第486話 2021/02/11 本日休業

 本日は10時半起き。昨日の反動、わかりやすい。自由律俳句か。昨日はスーパーの弁当を食べたのだが、いま弁当ってどこも上げ底なのだな。ここんところセブンイレブンが槍玉に挙がっているが、スーパーの弁当もあまり褒められたものではない。量を減らすのなら上方投影面積を小さくしてくれると助かるのだが。無駄に幅があると電子レンジの中で回らなくて面倒臭い。


 しかし困ったね。週に1回くらいはやって来る、恒例「ネタはあるのに何も出て来ない状態」である。もったいないくらいネタはあるのだがな、明日に回すか。出て来ないときには逆立ちしたって出て来ない。早々に諦めるしかない。


 アニメとか映画とか舞台演劇とか、いわゆる総合芸術では役割分担がキチッと決まっている。音楽担当者は音楽を作る事に傾注し、音楽の完成度を高める。当たり前の話だ。音楽担当者が脚本やカメラワークにまで口出ししたりすれば、「おまえ一人でやれ」という話になってしまい、空中分解する。別に何かを念頭に書いている訳ではなく一般論である。


 小説は全部一人でやるのが基本なので気楽なのは気楽だ。分業体制を取っているプロの作家はいるらしいが、ごく一部である。分業に憧れる事もない訳ではないのだがな。アイデアだけ出しておいて「後は形にしといて」と言えたら楽だろうな、とか、戦闘シーン書いてるときに「ここに合うBGMを誰か探してくれないかな」とか思う事はしばしばである。


 そんな役割分担のない創作をしている者にも、社会の役割分担は回ってくる。町内の自治会の構成メンバーとしての役割、善良な一般市民としての役割、有権者としての役割などなど。ニートであろうと引きこもりであろうと、家族と共に暮らしているのなら、家族の一員としての役割もある。それはまっとうできるよう努力すべきだ。まあ努力してもどうにもならない場合もあるのだが。


 社会の役割分担を考えるとき、メディアの担う役割は大きい。ネットがどれだけ拡大しようと、メディアの発信力が不要になるのはまだまだ先だ。様々な見えにくくなっている事実を日の光の下に引っ張り出す者がいなくては、世の中は健全に回らないだろう。そういう意味では頑張っていただきたいと思う気持ちはある。


 しかし、だ。メディアはときどき自分に与えられた役割を無視した行動に出るのだよなあ。昨日10日、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は昨年明るみに出たフジテレビの世論調査虚偽報道問題について、

「重大な放送倫理違反があった」

「市民の信頼を大きく裏切り、他の報道機関の世論調査の信頼性に影響を及ぼしたことも否めない」(以上時事通信)

 との見解を発表した。これ新しく虚偽報道が発覚したと勘違いしている人がときどき見受けられるが、去年の話だからな。BPOが結論を出すのにいままでかかったというだけの話だ。何にせよ、メディアが自分の役割を見失った典型例と言えるだろう。


 あと滋賀県のホテルがレストランで消費期限切れのパンを客に出していたという話があって、朝日新聞が大きく書き立てているのだが、これ結局保健所に通報すれば済んだ話なのではないのか。報じてはいかんと言うつもりは毛頭ないものの、何かな。


 消費期限を最大34日も過ぎたパンを出していた! と騒いでいるのだが、ホテル側の言い分としては冷凍保存してあったパンだからな。もしそれが事実なら、そこまで騒ぐ必要があるのかどうか、ちゃんと調べてみてはどうかと思わなくもない。


 もしかして朝日新聞はヒーローになりたかったのではないか。市民の味方を宣言したいのではないか。もちろんマスメディアは市民の味方であってもらいたいと願うところではあるのだが、それならそれで他に改善すべき点が山ほどあるだろう。民間企業がズルをしていた事を暴き立てたからといって、これまでの事をチャラにしてくれなどと厚かましい事は言わんだろうな。そんな事を考えているのではないかと勘ぐってしまう。


 メディアはある意味インフラである。世の中の動きをわかりやすく正確に伝えてもらわねば困る。読者の人気を得るためには多少事実を歪めても構わないとか思われては世の中全体が迷惑するのだ。そんなメディアなら存在しない方がいい。そもそも日本国内にはメディアが多いしな。1つくらい潰れてくれても構わないと思うところ。


 本日はこんなところかな。生あくびが出て仕方ない。ダメなときには何したってダメなのだ。昨日は500文字も書けていない。はあ、何とか今日頑張ろう。

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