　夜中に目を覚まして数時間起きたままでモソモソと動き、その後また眠るという状態がここ３日ほど続いているが、良くないな、コレは。物凄く体調が悪い。今日は１２時過ぎまで眠っていた。それで頭がスッキリしたのかと言えば、まったくしていない。ダルいし眠いし頭が回らない。夜勤をしていた頃を思い出す。何とかならんものか。

　直截（ちょくせつ）（ちょくさいと読まないのだな、いま知った）でダイレクトな表現は悪くはないが、時と場合によっては顰蹙を買うものだ。そのために暗喩や隠喩、婉曲表現といったものがある訳だが、ときとしてこれらの遠回しな表現は、ダイレクトな表現よりもっとダイレクトに相手に伝わる事もある。表現というものの難しさを表す一例である。

　さて、アメリカ国務省のポンペオ長官と言えば、トランプ大統領のイエスマンとして有名だが、決して無能な人物ではない。あの短気なトランプ氏を支えながらＣＩＡ長官から国務長官を歴任し、不興を買う事がないというのだから、国民が欲する能力かどうかを別にすれば有能なのは間違いない。

　そんなポンペオ氏がツイッタラーとしても有能なところを見せた模様。１４日、彼はTwitterに愛犬マーサーの写真を投稿した。写真にはマーサーと愛用のオモチャが並んでいる。そのオモチャの中に、くまのプーさんのぬいぐるみがあったのだ。この投稿はたちまち話題となった。

　もはや言わずもがなであるが、誰もが知っている通り、プーさんは中国では検閲の対象となる。習近平国家主席に似ているからだ。昨今中国政府を厳しく非難しているポンペオ国務長官である、はたしてこれは何の意味も持たないのか。

　１５日にラジオ番組に出演したポンペオ氏は、この疑惑を一笑に付したという。写真には何の意図もないというのだ。しかしこれを疑う声もある。特にＢＢＣなどは、

「ポンペオ氏が『犬』を登場させたのは、アメリカもしくは自分自身を意味したのかもしれない。中国語で『犬』は、攻撃的で野蛮な人や国を指す言葉として使われることが多いからだ。（中略）今回の写真にはゾウのおもちゃも写っているが、これにも重要な意味が込められているのかもしれない。インドをほのめかしてるとも考えられるのだ」

　と、陰謀論スレスレの理屈を展開している。果たして真相はいかに。

　まあ真面目な話、彼がプーさんの事を知らなかったとは思えない。知っていたが、「このくらいは大丈夫だろう」と軽い気持ちで写真を投稿した可能性もある。あるのだが、実際のところどうだろう。もし深意があったとしても、彼は「その通り」と言える立場ではない。「そんな意図はない」と言うしかない。そしてそう言ったとしても、中国が言葉通りに受け取らないのは間違いない。その程度の計算はしていると思うのだがな。さすがにそれが出来ないほどの無能ではなかろうと考えるところ。

　GoToキャンペーンから、東京発着の旅行は除外される事になった。うーん、観光業界が大変なのはわかるが、だったら給付金なり助成金なりを事業者に直接渡せば良かろう。そんな金ももうない、無い袖は振れないと言うのだろうか。だったらキャンペーンの予算はどこから出ているのか。

　新型コロナを拡散させかねないキャンペーンを政府が陣頭指揮を執って行う事の是非を、もう少し考えた方が良いように思う。そりゃ旅行業者やホテルは可能な限りの対策を取るだろう。しかし完璧な対策などない。あるのなら東京で感染が拡大するはずがない。「対策を取らない者もいるかも知れない」という時点でそれは完璧な対策ではないのだ。

　医学的見地に基づいて、多少の感染者が出ても問題はないというのが政府の考えなら、そう説明すべきではないか。もしそうではないというのが政府の立場なら、このキャンペーン自体が無謀である。まずはスタンスを明確にするところから始めてはいかがだろうか。

　神戸のルミナリエが新型コロナの影響で今年は中止になるそうな。兵庫県知事は代替のイベントを検討したいと述べているそうだが、単に中止で良いのではないか。鎮魂や復興がメインであるならば、あの電飾は必要ない。あっても良いが、それしかないのでは本末転倒のようにも思う。阪神淡路大震災発生から２５年である。時代も人も変わっている。そろそろ見直しても良い頃合いなのかも知れない。

　１６日、将棋の藤井聡太７段が３勝１敗の成績で棋聖戦を制し、史上最年少の１７歳で棋聖の座を獲得した。将棋の事はまったくわからんのだが、凄いな。虫けらが１７歳の頃は学校サボって海を見ていた。それと比べればエラい違いである。この先タイトルを２つ３つと重ねれば、それもまた史上最年少記録となるのだろう。頑張っていただきたい。

　本日はこんなところで。んあー、キツい。どうしたものかなあ。

　昨日は１５００文字ほど書けたので無事更新できた。今日も頑張りたいところ。しかしこの体調では期待はできない。まあ、無理のない範囲で頑張るしかないか。