第478話 2021/2/3 小ネタ集

 本日は4時起き。昨日までに比べると随分と冷え込んでいる。まあ冬だしな、仕方ないっちゃ仕方ないのだが、体が動かなくって困る。やる気が出ない。はあ。

 しかし今朝の夢は面白かった。笑えるという意味ではないのだが、隣の部屋で親が「装甲騎兵ボトムズ」を観ている音が聞こえてくる、という夢だった。そんな記憶も事実もないのだが、何故こんな夢を見たのだろう。なかなか興味深い。

 そんなこんなで本日は小ネタ集。始まり始まり。


 欧米ではとうの昔に始まっている新型コロナのワクチン接種であるが、日本ではまだいつになるか未定である。しかしアメリカの製薬会社ファイザーのワクチンについて、厚労省が12日にも専門部会を開いて承認するとの報道が2日出た。その夜の記者会見で管首相は、「できるだけ今月下旬」としてきた目標を前倒しして、「今後、有効性、安全性を確認した上で、2月中旬に接種をスタートしたい」(NHK)と述べた。

 アメリカでは一日当たりのワクチン接種回数を100万回から150万回に増やす目標を掲げている。EU圏内ではワクチンの数が確保できずに混乱が起きている。その状況下でワクチン接種開始時期の前倒しができるものなのだろうか。

「接種は開始するが量は確保できない」ではまた余計な批判を呼ぶだけのような気がする。確かに急がねばならない事態であるのは間違いないのだが、そもそも急ぐ事が物理的に可能なのか。その辺の日本政府の見通しがどうなっているのか、イマイチよくわからない。

 確かにファイザーは日本政府と契約して一定量のワクチンを供給する取り決めになっているのだろうとは思うが、それでもアメリカ政府からの要請を最優先にするのは当たり前の話である。でなければアメリカで生きて行けない。日本にワクチンが回ってくるのは、アメリカ国内向けの供給に余裕ができてからではないだろうか。

 こればかりは「頑張ったけどダメでした」では許してくれない国民もいるのではと思う。努力している姿勢を見せるのは大事だが、迂闊だったと後悔しないようにしてもらいたいところ。


 ロシアの首都モスクワの裁判所は2日、反政府活動家ナワリヌイ氏が過去に受けた有罪判決の執行猶予を取り消し、禁錮3年6ヶ月の実刑に切り替えた。正確には自宅軟禁となっていた10ヶ月を差し引き、2年8ヶ月の禁固刑となる。執行猶予中に警察に連絡を入れなかった、と裁判所は判断理由を述べているのだが、毒物を喰らわされてドイツで入院してたからな。その辺はわかってて言ってるのだろう。

 弁護人は上訴する方針だが、おそらくこのまま収監されるのではないか。審理の中でナワリヌイ氏は「数百万人をおびえさせるために1人の人間を投獄しようとしている」と政権を批判。今後の反政府抗議行動の過激化が予想される。

 これを受けてアメリカ、イギリス、EUはそれぞれロシアを非難している。日本も何か言った方がいいと思うけどな。何も世界の先頭を切って発言しろとか言っている訳ではなく、アメリカの後ろに隠れるようにでもいいから何か言っておかないと、「あのとき日本はロシアを非難しなかった」とか後々面倒な事になるのではないか。どうせ相手は北方領土も返す気はないのだ、言うだけ言っとけばいいのに。


 フランスの極右政党「国民連合(RN)」――以前は「国民戦線」という名前だった――のマリーヌ・ルペン党首の支持率が上がっており、次回2022年の大統領選挙では勝利する可能性が出てきている、とフランスの新聞パリジャンが報じた、と時事通信が報じている。

 まあ、可能性はいつだって誰にだってあるだろう。ただキャラ的にルペン氏は負けキャラだからな。トランプ氏のようには行かないのではないか。右翼の台頭に警鐘を鳴らすのも結構だが、疑心に暗鬼は生じるものである。藪蛇にならねば良いが。


