第71話 2019/12/24 タバコとか

 本日は9時半起き。ぬあー。買い物に行くつもりだったが、ネットスーパーで間に合わせる。何かもうしんどい。イロイロと面倒臭い。冬だからな。どうしても活動的にはなれない。暖房の効いた家に閉じこもってしまう。世間ではクリスマスなのだが、ケーキすら買う気にならない。まあ、甘い物が食いたくなれば、近所のスーパーでロールケーキでも買ってこよう。それでいいや。


 日本では現在20歳で成人となるが、これには厳密な科学的・生物学的根拠がある訳ではない。そもそも肉体の成長には個人差がある。20歳くらいになればだいたい肉体の成長期を終えた大人の体になっているだろう、という程度の目安である。だから社会制度のあれやこれや面倒臭い事を考えなければ、別に成人年齢など18歳でも22歳でもたいして変わらないのだ。

 20歳になり成人となれば、様々な物事が許可される。これにも根拠などない。大人になれば正しい考えに基づいた正しい判断ができるだろう、という希望的観測があるに過ぎない。しかし実際のところ、酒や博打を巡る様々な事件を見るに、大人になっても正しい判断のできない者は非常に多い。

 とは言え、それは20歳近辺の人間に特に際だって多い訳でもなかろう。30になっても40になっても、駄目なヤツは駄目だ。もし仮に精神的な成熟を成人に期待するのであれば、年齢で区切るのは間違いだ。だがそうなると、死ぬまで成人できない者が相当数出現する。これはこれで厄介なのかも知れない。

 アメリカ国内では、タバコおよびタバコ関連製品(電子タバコなど)の購入可能年齢が、18歳から21歳に引き上げられた。近年電子タバコの人気が若者の間で急騰し、それにまつわる事故、あるいは疾患などが急増している事を受けての対応であるという。

 個人的には3年繰り上げたからどうなる物でもない気がする。21歳になれば節度をもってタバコをたしなむようになる、なんて事は有り得ないのだが、何もしないよりは何かをしているアピールになるのだろう。そんなにタバコが悪い物なら禁止してしまえば良いようにも思うものの、そこはやはり禁酒法の苦い経験がある。存在は容認しながらその悪影響をアピールし、使用者を減らす方向に持って行くのは、時間はかかるが賢明な判断なのかも知れない。

 しかし、これで若者の喫煙者が激減するかというと、何とも言えない。表面的に数は減るだろう。だが何としても吸いたい者たちは地下に潜るのではないか。いまの違法ドラッグに近い場所にタバコが置かれる事になる可能性もある。少なくとも、自分が吸うという体裁でタバコを購入して、若者に高値で売りさばく大人は続出するだろう。この手の話はなかなか一筋縄では行かない。

 アメリカにはATF(アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局)という捜査機関があるが、この先しばらくは忙しくなるのではないか。なお日本でも喫煙許可年齢を引き上げるべきではないかという声があるが、上記のような理由で虫けらとしては意味のある事だとは思えない。禁煙区域を拡大する方が効果的ではないかと考えるところ。


 経済産業省が設置した有識者検討会の会合がが23日に開かれ、コンビニの24時間営業や休日について、一律の対応を見直して柔軟に対応するよう各社に求める方針をとりまとめた。来年1月にも正式な報告書をまとめる予定。

 一部ではこれに批判的な声があるようだが、何の問題もない気がする。別に24時間営業をやめろと言っているのではない。一律の対応をやめろと言っているだけだ。コンビニの本社は馬鹿の集合体ではないのだろう。企業が社会的な要求に応じる責任も理解しているはずである。「難しいからパス」は通用しない。

 そもそもコンビニも昔は24時間営業ではなかった。セブンイレブンなど名前通り夜11時には閉まっていたのだ。本社と配送の業務効率を考えれば、24時間営業の方がやりやすいのだろうが、社会はもうそれだけでは許されなくなっている。本来なら国がこんな事を言い出す前に企業側で変えて行けばベストである。しかし自浄作用が働かないのなら仕方あるまい。これも時代の流れ、上手く乗るか、逆らって砕かれるか、どちらかを選ぶしかない。

 普段はあまり利用しないものの、コンビニは何かとあれば便利ではある。どうにか生き残ってもらいたいものなのだが。


 ブタの体内で人間の内臓を作るという話は、もう数十年単位の昔から言われているはずなのだが、まだ現実には難しい。特に倫理面で。文部科学省の専門委員会は23日、ブタの体内で膵臓を作り出す明治大学の研究計画を了承した。と言っても膵臓が形作られ始める段階で取り出すので、ちゃんとした膵臓になるまでは育てないそうだ。

 まあこの手の研究はどうしてもな、人間の完全な臓器を再現したブタが誕生した場合、それは本当にブタなのかという問題が生じる。人間とは何をもって人間と言うのか、もし外見はブタでも体内の脳を含めたすべての臓器が人間の物という生物が誕生した場合、それはブタとして扱っても良いのか、そんな事を考え出したらキリがない。永遠に抜けられぬ堂々巡りに陥ってしまう。

 なので、そんな事をろくすっぽ考えない中国やロシアでの研究が、将来的には進むのだろうなあ、と考える次第。


 今日はこんなところか。ああ、すんごい眠い。

 昨日は2作品で3000文字程度。イマイチだったな。もうちょっと頑張りたいのだけれど、『魔獣奉賛士』は展開が手探りになってきた。しばらく停滞するかも知れない。まあ、それはそれで仕方ないか。

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