第545話 2021/4/11 本日休業

 本日は4時起き。犬を飼い始めてから朝が早いが、無論これがずっと続く訳ではない。今はまだある種の緊張感があるのでパッと目覚められるものの、いずれ疲れてくれば起きられなくなるだろう。先の展開を読むのは容易である。ただそれがどのタイミングで起こり、どの程度コントロールできるかがまったく不明なのは困った話。


 外は晴天で暖かく体調も良い。ややあちこち痛みがあったりはするが全体としては軽い。何も考えなければ心も軽いだろう。しかしまあ、実際のところ何も考えないという訳にも行かない。先々の事を考えると気分が塞ぐ。鳥や犬といった心のよりどころがなければ、とっくに潰れているだろうと思う。無尽の智力と無限の財力があればこんな思いはしなくて済むのだが、生憎とどちらも持ち合わせてはいない。この先どうなるのだろうな。


 先々と言えば、学校に行かない子供がときどきネットの話題に上がる。虫けらは学校が大嫌いであったので、行きたくない気持ちは痛いほど理解できるし、どうしても行けないのなら命をかけてまで行く必要はないと思う。どう考えてもそこまで重要な場所ではない。ただ、学校に行かないのを正しい事であるかのように子供に吹き込む親はクズでありクソである。


 人間は様々な体験を共有しながら社会を作る生き物だ。スタンドアローンでは生きて行けない。学校の授業で何も学べなくとも「学校を卒業した」という体験を共有しているだけである程度の信頼を得られる場合もある。学歴とは本質的にそういうものだ。子供が将来大人になって、社会の中で他人と関わりながら生きて行かねばならない現実を正面から見つめるのなら、なるべく他人と同じ体験を共有させるべきであろう。学校に行かないのをカッコイイ事であるかのように扱うのは親として無責任であるし、子供に対する実質的な虐待である。親には厳罰が与えられてしかるべきだと考える次第。


 さていつの間にやら新型コロナの感染者数で日本のトップを爆走している我らが大阪府であるが、虫けらの住む近辺にはそんな緊張感はない。うちの市の昨年から現在までの累計感染者数は374人、昨年よりはやや増加傾向にあるとはいえ、まだ1日あたりの増加数はもっとも多い日で10人だ。市の人口はいま8万4000人ほど。累計感染者数が人口の1割に達するまでにあと何年かかるだろうか。


 各メディアのニュースではまるで大阪府全体で感染爆発が起こっているかのような取り上げ方だが、実際のところ大阪市周辺と堺市など人口密集地を除いた地域では、そうたいして困った状態にはなっていないのではないか。まして家から出ない虫けらであるから、ほぼどうでもいい事態であると言って良い。いささか不謹慎であろうとは思うものの、正直新型コロナの蔓延より小説が書けない事の方がよっぽど重大な問題なのだ。ここで新型コロナの話題をあまり取り上げないのも他人事だからである。もう少し深刻になった方がいいのかなと思う事もあるが、なかなかそうも行かないのが現実。まだ対岸の火事だからな。


 ユニクロの柳井氏が「ウイグル問題は政治問題」と発言して株価が急落したりフランスで訴えられたりしている。らしくないというか、随分と目端の利かない事であるな。もはや落ち目か。結局いまの商売は、商品だけではなくイメージを売らざるを得ない。都合の良い「中立」など通用しないのだ。数字だけを追えば、いずれ人間は離れて行く。中国の市場は巨大だし旨味もあるのだろうが、少々近視眼的になっていないだろうか。まあユニクロが潰れたところで虫けらが困る訳ではないので、別に構わないっちゃ構わないのだが。


 今日は午後から用事があるのでここは休み。と言いつつ結構書いてしまったが。昨日は500文字ほど。じわりじわり進んでいる。集中力が維持できないのが困ったところ。何とか今日も頑張ろう。

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