第734話 2021/10/17 ニンジンとか
本日は11時起き。さっぶ。朝方は14℃まで下がったらしい。ちょっと前に暑い暑い言ってたが、ここまで一気に涼しくならんでもいいのに。鳥部屋は昨夜から暖房を入れているのだが、人間部屋はどうということもないだろう、と思っていたらマジ寒かった。慌てて長袖のジャージを引っ張り出した次第。
味の好みというものは年齢と共に変化する。タマネギ、ピーマン、ゴボウ、ニンジン、シイタケ。どれも虫けらが子供の頃大嫌いだったものばかりであるが、現在この中で食べられないのはシイタケだけだ。あとは全部好物になっている。
タマネギは焼き飯にカレー、その他適当に作る煮物にとにかくぶち込めば甘くて美味しいし、ピーマンは肉と合わせて火を通せば苦味が心地良い。ゴボウはおでんのごぼ天から入ってきんぴらで目覚めた。そしてニンジンはしりしりを作ったり、おでんの残り汁で煮たりすれば大変に美味い。特にゴボウとニンジンの土臭さは癖になる。
何で子供の頃はこの旨さが理解できなかったのか。まあ人間という生物の構造的欠陥なのだろうが、何とももったいない。子供の舌でもこれらの味が受け入れられたら食生活ももっと豊かになっていただろうに。
この中で虫けらが一番最近旨さを理解できたのはニンジンである。ニンジンも歴史の長い野菜で、その原種は昨今話題のアフガニスタンに自生するという。10世紀頃に東西に伝播し、日本には中国から室町時代に入ってきた模様。βカロテン、カリウム、食物繊維などを豊富に含み、抗がん作用や免疫賦活作用もあるらしい。どこまで期待できるかは知らないが。
慣用句として「馬の鼻先にニンジンをぶら下げる」という言い回しがあるものの、馬がニンジンを食べるとは限らないそうだ。ニンジンのような固い物を好まない馬も多いらしい。まあ虫けらだって生のニンジンは食いたくない。野菜スティックにして食う人もいるらしいが、とても美味いとは思えないし、漬物にしてもあの固さは受け付けない。やはりニンジンは火を通してホクホクにしないと。火を通せば馬も食うだろうか。
さて「子供1人当たり10万円給付」を政権公約に盛り込むと主張して、有権者を困惑させている公明党であるが、「マイナンバーカード普及促進のためにマイナポイント3万円分付与」も公約に盛り込むらしい。報道では岸田首相も乗り気だそうだ。
まあ別に構わないとは思う。思うのだが、この程度のニンジンをぶら下げただけで国民がこぞってマイナンバーカードを取得するかと言われると、いささか疑問に思うところ。確かに3万円はデカい。でもな、先般の5000円のマイナポイントでもたいした普及促進にならなかった。それは金額が低かったこともあるが、手続きが煩雑に過ぎたことが一番大きな理由である。
実を言えば、虫けらも5000円のマイナポイントを受け取らなかった。アレは面倒臭いにも程がある。て言うか、本当に普及を促進したいのなら、ポイントじゃなくて現金で3万円配れば良かろう。「マイナンバーカードを作ってくれた人全員に3万円プレゼント!」なら、ポイントよりも普及すると思うのだが。政府の支出額はたいして変わらないと思うのに、何故そうしないのかは理解に苦しむ。
て言うか、マイナンバーカードは社会のデジタル化を推進するために必要なのではなかったか。だったらマイナンバーカードが普及してからデジタル化する、みたいな泥縄方式ではなく、まず諸手続のデジタル化、ワンストップ化を実現してから「さあマイナンバーカードで便利な生活を!」と言えばいいのに。作っても使い道のないマイナンバーカードなら作らなくてもデメリットがない。政府は明らかに順番を間違えているのだ。
ニンジンをぶらさげたからといって、必ずしも馬が走る訳ではない。その馬がニンジンを食べたいか、そのニンジンが美味いかどうかなど、事前に調べておくことは少なからずある。わかりやすさも大事ではあるが、もう少し知恵を出す工夫も必要なのではないかと思う次第。
都民ファーストの会から派生した国政政党「ファーストの会」は15日、衆議院議員選挙から撤退すると表明した。撤退と言うより敗退と言った方が良くないか。そもそも何のための国政政党なのかすら説明出来なかった意味不明な集団である。戦う前に負けるのは当たり前であろう。「悪名は無名に勝る」とは言うが、こういう悪名は無名以下である。次の都議会選挙を待つまでもないのかも知れない。
メタノール入りの密造酒で18人が死亡したという。またインドか、と思ったらロシアであった。いま貧困層が増えているロシアにおいては、ウォッカは庶民の手の届かない酒になっているらしい。かつてヘアートニックや不凍液まで飲んでいたロシア人であっても、さすがにメタノールには勝てなかったようだ。
て言うか、いい加減メタノール(メチルアルコール)という名称を何とかすべきではないか。エタノール(エチルアルコール)の仲間だと思ってしまう者が出て来るのは、ある意味当然だと思う。もっと毒々しい名称に変えねばこの手の事件は防げないだろう。
ロシアは自国内だけで通用するローカルルールの強い国である。「ロシア産の発泡ワインをシャンパンと呼んでシャンパーニュ産の物はシャンパンとは呼ばせない!」てなルールがまかり通る国なのだ。メタノールの名称を変更するくらい難しくないような気がするのだけれど。
短いが、本日はこんなところで。はあ、疲れた。脳がくたびれ果てている。11万6700文字までは何とか来れたが、そこで詰まってしまっている。あと3300文字か。何かいいアイデア思いつかないものかなあ。
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