第151話 2020/3/13 イタズラとか

 13日の金曜日。本日も元気に11時起き。だめだ、どうしてもこの時間まで寝てしまう。何とかならんかなあ。おまけに変な夢も見たし。どう変な夢なのかを正確に表現するのは難しいのだが、とりあえずカメラのレンズを食べる夢だ。一眼レフのデカい望遠レンズをムシャムシャ食べるのだ。何故食べていたのかは覚えていない。あと物凄い勢いで匍匐前進していた。夢の中では走ってもスピードが出ないのがお約束だが、匍匐前進はとんでもないスピードが出ていた。今度夢の中で殺人鬼に追われたら、匍匐前進しようかと思う。何のこっちゃ。


 虫けらはイタズラというものが好きではない。テレビで言うところの、いわゆる「ドッキリ」というのが大嫌いである。なのでサプライズパーティとかフラッシュモブとかいう類いも全然好きになれない。人を混乱させて困惑させて、場合によっては恐怖させて、いったい何が面白いと言うのか。

 まあテレビならば、何らかの台本や打ち合わせがあるのだろうと納得する事もできるが、YouTuberとか訳がわからん。迷惑防止条例に違反しているのではないか。以前、警察官の前で白い粉を落として逃走する、というネタで再生数を稼ごうとして逮捕された馬鹿がいたが、本質的にアレと変わらんだろう。何でのうのうと動画を公開しているのか。虫けらには不思議でならない。

 昔は「テレビばかり見ていると馬鹿になる」と言われたものだが、テレビを見過ぎて馬鹿になったヤツが「自分もやっていいんだ」と思い込んだとしか考えられないような行為がまかり通っている。正直不快で腹立たしい。何とかならんものだろうか。

 さて、イギリスの王室から離脱することが決定しているヘンリー王子だが、昨年の大晦日と今年1月22日の2回、電話を受けた。電話をかけてきたのは環境活動家のグレタ・トゥンベリ氏とその父親。そのときの会話の内容が、CNNやAFPなどメディアで公開されている(これを書いている段階ではまだBBCの日本語記事はない)。

 何故会話の内容が報じられているのかと言えば、音声記録をイギリスの大衆紙『サン』が公開したからだ。ではサンはどこからその音声記録を手に入れたのかと言えば、王子の電話の相手からだ。ただしトゥンベリ氏ではない。王子に電話をかけたのは、『ボバン』と『レクサス』というロシア人の2人組。つまりトゥンベリ氏を騙ったイタズラ電話だったのだ。これをイタズラ電話と呼んで良いのなら、であるが。

 このボバンとレクサスの2人組は、以前から著名人にイタズラ電話をかけるので有名であった。2018年には当時イギリスの外相であったボリス・ジョンソン氏にアルメニアの首相を騙って電話をかけている。他にもトルコのエルドアン大統領やミュージシャンのエルトン・ジョン氏にもイタズラ電話をかけた事がある。2人はロシア政府との関係を否定しているそうだが、どこまで本当やら知れたものではない。

 ヘンリー王子に対する評価は様々あろうとは思うが、今回の事に関して言えば、気の毒だったと虫けらは考える。いかに現段階で王室の人間、公的な立場であろうとも、こんな形で内心を暴露されなければならない理由はないはずだ。非情に悪質であろう。これも表現の自由であると2人は言うのかも知れないが、虫けらはそう思わない。こんなものは暴力である。嬉々として電話の内容を報じるメディアもその暴力に加担している。つくづく人間は浅ましいものであるなと感じる次第。


 メディアの浅ましさはいまに始まった事ではないが、その一例として、事件が起こったときに警察でも裁判所でもないのにその犯人を特定しようとする傾向がある。日本で言えば松本サリン事件のような愚挙を犯す。そしてそれを反省しない。海外メディアも同様である。

 10日、アメリカのカリフォルニア州で、自宅外に停めた車の中で女性が意識不明の状態でいるのを発見され、その後病院で死亡が確認された。彼女はプロボクシングの元世界チャンピオン、フロイド・メイウェザー氏のかつての交際相手であり、2015年には名誉毀損でメイウェザー氏を訴えていたりしたらしい。CNNはこの事を紹介した記事の最後を、こう締めくくっている。

「ソーシャルメディアの投稿によると、メイウェザーさんは10日、オランダのアムステルダムにいたことになっている」

 物凄い悪意がうかがえる。「トリックでも使って殺したのか?」と言わんばかりである。そらトランプ大統領にフェイクニュース言われるわ、と思わなくもない。CNNは優秀なメディアだとは思うが、事ほど左様に決して完璧ではない。自分たちで脇の甘さを露呈して、トランプ大統領に攻撃する隙を与えているのだ。何とも間抜けな話ではないか。


 そのトランプ大統領が、東京オリンピック・パラリンピックについて、「1年間延期した方が良いのではないか」と発言したそうだ。まあ、そういう話題は出て来るわな。仮に日本がオリンピックまでに新型コロナウイルスを完全に押さえ込んで撲滅できたとしても、その時点でアメリカやEU諸国が蔓延を食い止められているかどうかは定かではない。大流行の真っ最中の国から、選手団を受け入れられるのか、という話である。

 アメリカやヨーロッパが参加しない、参加できないオリンピックにどれほどの価値があろう。モスクワオリンピックみたいになるか、場合によってはそれよりも酷い状態になるぞ。そりゃ延期で事が丸く収まるなら、延期した方が良いに決まっている。もちろん延期で収まるかどうかは、現段階では定かでないのだが。


 新型コロナ関連でもう1つ。カナダのジャスティン・トルドー首相の夫人が新型コロナに感染している事が判明し、夫妻揃って自主隔離に入ったそうだ。トルドー首相自身は検査を受けていないという。

 まあトルドー首相は若いからな。優秀な医療団もいるだろうし、さほど心配をする必要はないのだろう。しかし高齢者であるトランプ大統領が感染したりすると大変な事になる。文字通り歴史が変わるかも知れない怖さがある。とは言え「憎まれっ子世にはばかる」ということわざもあるのだし、案外大丈夫なのかも。


 今日の午前2時18分頃、石川県の輪島市で震度5強の地震があったそうだ。しかし世の中の話題は新型コロナ一色である。虫けらも、この話を見つけたのはたまたまであった。

 いや、まあ日本国内で震度5強くらいなら大丈夫なんじゃないか、みたいな判断もわからないではないのだが、もう少し大きく扱っても良くないか。ちょっと可哀想な気がする。マグニチュード5.5で震源の深さ12キロって、海外なら大騒ぎになる大地震ではないかと思うところ。


 今日はこんなところで。はあ、何とか早起きしなきゃなあ、とは思うのだが、どうにも上手く行かない。困ったもんだ。

 最近は暖かくなったので昼間は暖房を切っている。そしてそのまま夜になっても暖房をつけ忘れて、「何でこんな寒いんだ」とか思ってしまう事一度ならず。ボケてるのか。

 昨日は何とか1000文字書けた。今日はもう少し頑張れるだろうか。頑張らないとなあ。

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