした。


「…読んだんですね?」

回り込み正面にまわる。


「だって面白かったんだもん!」

もんってあんた…

思ったよりも駄女神かも知れない。

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