第224話 2020/5/25 小ネタ集

 本日は9時起き。喉がカラッカラで目が覚めた。これからはこういう事が増える時期だ。ああ、やだやだ。夏なんて来なけりゃいいのに。でも来るのだよなあ。

 そんなこんなで本日は小ネタ集。始まり始まり。


 日本でフォーミュラー1、いわゆるF1以外の自動車レースを知っているのは車好きだけかも知れない。NASCARも知らないしSUPER GTも知らないという人は多いのではないか。ましてやF1と同じくFIAが主催するフォーミュラーEなど聞いた事もないという人も居るだろう。

 フォーミュラーEはモーターで駆動する電気自動車のフォーミュラーカーで行うレースであり、2014年から開催されている。しかしこのレースもご多分に漏れず、現在新型コロナの感染拡大防止対策のために中断中だ。そのため、フォーミュラーEでは、オンラインで実車を使わないバーチャルレースの大会を開催している。23日にはドイツのベルリンにある旧テンペルホーフ空港を舞台にレースが行われた。しかし、このレースで3位に入った選手が、その順位を剥奪された。どうやら自分が運転せずに、18歳のプロゲーマーを替え玉として使った模様。

 本人は替え玉を認めて謝罪をしているが、悪気はなかったと主張している。まあバーチャルレースなど本来の仕事ではないという意識だったのだろうが、レーシングドライバーは運転技術で飯を食ってる訳ではなく、それに由来するファンからの人気で飯を食う人気商売である。芸能人と大差はない。それがあからさまにファンを裏切るのは、さすがにマズかろう。こんな言い訳が通じると思っているのなら、かなり認識が甘いのではないか。フォーミュラーEそのものに対する評判も下がる。日本で話題になる前に消え去ってしまわねば良いのだが。


 車と言えば、フランスを代表する自動車メーカーであるルノーの経営が苦しいらしい。昨年は過去10年で最悪の赤字額を計上したのだが、新型コロナウイルスの感染拡大が追い打ちをかけた格好だ。政府からの支援がなければ消滅もあり得る、とフランスの財務相がラジオ局の取材に発言している。

 何故財務相が自動車メーカーの台所事情を語るのかと言えば、ルノーの筆頭株主はフランス政府だからだ。つまり半国営企業と言える。現時点では、フランス政府は50億ユーロ(約5850億円)の融資を実施するつもりらしい。物凄い金額ではあるが、ルノーの規模で考えると、いささか心許ないような気がしないでもない。

 トヨタは新型コロナの長期化に備え、銀行から1兆円の借り入れ準備をしていると報道があった。無借金と言われるトヨタでもこの規模の金が必要とされているのだ、借金だらけのルノーなら、もっと必要なのではないか。まあ銀行からの借金はまた別腹としてあるのかも知れないが。


 24日、北朝鮮の国営朝鮮中央通信が伝えたところによると、金正恩委員長が議長を務める朝鮮労働党中央軍事委員会の会議で、『核戦争抑止力』を強化する新政策が議論されたそうだ。朝鮮人民軍砲兵部隊の火力打撃能力を大幅に増強する『重大な措置』が取られたらしい。うわー、怖い怖いー。

 て言うか、思いっきり漠然とした情報である。具体的な話がどこにもない。そもそもこの会議がいつ行われたかすら定かではないという。何じゃそら。昨日書いたようにアメリカは核爆発を伴う核実験の再開を模索しているのだが、もしそれが再開されれば、北朝鮮は核実験停止をやめるのではないかとAFPは報じている。だが、アメリカが核実験を再開しなくても、北朝鮮は核実験の停止をいつまでも続けるはずなどないと思うけどな。


 青空教室と言えば、日本では第二次大戦後に行われていたと学んだ記憶があるが、デンマークでは新型コロナウイルス感染の影響下にある現在、学校における対人距離対策として、屋外での授業が推奨されているそうだ。墓地において墓石に刻まれた数字を使った数学の授業などが実際に行われているらしい。

 日本だと墓場は不気味な場所だが、デンマークではそうではないのだろう。屋外教育の効果については不明だが、政府や教育者の発想が柔軟なのは素晴らしいと思うところ。


 中国の王毅外相は24日に記者会見で、

「米国のある政治勢力が中米関係を人質にして、両国関係を新たな冷戦の瀬戸際へと押しやっているということが、われわれの目を引いている」(AFP)

 と述べたそうだ。確かにトランプ大統領を始めとする勢力は中国バッシングを強めている。それは今秋の大統領選挙と無縁ではなかろう。だがそれだけだろうか。

 中国はいま世界に脅威を与える存在となっている。そんな怪物を育ててしまった後悔がアメリカにはあるのではないか。いま対策を打たなければ、いずれアメリカの覇権を揺るがす事は間違いない。短期的な国民の不満のガス抜きとして中国に目先を向けさせている、などとは考えない方が良いのかも知れない。


 24日、香港では『国家安全法』に反対するデモが行われ、市民ら数千人が参加した模様。主催者は「健康トーク」としてデモの開催を申請したが、当局は認めなかった。現在香港では新型コロナ対策として8人以上の集会は禁じられているのだ。しかし当日、繁華街に人々は集まり、独立解放のスローガンを叫んだ。その後1時間あまりで警察が催涙弾を使用し、強制的に解散させたという。

 前述の王毅外相は香港への国家安全法導入について、「ごく僅かな遅れもなく施行されなければならない」と発言している。共産党政府は本気なのだろう。果たして香港はこの先どうなるのか。そしてそのとき、日本はいったいどんな態度を取るのだろうか。はてさて。


 今年の7月には東京都知事選挙が行われる予定だが、現状における小池都知事人気の前に、自民党も野党勢力も不戦敗を選びそうな雰囲気が漂っているという。まあ非常時であるしな、「我が党の候補ならもっと上手くやれた」などと口にしようものなら、不謹慎だと怒られるかも知れない。東京都をより良い自治体にする自信がないのなら逃げるのも一つの策だろうが、見ている方としては情けない限り。

 とは言え大阪府知事も――任期満了は令和5年――このまま行けば吉村知事が再選されるだろう。何の波乱も起きないのではないか。政界の人材不足はどうしようもないな。


 どうしようもないと言えば、兵庫県尼崎市の心療内科クリニックで、経営者でもある36歳の男性医師が、診療中に女性患者にわいせつな行為をしたとして逮捕されている。調べに対し、「行為は間違いないが交際関係にあった」(産経新聞)と供述しているそうなのだが、女性は交際を否定しているという。

 医者の方が医者にかかった方が良いのではないかとも思えるものの、まあ心療内科だからな、メンタルをやられてしまう例は多いらしい。だからといって無罪放免にされては困るが、果たしてどうすれば良いものやら。病気だと反省とかしないだろうし、困ったものである。


 本日はこんなところで。んあー、暑い。

 昨日は1000文字ほど書けたか。しかしミステリーは思うほど進まなかった。設定がうまく活かせない。熟成が足りないと言われれば、まったくその通りなのだが、そこを何とか頑張ってみたい。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る