第781話 2021/12/3 忍者とか

 本日は4時半起き。現在外気温は8℃らしい。寒い。天気予報ではまあまあ好天に恵まれる模様。昨日届いた安物のUSBメモリでReadyBoostを試してみたのだが、デスクトップPCは確かに心持ち動作が速くなった。あまりの速さに驚愕する、なんてことはないものの、普通に使えるレベルにまではなっている。デスクトップは主にバックアップ用で創作活動にはメインで使用していないとは言え、速いに越したことはないのだ。

 ところで虫けらはどこに出しても恥ずかしい転載厨であり、一時期7~8箇所ほどの小説投稿サイトなどに手を広げていたのだが、最近はあまりに面倒臭くなって、カクヨムとなろう、アルファポリスの3つ以外は全てやめた。無意味なストレスがなくなって大変によろしい。しかし今朝、にゃべ♪さんの近況ノートを読んで気が変わった。「これはステキブンゲイとノベリズムも攻めないかんなあ」と。少しでも金の匂いのする方向へ進むしかないからな。当分は5正面態勢で進んでみよう。

 虫けらのような捻くれたヤツには、最近のSNS化した小説投稿サイトはいささか息苦しい。作品を読んでいただけることは大変に嬉しいし、twitterで作品のツイートをした際、リツイートしてくれると、これまた嬉しい。だが、だからその人のツイートもリツイートしなくちゃならんとか、その人の作品を読みに行くとか、そういうルールやマナーがあるのかどうかすら知らないものの、何かそういうのがありそうな空気が苦手である。もちょっと書く事に徹したいのだ。

 そんな訳でステキブンゲイとノベリズムに登録した。時間を見て作品を放り込んで行こう。さあて、長い前置きはこの辺でいいか。そろそろ6時半だ。朝飯食ってからここを書こう。相変わらずネタがないけどな。


 アメリカ人は「Hey」と声をかけるカウボーイで、中国人は「アル」と語尾に付けるカンフー娘。古典的なステレオタイプのキャラクター付けである。ステレオタイプは差別的だと毛嫌いされることも多いのだが、伊達にステレオタイプになっている訳ではない。これを使うと本当に簡単に、最低限の情報でキャラクター付けが可能なのだ。もう極めて便利。困ったときには実に頼りになるのがステレオタイプであると言える。

 では海外における日本人のステレオタイプとはどんなだろう。大昔はカメラを抱えたメガネの出っ歯だったが、さすがにいまそれは難しい。目が細くて吊り上がり、空手か柔道をやっている、というのもあまり見なくなった。それに変わって広がってきたのが忍者だろう。ショー・コスギのB級忍者物映画が流行ったおかげで模倣作がボコボコ生まれ、やがてティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズで決定的になった感がある。

 たまにテレビなどで「世界に影響を与えた日本の○○」みたいな番組を見ると、映像作品ではゴジラばかりが出て来る。確かにゴジラの影響は無視できない巨大なものではあるが、それと同等か、場合によってはそれ以上のインパクトを世界に与えた日本発のモノが「ニンジャ」ではなかろうか。もし将来アベンジャーズ的な映画に日本人キャラクターが出て来ることがあれば、ほぼ間違いなく忍者になるに違いない。

 忍者物の漫画作品といえば、虫けらの世代は「サスケ」「カムイ外伝」など白土三平氏の作品か、横山光輝氏の「仮面の忍者赤影」、つのだじろう氏の「花のピュンピュン丸」などが出て来る。

 これらの作品の中で、白土作品が王道忍者物で、赤影は傍流であるかのような意見を耳目にすることがたまにあるが、それは間違いと言っても良いのではないか。そもそも忍者が創作に頻繁に登場し始めたのは江戸時代であり、そのときはいまのハリウッド作品同様、魔法的な能力を駆使する超人であった。スパイや破壊工作員としての側面を前面に押し立てたりはしていなかったのだ。そこに端を発する流れの中に忍者物というジャンルはある。したがって赤影や後代の「NARUTO」、小説なら山田風太郎氏の「伊賀忍法帖」などが本来忍者物の王道であり主流、リアリズムにこだわった白土作品こそが傍流であると言えよう。無論、それと面白いかどうかはまったく関係がない。

 昔ショー・コスギのニンジャ物がアメリカでブームになった頃、テレビで「ニンジャは現代でも実在するか」という話を真面目に議論しているアメリカ人を見て苦笑した記憶があるのだが、もしかしたらこの21世紀でも議論は続いているのかも知れない。

 今年の10月、アメリカのカリフォルニア州で、陸軍の特殊部隊の隊員が忍者姿の男に刀で斬りつけられるという事件があった。このとき虫けらは頭を抱えたものの、「まあ忍者になりたがるヤツなんて、さすがにアメリカ人くらいだろうなあ」と思っていたのだ。しかし。

 2日、映画「シェルブールの雨傘」で有名なフランス西部の都市シェルブール近郊で、忍者の格好をした36歳の男が女性の警察官2人に刀で斬りつけたらしい。しかし別の警官に発砲され、男は重傷を負って病院に運ばれたとのこと。

 何でもこの男、直前に女性から車を奪って逃走、ガソリンスタンドの看板に衝突して車を降りたところに追跡してきた女性警察官がやって来たのを見て斬りかかったらしい。まったくフランス人もかよ! しかし行動が派手だな。忍者なら忍んではどうだ。そもそも忍者なら車を奪わずに夜の町を走ってくれ。文化の盗用などと言うつもりはないし憧れるのは構わないが、薄っぺらいにも程がある。もうちょっと徹底してもらいたいところ。


 今朝、山梨県大月市で震度5弱の地震が発生した、と書こうとしたら、うちの家がグラグラとかなり長く揺れた。和歌山県御坊市で震度5弱の地震だそうだ。震源は紀伊水道、マグニチュードが5.4、震源の深さは約20キロ。うちの近辺は震度3であったらしい。

 まあ日本だからな、さすがに震度5弱程度では大震災にはならない。土砂崩れくらいはあるかも知れないが、「怖かったねー」で終わるのではないか。


 日本語の世界では昔から、嘘から真が出たり、瓢箪から駒が出たりするものではあるが、実際に嘘から本当のことが出たりするケースはまずない。どのくらいないかと言えば、瓢箪の口から馬が出て来るレベルでない。つまり絶対にないと言ってもいいレベルの話である。

 さて「飲むだけで痩せる」「シミが消える」といった体形、肌など見た目のコンプレックスを煽り、実際の効果からかけ離れた誇大な効果を謳う化粧品や健康食品のネット広告について、日本広告審査機構(JARO)にクレームが殺到しているのだそうな。どうでもいいが、JAROは公共広告機構ではなくなったのだな。

 それはさておき、クレームの内容は「不快だ」とか「差別を助長する」などであるそうだが、こういう外見のコンプレックスを煽り立てるような広告は大手IT各社が排除に動いているらしい。まあ、確かに不快な広告はない方がいいのだろう。

 ただ思うのだが、これが本当に飲むだけで痩せたり、本当に綺麗さっぱりシミが消えたりするのなら、ここまで問題になったりはしないのではないか。基本的にインチキだから問題になるのだ。つまりインチキ医療は広告を出せなくすれば、不快な広告も減るように思うのだがな。臭いニオイは元から絶たなきゃダメ。


 本日はこんなところで。1日2回の震度5弱は、さすがに何か嫌な気がする。何もなきゃいいんだが。

 昨日は2000文字。そこそこ頑張れた。さあて、それでは余所のサイトに小説を投稿してこようかな。

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