第13話 森林の王狼
「今度は
チュートリアルのヘルモスその次に戦うボスそれが森林の王狼…通称グリーンウルフ
まさかゲームのストーリー通りにボスが出てくるのか?と思ったがよく考えるとおかしい。
門番の話では最近目撃情報があったと言っていた。つまり昨日現れたヘルモスより先に見つかっていたという事である。
ヘルモスが先に現れていたのに気がつかれなかったという可能性も考えたがレオンがヘルモスから逃げてきたのは町の方角からだったのにもかかわらず町での目撃情報が無かったのでそれも少ない。
「まあ俺が何でここにいるのかが一番分かんないだがな…」
「ガルル…」
おっといけない相手が最弱のボスだからといって気を抜きすぎた。
森林の王狼…ゲーム時最初にプレイヤーがまともに戦うボスである。つまりレベル1で戦うボスなのである。
「とりあえず考えるのはあとにしよう…」
<スマッシュ>!
怯ませ動きを止める。
「森狼は角を斬らないとダメージが入らないっと」
動きを止めた森狼の側面に回り込み角を切り落とす。
「グァア!」
と悲鳴を上げたが気にせずそのまま首を落とす。
「ドシーーン!」
と巨体が倒れそして消え去った。
やっぱり弱い…迫力はスゴいんだけどな…
ストレージには
森狼の牙
森狼の爪
森狼の毛皮
森狼の肉
森狼の核石
が入っていた
ちなみにゴブリンの方は
ゴブリンの牙は65個
ゴブリンのメダルは60個
ゴブリンリーダーの角
ゴブリンリーダーの牙
が入っていた
ゴブリン65匹もいたのか…
牙を10個取り出すと隠れていた二人に渡す。
「お前達の獲物だったからな分け前だ」
「え、いや…助けてもらった上にポーションまでもらったのに…」
と足を怪我していた方が言っていたが
「ありがとうございます♥」
ともう一人の方が受け取っていた。
「ちょっ!クレア!」
「いいじゃん!くれるって言ってるんだから!」
ポーションを飲んで元気になった二人は牙を返す返さないで追いかけっこをしている。
「まあ周りのゴブリンは狩り尽くしたから大丈夫だろう…」
そんな二人を置いて町へと帰るのだった。
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