第655話 2021/7/30 小ネタ集

 本日は11時起き。いろんな事を忘れていろんな事を間違える、トンチンカンな一日の始まり。こんなに寝ても寝惚けているのか、もしくはこんなに寝たから寝惚けているのか。何もかもが思うように進まない。やれやれ。

 そんな訳で本日は小ネタ集。始まり始まり。


 磁石の力で様々なパーツと合体する巨大ロボが、女王ヒミカ率いる邪魔大王国のハニワ原人と戦う、という設定だけでお腹いっぱいになるためか、ネタ作品として扱われるケースの多いのが「鋼鉄ジーグ」であるが、この作品の明確なテーマが取り上げられる事は少ない。

 主題歌「鋼鉄ジーグのうた」の一番最後、3番のラストはこんな歌詞で締めくくられる。「科学の力だ鋼鉄ジーグ」。そう、鋼鉄ジーグは科学の象徴。そして対する邪魔大王国はオカルトの象徴である。つまりこの作品は「科学こそがオカルトを打破する」というメッセージを高々と掲げているのだ。科学が希望に満ちていた時代の作品の特徴だとも言えるかも知れない。

 ちなみに鋼鉄ジーグは1975年放送、その2年前の1973年には「心を忘れた科学には幸せ求める夢がない」のミクロイドSが放送されている。当時の人々も決して科学に対して全幅の信頼を置いていた訳ではないのだ。それでも科学に夢を見られた、夢を託したかった、そんな時代だったと言えるのだろう。

 日本時間の昨日29日、国際宇宙ステーション(ISS)に新しいロシアの宇宙実験棟「ナウカ」がドッキングした。ナウカとはロシア語で「科学」を意味する。正直言ってロシアという国は大嫌いであるが、それでもロシアの科学力は人類の希望となり得ると思っている。科学の力で未来に向かうための光を灯してもらいたいと願う次第。


 29日、福岡県中間市の保育園の送迎バスの中で5歳の園児が死亡した。帰りのバスから子供が降りてこないという母親の問い合わせで、朝迎えの際に使用したバスの中を確認したところ、園児が倒れていたという。すぐに病院に運ばれたが死亡が確認された。死因は脱水症状などと見られている。

 こういう事件は初めてではない。全国でこれまで何度も起きている。何で対策をしないのか不思議でならない。幼稚園バスなどさして広い訳でもあるまいに、運転手が降りる際にざっと中を確認すれば良かろう。何故危機感が持てないのか。何故他人事に思えるのか。結果的に支払う代償と比べれば、たいしたコストではないと思うのだが。


 和歌山県で、いわゆる「紀州のドンファン事件」が起き、資産家の妻が逮捕されたりしたのだが、今年4月、その捜査のために上京した和歌山県警捜査1課の巡査部長が、都内の駅で女性を押し倒してケガをさせ警視庁に逮捕された。調べに対し、「女性を盗撮しようとしたことに気付かれトラブルになった」(産経新聞)と供述している模様。

 昔から「ミイラ取りがミイラになる」のはありがちな話なのだが、何と言うかまったくもって情けない。ただひたすらに情けないとしか言いようがない。県警の捜査1課って、かなりのエリートであろう。和歌山県警のメンツ丸潰れではないか。虫けらは和歌山県民ではないが、何とも腹立たしい。


 先般ホストタウンの大阪府泉佐野市から姿を消して騒ぎになったウガンダのオリンピックチームのセチトレコ選手が、ウガンダに帰国したと同時に詐欺容疑で逮捕拘束された。ウガンダ当局はAFPの取材に対し、

「セチトレコにはそもそも代表団に入る資格がなかったと聞いている。よって警察は、代表団に加わった経緯や彼の行動の背後にいる人物について明らかにしようとしている」

 と述べているが、いささか胡散臭さを感じないでもない。こういう国だから脱出したかったという可能性もある。真相はいまだ不明だが、なるべく穏便に事を済ませてもらいたいところ。


 28日、中国の王毅国務委員兼外相は、天津でアフガニスタンの反政府武装勢力タリバンの幹部と会談し、アフガニスタンの和平などについて意見交換を行った。いろんな思惑が絡んでいるのだとは思う。アメリカのメンツを潰す事もその一つだろう。だがやはり一番大きいのは、アフガニスタンと国境を接する新疆ウイグル自治区の独立派組織「東トルキスタン・イスラム運動」(ETIM)だと思われる。

 王毅氏はこの会談で、

「ETIMなど一切のテロリスト組織と徹底的に一線を画することを望む」(産経新聞)

 とタリバン側に要求している。これは補給路を断つと同時に、ETIMがイスラム教徒のために戦う勢力ではない「ただのテロリスト」だとタリバンに認めさせる狙いがあったのではないか。イスラム世界におけるタリバンの影響力がどの程度なのかは想像できないが、もしタリバンが公式に「ETIMはテロリストだ」などと発言したら、一気に情勢は厳しくなるかも知れない。

 大変に腹立たしいが、中国の外交力は日本など話にならないレベルである。そしてその背景には経済力と同時に、核兵器を始めとする軍事力がある。力のない者の言う事など誰も聞きはしないのだ。日本政府に向かって「外交で問題を解決しろ」と事あるごとに言う人々がいるが、日本に外交力を求めるのなら、相応の軍事力を保有させるべきである。張り子の虎では外交の助けにはならない。


 ほんの1年前、いやまだ1年経ってないくらいかも知れないが、ちょっと前まで虫けらはソシャゲに月当たり1万円以上注ぎ込んでいた。しかしいまではソシャゲに金を使うなどまったくなくなってしまった。それは懐事情を考えれば正しい判断なのだが、いささか寂しい気もする。

 コンシューマー機もWiiしか持っていないし、新しい機械を買いたいとすら思わない。もうゲームという文化から完全に身を引いてしまっている。若い頃は寝る間も惜しんでのめり込んだのだけれど。

 さて28日、北海道警は30歳の会社員の男を暴力行為等処罰法違反の疑いで逮捕した。調べによると男は24日午後6時30分頃、ゲーム中に娘が「遊ぼう」と言ったのに腹を立て、娘を怒鳴りつけた。これを妻がかばったところ、妻に手に持った包丁を示しながら「殺してやる」などと脅迫、さらに顔面への平手打ち、頭突きなどの暴行を加えたらしい。

 男は一部容疑を否認しているとの事だが、何というかかんというか。まあ、おそらくはゲーム以外でも腹が立ったら家族に暴力を振るっていたのだろうな。にしても、だ。娘に遊ぼうと言われて嬉しくないものなのかね。ゲームくらいで腹を立てるようなヤツが何で結婚なんかしたんだ。どう考えても腹の立つ事の方が多いだろうに。そこまで後先考えられないのだろうか。まったく意味がわからん話。


 本日はこんなところで。短期記憶が維持できない。ついさっきやったばかりの自分の行動をバンバン忘れる。やれやれ困った。

 昨日は「何も知らない大賢者様」を更新して、ミステリーは2200文字ほど。まあまあ頑張った。何とか今日も頑張りたい。忘れなければの話だが。

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