第61話 2019/12/14 名士とか

 本日は9時半起き。ちょっと頑張るとこれである。まあ朝は曇ってたしな、体が重いのも仕方ないか。はあ、眠いダルい鬱陶しい。マイナスの言葉ばかりが出て来てしまう。こういうときにプラスの言葉がスッと出て来るようなら、もう少しマシな人生を送れたのかも知れないな、などと思ったりするところ。


 昨今聞かなくなった言葉の1つに「名士」がある。かつては各地域に1人くらい名士が居たものだ。医者や警察署長、学校の校長先生に弁護士など。昔は高等教育を受けた人間が少なかったので、こういった人物には希少価値があり、たとえば新たに県会議員を出すなどという場合には、名士の家に声をかけるのが普通だった。しかし高等教育を受ける者の割合が増え、大学進学も当たり前となった時代に、もはや名士もクソもない。医者も弁護士も単なる職業となった。とはいえ、それでもまだ多少は理知的なイメージが残っているはずなのだが。

 11日、パキスタン東部のパンジャブ州ラホールで襲撃事件が発生した。200人余りの集団が、パンジャブ心臓疾患研究所の医師らを襲い、巻き込まれた心臓病の患者少なくとも3名が死亡する事態となった。集団は施設を荒らし、来院者の車数十台に損傷を与え、警察車両に火を放ったそうだ。

 恐るべき暴徒の群れである。この時点で「パキスタン怖え」となるレベルなのだが、もっと怖い話がある。今回暴れた200人、弁護士だったらしい。全員が弁護士なのかどうかまでは報道では不明であるものの、最初1人の医師と弁護士の個人的トラブルだったのが、弁護士会を巻き込んだ大騒動に発展したのだそうな。

 これ、巻き込まれる弁護士会に相当な問題があるように感じるのは虫けらだけだろうか。て言うか、この事件の裁判の弁護は誰がするんだ。自分らでやるのか。説得力ないだろうな。求刑通り目一杯の判決が出たりして。

 まあ、どこの国にも悪い事をする弁護士というのは居るが、たいていは知能犯である。暴動を起こす弁護士というのは珍しい。それも政府の悪政に怒って、とか、法律の改悪に抗議して、とかならまだわかるが、今回のは単なるイカれた暴力行為であり、曲がりなりにも知的エリート層のやる事としては、世界的に見ても極めて珍しいのではないか。けれどこんな希少価値は誰も求めていない。

「先生と呼ばれるほどの馬鹿じゃなし」という言葉もあるものの、まさか弁護士がここまで馬鹿だったとは、パキスタンの人々も驚愕した事であろう。何ともはや。

 

 自宅に設置した防犯カメラが乗っ取られ、生活をのぞき見られたばかりか、犯人がカメラを通じて子供に話しかけるという事件がアメリカで続発しているらしい。乗っ取られたのはいずれも『Ring』という会社のホームセキュリティカメラで、検索すればその映像が何本か見られる。

 会社側は、「システムが不正侵入されたわけではなく、何者かがパスワードを盗んだり、安易なパスワードを破ったりしてユーザーのアカウントに不正アクセスした可能性が大きい」(CNN)と主張している。まあそれが事実なら今後余所のカメラにも同様の事件が続くという事だろう。

 そういえば以前、webからアクセス出来るカメラ映像をまとめていたサイトがあったが、あれまだあるのかな。防犯カメラ以外にも個人宅のカメラ映像があったように思うのだが。何にせよ気持ちの悪い事である。日本でも起こらねば良いが。

 

 2020年は東京でオリンピックが行われるが、その次、2024年のオリンピックはパリである。言うまでもないが、フランスのパリである。

 そのパリオリンピックのサーフィン会場が12日に決まった。ポリネシアのタヒチである。パリじゃないじゃん。そりゃ確かにフランス領ではあるのかも知れないが、ほぼ外国だ。

 まあ、東京オリンピックだってマラソンと競歩を札幌でやるんだから、本質的にたいして変わらないと言えなくもないものの、タヒチは本国から1万5700キロ離れているそうだ。さすがに地球の裏側ではないか。これを有りとするなら、もうパリ五輪ではなくフランス五輪である。オリンピックの在り方を変える必要があるように感じる次第。


 イギリスの総選挙は保守党の大勝に終わったが、出口調査の速報では、保守党368議席、労働党が191議席、スコットランド民族党が55議席だった。開票が終わって実際に獲得した議席数は、保守党が365議席、労働党が203議席、スコットランド民族党が48議席。どうだろう、出口調査の予測はそこそこ正確だったと見るべきか。日本の選挙報道ではもう少し正確なような気もしないではないが、まあ日本にも当落の間違いはあるしな。たいして変わらんか。


 13日、アメリカ下院議会の司法委員会はトランプ大統領について、職権乱用と議会妨害の罪で弾劾訴追する決議案を賛成23、反対17で可決した。これによりトランプ大統領は上院で弾劾裁判にかけられる。ただし上院は与党共和党が過半数を占めているため、結果は見えている。大規模な造反がない限り、トランプ氏が罷免される事はない。面白くない。


 本日はこんなところで。昨日は2作品で3000文字ほど。まあまあか。もうちょっと頑張りたいのだが、なかなか上手くは行かない。時間さえかけりゃ面白いのが書ける訳でもないしな。難しいものだ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る