第87話 異種間コミュニケーション論
早朝、トチクルイ荘の中庭。
朝特有の湿った空気のなか、俺の体は内側はポカポカ温かく、外側はひんやりと冷たい、一度で二度おいしいこの何とも言えない気持ち良さを楽しむ。
9997、9998、9999……10000!
「ふぅ〜よし、こんなもんかな」
汗が滲む額を拭い払い、縁側に置いてあったタオルを手に持って顔面を突っ込む。
じわりと額にじんでいた汗がタオルにしみこんでいきふわふわの布に重量が感じられるようになった。
いい汗かいたぜ。
とてもさわやかな良い気分だ。
「んー」
タオル使って脇、背中、腕と火照った体中にかいた汗を手早く拭いていく。
日中の修行では銀髪アーカムが精神世界から持ってきた謎の半透明タオルで、自動で汗を拭いてくれるサービスが受けられるのだが朝の修行ではやってくれない事がしばしばある。
そういうときは単純に寝てるらしい。
銀髪アーカムは俺と違って日々のサイクルが適当なので、好きな時に起きては、好きな時に食って寝て遊んでいるのだ。
本当にいいご身分である。
「わぉわぉ」
「ん? どうしたポチ」
腹筋6パックの深い溝に沿ってタオルを走らせていると、もふもふ様が近寄って来た。
「わぉ」
「わぉ? 嗅がない方がいいぞ、臭いだろうに」
何をしてくるのか不思議に思ってポチを見ていると、毛玉様は急に俺の脇に鼻を突っ込んで臭いを嗅いできたのだ。
そこ絶対臭いからやめてほしい。
こんなんでポチに嫌われたら俺へこんじゃうよ。
「わぉ、わぉ」
「よせ、やめろって」
今度はポチの鼻ドリルが腹に突き刺さって来る。
すさまじい回転率だ。
やわらかい鼻頭がなかなか気持ちいい。
が、同時にワンちゃんの鼻は濡れているので、こちらの腹筋がポチの鼻水でびしょ濡れだ。
「あーもう、こらこら」
「わぉわぉ」
再び脇の間に鼻を突っ込んでくんくん、と臭いを嗅いでくるポチ。たてがみ的な銀色もふりゾーンを勢いよく撫で回して毛並みを乱れさせる。最高のモフみだ。
「よーし、よしよし」
「わぉ……わ、ぉ」
「ん? なんだ?」
ポチの様子が変だ。
なんだか落ち着きがないように見える。
そわそわと行ったり来たりしては、頭をブルブル振ったり上下に振ったり、とにかく騒がしい。
「ど、どうしたポチ! もしかして汗が臭すぎーー」
俺の汗がポチを狂わせてしまったのか?
汗だけに焦ってポチの鼻を拭くべくタオルを持ち出す。
するとーー。
「わぉ!」
「あ、ちょっと!」
ポチは一瞬の硬直を隙と見たのか、俺の手に握られたタオルをくわえて奪ってしまった。
そんな汗のついたタオル奪ってどうするのか想像もつかない。
「わぉわぉ!」
「あ、持ってちゃうの……」
ポチはタオルをくわえたまま跳躍してトチクルイ荘の屋根に登った。
「わぉ!」
屋根の上の巨犬は最後にチラリとこちらを振り返ると、タオルをくわえたままの浅く吠えた。
きっと別れの挨拶をしてくれてるのだろう。
犬ならば少しくらい喋れるのだ。
「またな、ポチ」
俺の返答を受け取って元気よく建物の向こう側へ跳んで消えていくポチ。
あれほどの巨犬がとごへ帰るのか興味はあるが、俺は追わない。
いや、追えないといったほうが正しいだろうか。
前に一度だけポチを追跡するべく、ポチを追って屋根に飛び乗ったことがあった。
その時は、俺が屋根に登ると「え、ついてくるの?」と言った顔をしてポチが唖然としたのだ。
俺にはシヴァで鍛え上げれらた動物言語スキルがあるため、ポチの言いたいことも表情と鳴き声でなんとなくわかる。
それで俺はポチについて行こうとしたのだが、ポチ自身が俺の追跡を嫌がったため、俺はポチの正体を探るために追うことを諦めたのだ。
俺の「剣知覚・犬猫」で捉えることができないと考えると、ポチはシヴァレベルにすごい魔獣……いや、もしかしたら「怪物」なのかもしれないからな。
ー
レトレシア魔術大学南棟3階。
「アーク、あんまりはしゃぎすぎちゃダメよ。いい? わかった?」
「あぁ大丈夫だよ。なんも変なことしない」
華奢な細腕で胸倉つかんで詰め寄ってくるサティをなだめる。まるで俺が何か犯罪でも犯そうとしてるかのような言い草だ。失礼しちゃいますね、まったく。
「むぅ……まぁいいわ。ゲンゼいくわよ」
「うん。それじゃねアーク、またサークルで」
「じゃな2人とも」
サティはご機嫌斜めのまま、ゲンゼを連れて階段を上っていった。
「さて、今週も来てしまったか。この時間が」
ローブを翻しながら教室の扉の前にたたずむ。