 イギリスで昨年4月、99歳の退役軍人トム・ムーア氏が新型コロナウイルス対策に奮闘する医療従事者を支援しようと、100歳の誕生日までに歩行器を押して幅25メートルの自宅の庭を100往復すると宣言、1000ポンド(約14万円)の寄付を集めようとした。しかしこれがメディアに取り上げられると話題になり、最終的に約3300万ポンド(約47億円)の寄付が集まった。

 彼の100歳の誕生日には空軍機が家の上空を飛び、7月にはエリザベス女王から対面でナイトの爵位を受けた。その彼が2日、新型コロナで死亡した。彼の娘たちがTwitterに投稿したところによれば、

「最期をみとるまでの数時間を共に過ごすことができ、とてもありがたく思う」

「(自分たちの)子どもの頃や素晴らしい母のことを思い出し、何時間も話した。私たちは笑いと涙を共有した」

「父の人生の最後の1年はこの上なく素晴らしいものだった。父は若返り、夢でしかなかったことを経験できた」(以上AFP)

 との事。

 彼の死を受けてエリザベス女王は個人的に彼の家族に哀悼の意を伝え、ボリス・ジョンソン首相は、

「ムーア氏は真の意味で英雄だった」

「大戦の暗黒の日々に自由のために戦い、(新型コロナという)戦後最も深刻な危機においても私たちを団結させた」(以上産経新聞)

 と賞賛した。

 こういう人生の終わり方もあって良いのかも知れないな。ご家族にはお悔やみを申し上げる。


 アメリカの宇宙開発企業スペースX社の大型宇宙船「スターシップ」の試験機「SN9」の飛行実験が2日行われ、着地に失敗した同機は爆発炎上した。昨年12月に「SN8」が爆発したので2回連続の失敗となる。しかしこれに対しスペースX社はアナウンスで、

「今回も素晴らしい飛行だった」

「着地を少し改善する必要があるだけだ」(以上AFP)

 と述べたそうだ。やはり勝ち組はこうでないとな。1回や2回失敗したくらいで悲壮感に包まれていたら、世界のトップなど走れるはずがない。最初から完全なモノなど作れる訳はないのだから、失敗はして良いのである。このスペースXの姿勢は他の企業も大いに見習うべきであろう。

 ところでスペースXは、乗組員が民間人だけの宇宙船を世界で初めて、今年後半に打ち上げるらしい。これまで有人宇宙飛行と言えば軍人出身の宇宙飛行士が搭乗するのが普通だった。もちろん日本の秋山豊寛氏のように民間人が乗り込んだ事例はあるのだが、民間人だけというのはなかったのだ。操縦も民間人で、宇宙に連れて行かれる乗客も民間人。本格的な宇宙観光の幕開けである。……大丈夫か?

 いやもちろん、この宇宙飛行にはスターシップは使わないのだろう。実績のあるクルードラゴンを使うのではないか。操作マニュアルはある訳だし、訓練を積んでさえいれば民間人でも何も問題はない……はずだ。まあ、こういうのを老婆心というのだろうな。


 2019年の参議院選挙広島選挙区における公職選挙法違反事件で有罪判決を受けた参議院議員の河井案里被告は3日午前、議員辞職する意向を自民党幹部に伝えたらしい。すでに自民党を離党してるのに、何故自民党幹部に話を通すんだろう。不思議だなあ(棒)。

 午後に辞職願を山東昭子参議院議長に提出し、本会議で許可される見通し。補欠選挙は4月25日に行われる。これで4月25日の補欠選挙は3つ目だ。解散総選挙をここに合わせてくる可能性は多少高くなったのだろうか。


 熊本県警は2日、女性専用の露天風呂に女装して侵入し、女性の下着などを盗んだ容疑で36歳の会社員の男を逮捕した。容疑を認めているという。

 下着泥棒だけはまったく理解に苦しむ。布だぞ。中身にこそ意味があるのではないのか。あんな布を盗んで何が嬉しいのだ。欲しけりゃ通販で買え。


 本日はこんなところで。体が重い。はうー。

 昨日は2000文字ほど。まあまあか。いま上がっている文字数は5万文字超であるが、手元には11万文字がある。更新ペースを上げようと思えば上げられるのだけれど、まあ当面はいまのままでいいか。どうせいずれ書けなくなるのだから。

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