第93話 2020/1/15 ネコババとか
昨日の反動で、今朝は10時起き。こらアカンわ。なーんもする気にならん。うーむ。今日は一日ダメかも知れんね。とりあえず犬を病院に連れて行ったら一日が終わるのかも知れない。気が焦る。
虫けらは日本が大好きではあるが、だからといって「日本はこんなに凄いんだ!」と持ち上げるタイプのテレビ番組を好んで見るかといえば、そうではない。どちらかと言えば、そういうのを見ると小っ恥ずかしくなってしまう。奥ゆかしさは日本の美点だと思うのになあ。て言うか、海外向けのCMならともかく、「日本凄い!」を日本人に見せる意味は何があるのだろう。自己肯定感を高める目的だろうか。
日本が大好きな人たちは、とかく「これは日本にしかない!」「こんな事は日本人しかやらない!」みたいな話を持ち出そうとするが、実際のところ、本当に日本にしかない物は少ない。たとえば中国以外に古代中国の文化や文献などの資料を世界一残しているのは、おそらく日本だろう。それは歴史の必然でもあるが、日本の褒められるべき部分の一つであることは間違いない。このように凄い部分は確かにあるものの、そうそう幾つも転がっている訳ではない。
確かに日本が技術的に世界のトップランクにある分野は非常に多いだろう。文化的に先端を行くジャンルも多いかも知れない。しかしそれは「日本にしかない」ものではないし「日本人にしかできない」ものでもない。
クールジャパンの代表格といえばアニメや漫画、あるいはラノベも含めたコンテンツ産業。確かに日本は質、量ともに非情にレベルが高い。が、このまま少子高齢化が続いて社会が先細れば、いずれコンテンツ産業も斜陽する。そしていつか海外から輸入しなければ、国内では何も生み出せないような事態にならないとも限らない。そのときになって、「昔の日本の作品の方がレベルが高かった」などと言っても後の祭りである。いまのうちに真剣に何とかすべきだろう。ちょっと話がずれたか。
さて、日本大好きな人々が自慢したがる日本の良さに、安定した治安が挙がる事は多い。実際、日本の治安の良さは極めてレベルが高い。男も女も、大人も子供も、金持ちも貧乏人も、殺される心配をせずに外を出歩けるというのは、世界的に見れば当たり前ではない。虫けらは海外に住んだことなどないが、それでも自信を持って断言出来るほどに日本は安全なのだ。これは胸を張って良い事だと思う。ただし、「日本にしかない」「日本人にしかできない」事では決してない。その点を勘違いさせてはいかんように思う。
イギリスのイングランド北部に、ブラックホール・コーリアリーという名の小さな村がある。かつての炭鉱街らしいが、近隣には観光地ひとつない辺鄙な村のようだ。この村で2014年以降、ちょっとおかしな事が起こっていた。村の中のさまざまな場所で、20ポンド紙幣を100枚束ねた、合計2000ポンド(約29万円)の札束が発見されたのだ。
警察が捜査したが、真相は皆目わからない。大きく報道もされたのだが、それでも札束の謎はわからなかった。札束が置かれたのは12回に渡ったそうだ。しかしこれが急転直下、真相が判明した。匿名の2人が警察に名乗り出たのだ。
話によると、この2人は思わぬ事から大金を手にしたという。そこでかつて自分たちが助けてもらったブラックホール・コーリアリーの人々に恩返しをする事に決めたらしい。2014年から何度も村に足を運び、年金生活者や困難な境遇にいる人などの目に付きやすい場所に現金を置き続けたのだそうな。そのまま懐に入れてくれると考えていたのだろう。
ところが村人はそれをネコババせず、警察に届けてしまった。おかげで2人の善意は「変な事件」として世間に知られる事となった。しかし、事の真相を知った警察は届けられたお金を発見者に引き渡す事を決め、今後同じような事が続いた場合も、基本的に発見者に渡すそうだ。
情けは人のためならず。善行はなすべきであるな。しかしイロイロと世知辛い話題ばかりが続く中で、こういうホッとする話題があると、何やらありがたい。きっとこの村では財布を落としても、中の現金が抜かれたりせずに、そのまま警察に届けられるのだろう。もちろん田舎だけではなく、都市部でもそれが期待できるのが日本の良さではあるのだが、少なくとも「日本でしか起きない」事では決してない。性善説的に人間を見るのも、間違いではないのだなと感じるところ。
マチュピチュと言えば空中都市として名高い、ペルーにあるインカ文明の遺跡であるが、その中の『太陽の神殿』の立ち入り禁止区域内で壁を傷つけ、ウンコをしたとして、6人の観光客が逮捕されたそうだ。容疑者は20~32歳の女2人、男4人。国籍は、フランス人1人、ブラジル人2人、アルゼンチン人2人、そしてチリ人が1人らしい。
百万歩ほど譲って、壁に傷をつけるのはまあ理解はできないものの、どこの観光地でも見かける事ではあるから、珍しくはない。この6人だけが異常であるとは言えまい。ただ、何故ウンコをするのか。これは何だ。どういう意味があるのだろう。単にトイレがなかったのか。だが、わざわざ立ち入り禁止区域に入るというのがよくわからない。
こういうのを見ると、「やっぱり人間は性悪説で考えるべきだろう」とも思ってしまう次第。個人差があるとはいえ。
カジノを含む統合型リゾート施設(IR)にまつわる汚職で逮捕されていた秋元司衆議院議員が、別件の収賄容疑で14日、東京地検に再逮捕された。これで賄賂の総額は、約726万円に上るという。さすがに300万で終わりって事はないだろうと思っていたが、これで一気に2倍以上である。……うむ、まだショボいな。もっとあるんじゃないのか。こういう膿は出せるときに全部出してしまう方が良い。東京地検には頑張っていただきたい。
昨夜も2000文字ほどしか書けていない。あーもうイライラする。でも今日はもっと書けない気がするので、明日はもっとイライラしているかも知れない。何かこう、頭の中がスカーッとする事はないものか。いや、ドラッグとかではなくて。この糞詰まり状態がスコーン! と抜けてくれないものかなあ。はあ。
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