第17話パーティー結成

「なるほど…昨日のは魔法で変身してのですね…」

メニューとかキャラ変更を説明する訳には行かないので全部魔法という事で誤魔化した。


「じゃあ昨日のは剣術じゃなくて魔法だったんですね!道理で出たり消えたりしてると思った!」


…出たり消えたり?

縮地と攻撃速度+1000の力か?


<縮地>

バトルスキル

近接攻撃するとき相手の近くに転移するパッシブスキル

飛べる距離はスキルレベルに依存する。


「ええ…まあ…」

リリスの姿に戻り質問に答えるを誤魔化す

「昨日はありがとうございました!」

「した!」

二人は揃って頭を下げる。


「え?あ、はい」

急に頭を下げられビックリし変な返事をしてしまった。


「昨日助けてもらえなかったら私たち生きて無かったです」


「だからこれからは誰かを助けられるハンターになろうって…」


だからお、私を誘ったのか。


「あの…私たちとパーティーを組んで貰えませんか?」


「クレア…あたしたちでは足手まといよ…」


「…」

確かに足手纏いではあるだろうがリリスは後衛しかもサポートスキル持ちなのだ。まあ運にステータスを割いたキャラだったので攻撃力の底上げのためが大きいのだが…

それにここまで秘密を見られた(←自業自得)奴等を野放しにしていいのかという問題が浮上してくる。


「わかりました組みましょう!」

「「!」」


「ただし、私の能力については他言無用ですよ」


「うん!」

クレアがうなずき手を握って来る。


「もうしょうがないわね…」

とそこにセレスが手を添える。


「よし!パーティー『マジシャンズナイツ』結成!エイエイオー!」


「「エイエイ…ってちょっとまて!」」

セレスと 私の声がハモった。


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