第430話 2020/12/17 本日休業

 本日は10時起き。寒いと朝がツラい。そしてネタがない。大雪と新型コロナが大きな割合を占めて、あとは話の広げようもない話題ばかり。何か時事通信がいまだに「食事会! 食事会!」と管首相を叩いているが、もうそれはわかったから、と思うところ。そんな訳で本日は休業。


 昨日はまたおでんを作った。そして本日は先般購入した冷凍餃子も届く。これで2週間くらいは食う物を考えなくて済むのではないか。虫けらは毎日同じ物を食ってもあまり飽きないという大変便利な口を持っているので、献立を考えなくていいのは助かる。それでもバリバリの健康体という訳ではないから毎日毎食インスタントラーメンとは行かない。多少はバリエーションを持たせる必要があるのだ。面倒臭い事に。でもこれが面倒臭いとか言い出したら、主夫とか絶対に無理だなとは思う。


『ストーム! ストーム! ストーム!』は1話3000文字ほどで年明けまでかけて上げるつもりだったのを、途中で面倒臭くなって1話当たりの文字数を増やした。おかげで今日の夕方で完結である。なろうの方では公開当初よりは読まれるようになったのだが、それも今日で終わり。物語的には大長編の冒頭部分なので続ける事も可能ではあるものの、何となく続ける気にならない。まあ新作があるからそっちに意識が向くのは仕方ない。


 その新作はいま1万5000文字ほど。あまりバリバリ進んでいるという感じではないが、ちょこちょこ書けている。気持ち的に丁寧な描写を心がけているのだが、これがなかなか難しい。内容は巨大ロボット物であるから、主役ロボを引き立てるためのモブロボもいる訳だ。このモブロボをどこまで描写して良いやらで悩んでいる。


 だいたい小説は絵で見せる訳ではないので、あまりキッチリとしたデザインをしても仕方ない。と言うか、あえて漠然とした曖昧な言葉を使って、読者に想像の翼を広げてもらわねばならない側面もある。主役ロボであってもそうなのだから、ましてやモブのロボの描写など、具体的にしても意味がないだろう、と思う気持ちもあるのだが、同時に対比も考えねばならない。


 モブは主役の裏返しだからな。色で言えば補色である。彩度の低い緑色の上に彩度の高い赤を乗せればクッキリ目立つ。言い換えれば、赤を目立たせるためにはちゃんとした緑色を作らねばならないのだ。だとすれば、やはりある程度詳細な描写は必要か。でもそれならば、モブロボをかなり細かいところまでデザインしなきゃならんのだよなあ。


 正直デザインの描写に文字数を使うのは趣味ではない。読者の想像力を縛ってどうするよ、という気になるのだ。昔の文豪の小説とかだと登場人物の人生の歩みから思想信条に至るまで何千文字も費やして事細かく説明してから物語に投入したりしていたようだが、さすがにそんな時代ではない。丁寧な描写と言えど最低限にしたいし、モブロボのデザイン描写ともなればなおさらだ。


 とは言え、「ドムっぽいデザイン」とか「ファフナーに出てきそうな」みたいな言葉を使えれば簡単なのかも知れないが、さすがにそういう訳にも行かんしな。いろんな意味でバランスが難しくて悩む。まあ、悩むのが創る楽しさであるとも言えるのだけれど。


 本日はこんなところで。明日は何か楽しいネタが見つかるといいなあ、なんて事を思っていたらとんでもない事件が起きたりするのがこの世界である。退屈なくらいの平穏を望むべきなのかも知れない。

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