第540話 2021/4/6 小ネタ集

 本日は9時半起き。曇天。頭が重い。

 昨日はメジャーリーグで大谷翔平選手が、投手兼2番打者として試合に出場していた。初回の打席にホームランを打っている事も情報として耳に入っていたのだが、試合は見ていなかった。で、飯を食おうと思ってなにげなくテレビをつけたらその試合が放送されていて、直後に大谷選手が暴投、あれよあれよという間に点が入ってしまい、思わずテレビを消してしまった。

 いや、わかっている。別に虫けらが見たから暴投した訳ではない。そんな特殊能力がこの世に存在するはずがない。オカルトもいいところだ。わかってはいるのだが、何か申し訳なくなってしまって、1日落ち込んでしまった。そら鬱にもなるわな、という感じ。

 そんなこんなで本日は小ネタ集。始まり始まり。


 北朝鮮体育省のウェブサイトによると、北朝鮮オリンピック委員会の総会が3月25日にオンライン形式で開かれ、その場で東京オリンピック不参加が決められたのだそうだ。「新型コロナウイルスによる世界的な保健危機の状況から選手を守るため」(時事通信)らしい。

 北朝鮮を擁護するつもりはないが、妥当な判断だろう。そもそも北朝鮮は新型コロナ感染者がゼロだと主張している。もし本当にゼロなら、わざわざ外国にウイルスをもらいに行くような真似をするのは馬鹿げている。そしてもし感染者ゼロが嘘なら、日本に入国する際の検査で感染者が見つかる可能性がある。どっちに転んでも北朝鮮政府の威信を傷つけるに違いない。そこまでしてオリンピックに参加する意味が北朝鮮にあるとも思えない。なら不参加は当然であろう。

 オリンピックを通じて日朝会談や南北会談が行われるチャンスだったのに、みたいな事を書いているメディアもあったが、何で北朝鮮相手にそんな夢が見られるのか不思議でならない。ある種の正常性バイアスだろうか。


 先般東北新社が外資規制違反で子会社の衛星放送事業の認定を取り消される事になったが、その際フジテレビを傘下に持つフジ・メディア・ホールディングスも違反状態にあったのではないかとの疑惑が浮上していた。5日、フジMHの社長がこれを認めた。2014年9月までの約2年間違反状態にあったという。

 現在は適法であるとの事だが、朝日新聞の取材に対し、「当時公表しておけば良かった。甘かった」と述べている模様。

 さて、これどうなるんだろうな。虫けら個人としてはフジテレビの放送免許が取り消しになっても別に困らないのだが、社会に与える影響は大きいだろう。とは言え東北新社はアウトだがフジテレビはセーフとするには、世間が納得するだけの根拠が必要とされる。総務省も大変だ。

 あと日本テレビを傘下に持つ日本テレビホールディングスも、外資比率が規制違反となっている疑いが持ち上がっている。日テレはこのフジの発表をしれっと報じているが、自分とこはどうなんだ。まあ、日本テレビも別になくても困らんのだが。


 先般システムトラブルが連続して起こったみずほ銀行を傘下に持つ、みずほフィナンシャルグループの社長が5日、今後の対応策を発表したのだが、その会見の要旨を一言で言えばこうである。

「日立が悪い」

 まあ、日立も悪いのだろう。だがその悪い日立のシステムを何も言わずに使い続けた責任はみずほにもある。グループの中にシステムを理解できる人間が誰もいなかった訳でもないだろうし、日立の方が圧倒的に強い力関係だった訳でもないはずだ。何故システムトラブルを予見できなかったのか。そもそも基幹システムを日立、富士通、日本IBMの3社に担わせたのはみずほである。各社がバラバラに開発しているのだから一貫性のないシステムになるのは当然と言える。

 今回たまたま日立が担当した部分にトラブルが生じたが、おそらくこのままなら、いずれIBMの担当箇所や富士通の担当箇所にもトラブルが生じる可能性がある。そのときどうするのだろう。また「あいつらが悪い」と言うつもりなのだろうか。

 去年の10月に東証でシステムトラブルがあったとき、東証は社長が引責辞任したものの、「富士通が悪い」とは言わなかった。それが絶対的に正しいと言うつもりもないが、まあ格の違いというかレベルの差を感じるところである。


 その引責辞任した東証の社長であるが、東証子会社の社長として採用されたそうだ。どうしても手放したくないほど有能なのだろうな。羨ましい限り。


 昨日書いた三重県議会議員の馬鹿はブログから個人情報を削除した模様。「周囲に迷惑がかかる」から、というのが理由らしいが、どうせ誰かに怒られたのだろう。誰かに言ってもらわなければ、自分の頭で判断すらできないというのも情けない。そしてこれだけ報じられているのに知らん顔を決め込んでいる自民党本部も同じく。まあここしばらくは上手い事行き過ぎたのだ。次の選挙では多少痛い目を見てもやむを得まい。


 トルコやブルガリア、ルーマニア、モルドバ、ウクライナ、ロシアなどが面する黒海から地中海に抜けるには、トルコ領内にあるボスポラス海峡を抜けてマルマラ海に入り、マルマラ海の西にあるダーダネルス海峡を抜けなくてはならない。この経路を通過する商船の航行の自由や軍艦の制限などを定めたのが1936年に結ばれたモントルー条約である。

 さて先月の事、トルコでは「イスタンブール運河」の建設計画が承認された。これはボスポラス海峡の西側に黒海とマルマラ海を結ぶ巨大な運河を建設する計画で、エルドアン大統領が推し進めてきたものである。しかしこれにトルコ海軍の退役した元提督などが公開書簡で懸念を表明した。モントルー条約が骨抜きになってしまうというのだ。

 確かに、モントルー条約は海峡を通過する船に対する条約であるから、運河は縛られない。仮にトルコがどれだけ巨大な軍艦を建造しても、ボスポラス海峡を通過しないのであれば制限は受けないのだ。これはトルコにこの地域で軍事的優位をもたらすアイデアのようにも思える。ただし、トルコに敵対する国が現れれば、この運河を攻略目標と設定するだろう。進んで災いを呼び込む事にもなりかねない。

 公開書簡ではモントルー条約を、「トルコの国益を最大限に守る」(AFP)ものだと評価し、その意義が薄れる事を懸念している。しかしこれがエルドアン大統領の怒りを買った。

 書簡に署名した退役将校10名に逮捕状を出し身柄を拘束、4名に警察への出頭命令が出される事態となった。「実力と暴力を行使して憲法に基づく秩序を排除しようとした」(AFP)疑いが持たれているとの事。当局は、クーデターの呼びかけにも等しいと述べている模様。

 何か気に入らない事があれば、すぐクーデター扱いだな。どうにも息苦しい国だと思う。まあトルコ人がそれでいいと言うのなら、別にそれでもいいのだろうが。

 

 本日はこんなところで。昨日は1行書けた。書けたうちに入らないかも知れないが、とりあえずキーボードは叩いたのだ。きっと今日につながってくれるに違いない。何とか少しずつでも頑張ろう。

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