第386話 2020/11/3 小ネタ集

 本日は10時起き。6時頃に目は覚めていたのだが、どうしても起き上がれなかった。外は好天なのだけどな。何かもう脳みそがくたびれ果てている。甘いものでも食うか。

 そんな訳で本日は小ネタ集。始まり始まり。


「中世」と聞くとヨーロッパの中世を思い起こしてしまうのは、やはりRPGの影響だろうか。日本にだって中世はあるのだが、日本史を専攻していた人ならともかく、一般には中世とか近世とかいう区分より「○○時代」という区分の方がメジャーなのではないかと思う。

 さて先月31日夜、カナダのケベック州ケベックシティーにおいて「中世風」の服装をして日本刀を持った男が少なくとも2人を刺殺、5人を負傷させたそうだ。容疑者は低体温で倒れていたところを警察に逮捕された。

 カナダに中世はないし、この場合は素直にヨーロッパの中世でいいのだろうな。それも中世の農民の格好ではあるまい。おそらくは甲冑様の物を身につけていたのではないか。日本刀を振り回したからといって、さすがに日本の中世の格好をしていたとは思えない。そこまでマニアックではあるまい。ていうか、そもそも凶器は本当に日本刀だったのかも怪しい。「日本刀風」の鉄剣だったのでは。

 しかし何故中世の格好をしていたのかは不明である。犯罪歴や病歴もないようだ。襲われたのはたまたまそこを歩いていただけの人々であったが、ケベックシティでの襲撃は計画的犯行であったと思われるとの事。思想的背景があるとは思えないが――中世を賛美する宗教でもあるのだろうか――テロに近いと言えるのだろう。まあ何にせよ、「気違いに刃物」は最悪の組み合わせである。負傷者の回復を祈るばかり。


 オーストリアの首都ウィーンで2日午後8時頃、少なくとも6箇所で銃撃があり、1人が死亡、警察官1人を含む15人が負傷した。こちらはクルツ首相がテロだと断言している。犯行グループのうち1人は射殺され、他少なくとも1人は逃走しているそうだ。現場付近にはユダヤ教の礼拝所であるシナゴーグがあったが、ここが狙われていたかどうかは現段階では不明。犯人の思想的背景などは明らかにされていない。

 オーストリアでは3日からロックダウンが始まるとの事で、2日夜のウィーンは人で溢れていたそうだ。それを狙っての計画的犯行だったのかも知れない。

 なお、この事件を受けてフランスのマクロン大統領は、

「オーストリアの人々が受けている衝撃と苦悩を共有する。フランスに続き、ヨーロッパの仲間であるオーストリアが攻撃された。いったい誰を敵に回そうしているのか。私たちは何にも決して屈しない」(NHK)

 とTwitterに投稿したらしいが、あんたはいま踏み込んだ事は言わん方が良いと思うぞ。イスラム過激派の犯行かどうかもわからんのだし。


 30日にエーゲ海で発生した大地震の被害者は死者がギリシャで2人、トルコで92人となり、負傷者は990人以上と報じられている。これを受けて日本の管首相は2日、トルコのエルドアン大統領に以下のメッセージを送った。

「トルコ共和国イズミル県で発生した地震により、多くの方々が亡くなられ、甚大な被害が出ているとの報に接し、深い悲しみを覚えております。

 ここに、日本国政府及び日本国民を代表して、亡くなられた方々に心からの弔意を表するとともに、被災された方々にお見舞い申し上げます。また、被害に遭われた方々の早期回復と被災地の一日も早い復興をお祈りいたします。

 トルコと同様、日本もまた、地震による甚大な被害を多く経験してきており、過去の震災においても日本とトルコはお互いに支え合ってきました。トルコがこの困難を乗り越えるにあたり、日本は常にトルコの皆様とともにあります。」(外務省)

 また同日、茂木外務大臣もメヴリュット・チャヴシュオール外務大臣に宛てて、以下のメッセージを送った。

「10月30日にトルコ共和国イズミル県において発生した地震により、多数のトルコ国民が被災したとの知らせに接し、大変心を痛めております。亡くなられた方々の御家族に喪心よりのお悔やみを申し上げるとともに、被害に遭われた方々の早期回復と被災地の一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。

 日本も地震の多い国であり、災害に伴う様々な痛みをよく理解し、これまでもお互いに助け合ってきました。日本は、現地のニーズを踏まえて、トルコが必要とする可能な限りの支援を行う用意があることをお伝えします。」

 悪くないメッセージだと思う。ただ遅くないか。あと2日早ければもっと良かったのに。そもそも文面は外務省の職員が考えているのだろうし、何故そんな何日も必要なのか。現実的に考えれば、日本がトルコにできる事は限られているのだ。せめて言葉くらい、いち早くかけても良かったように考えるところ。

 ちなみに先月29日にフランスのニースで起きた襲撃事件に対しても、同じく2日茂木外務大臣はメッセージを送っているが、こっちも出遅れ感がある。欧米みたいにTwitterでバンバン出すのが良いのかどうかは賛否あるだろうけれど、もう少し早くならんものか。


 アメリカのMLBが2日発表したところによると、メジャーリーグにおける投手の最優秀賞、いわゆるサイ・ヤング賞の最終候補両リーグそれぞれ3人の中に、ナショナルリーグではシカゴ・カブスのダルビッシュ有選手、アメリカンリーグではミネソタ・ツインズの前田健太選手が選ばれた。両リーグで日本人選手が最終候補に選ばれるのは7年ぶり2度目の事。前回はダルビッシュ有選手(当時テキサス・レンジャーズ)と岩隈久志選手(当時シアトル・マリナーズ)だった。

 前田健太選手はおそらく2位だろうと予想されているが、最終候補に残るだけでも凄い名誉である。ダルビッシュ有選手は前回は2位だったが、今回は最多勝のタイトルを獲っているので選ばれても不思議はないところ。今年は新型コロナのおかげでイレギュラーなシーズンであったとはいえ、そんな中で好成績を残した両選手は素晴らしいと思う。最終選考の結果は日本時間の12日に発表される。期待して待ちたい。


 そんなアメリカではサイ・ヤング賞の発表の前に大統領選挙の結果が判明する。日本時間の今夜から投票が始まり、明日開票である。ただし今回は郵便投票と期日前投票の数が多く、明日中には結果は判明しない模様。

 正直どっちに転んでもアメリカとしてはアレなのだが、どちらかと言えば虫けらはトランプ氏に大統領になってもらいたい。日本にとってはまだそちらの方がマシであろうと思うからだ。さて、どんな結果になるのやら。


 本日はこんなところで。昨日は丸一日完全休養だったので何も書いていない。果たして今日は何か書けるだろうか。とりあえず頑張ってみようと思う。

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