週一でカリキュラムに組み込んである、これから始まる50分の授業はある意味俺にとってご褒美の時間と言える。
いや、俺だけじゃない。
何人かの毛並みの魔力に囚われた人間にとっては、一律にこの時間は至福の時間になると言えよう。
「では今日も楽しませてもらうか」
炭の左手を隠す人狼刺繍が入った白手袋を引っ張り気合いを入れ直す。
そして俺は深呼吸をして意気揚々と教室へと足を踏み入れた。
「ふふっ」
入った瞬間に自然と笑みがこぼれてしまう。
あぁ、すばらしき天国よ。
教室に入った俺の視界に飛び込んできたのは、もふもふたちのエデンの園。
前を見ても、後ろを見てももふもふで溢れかえっている。
この授業こそがナタリア・コタリクスタ先生の受け持つ、亜人と一部のモッフリストに絶大な人気を誇る授業だ。
異種間コミュニケーション論の幕開けである。
「く、あいつらには見つからないようにしないとな」
さっそくこの天国内で唯一警戒すべき敵たちを発見した。
俺は教室入り口から遠くを陣取るとある3人衆。
イストジパングの勇者御一行だ。ギオス、シンデロ、オキツグのバカな方の三人組ではない。
彼らに見つかるといろいろあって面倒くさいことになるのでここは目を合わせずにいこう。
以前は奴らに邪魔されて散々な目に間に合った挙句、十分なもふもふを摂取できなかった。
今回は邪魔されてたまるかってんだ。
「ここらへんか」
イストジパング御一行に見つからないように離れた席に着くことにした。
「アーカムくん」
「よお、テテナ」
たまたま選んだ席で知り合いの姿を発見。
圧倒的なきつね感を誇る、きつね亜人の女の子テテナだ。
黄色と焦げ茶色のふわふわを装備しており、絵本や写真で出てくる模範的なきつねカラーの毛並みをしている。
耳毛的なもふもふが暴力的に生えていて、髪の毛もふわふわ、尻尾もまん丸に太い……と全体的に殺人的な毛量なのが特徴だ。
モッフリストにとってこの子は絶大な威力を発揮する。
俺の中で核弾頭テテナと勝手に呼んでるくらいだ。
ちなみに最初に会った時の感想は、凄いあったかそう、だった。
「きょ、今日はよろしくね」
「おう、よろしくな」
テテナはドギマギしながらゆっくり手を重ねてきた。
もうすでに手のひらに柔らかい毛が生えていて、触られるだけでも良い心地だ。
ありがとうございます。モッフニウム+1。
「はい、では皆さん授業を始めますよー。席についてくださいー」
コタリクスタ先生が教壇にたち授業開始の号令をかける。
「えーそうですねー、今週は先週の続きですねー。はいーそれじゃペア組んでくださいー」
コタリクスタ先生はやる気なさそうな、眠たそうな表情で何かを書き込みながら指示を出す。
出席でも取ってるんだろうか。
「テテナ組むか」
「う、うん!」
となりに座るテテナは俯きながらも頭を上下させて承諾してくれた。
頭部の耳がパタパタ、と閉じたり開いたりしていてとても眼福だ。
ありがとうございます。モッフニウム+1。
「あーそれと、いっつも言ってるけどー、人間族はあんま調子乗らないことー。節度を持って、ね」
先生は普段働いていないまぶたの筋肉を100年振りに動かし、目を大きめに見開いて大事な注意を呼びかける。
気のせいか、先生の視線がこちらに集中しているように感じる。
ちょっと恐いじゃないですか、やめてくださいよ、もう。
「アルドレア、お前に言ってんだよ」
「ぁ、やっぱそうですか……気をつけます……」
気のせいじゃなかったんかい。
「はーい、それじゃ教科書14ページ開いて、ブラシ持って行って始めていいぞー」
『はーい!』
先生の言葉を皮切りに生徒たちは席を立って移動し始めた。
もう何回も授業をやっているので、皆、足取りはたしかでペアをどんどん完成させていく。
「来週レポートを書けるように考えて時間を使えよー」
先生は席の間を歩きながら教室全体に呼びかけた。
「じゃ、じゃあ、アーカムくん、いいよ?」
「うーん、大丈夫かな……」
テテナが腕をちょこっと広げて魅惑の毛並みソファへ誘ってくる。
先ほど先生に釘を刺されたばかりなので、素直にいっていいものなのか迷いが生じる。
「い、いいんだよ。私は嫌じゃないし、むしろ……じゃなくて! いいよ! はいっ!」
テテナは椅子を2、3並べて簡易的なベッドを作り自身の膝をペシッペシッ叩いて急かしてくる。
俺も飛び込みたい気持ちは山々なのだが、いかんせんコタリクスタ先生の目が怖い。
正直、尻尾を触らせてもらえるだけでも十分にモッフ二ウムは摂取できるので、膝枕まではちょっとやり過ぎだとは思っている。
ちなみにモッフ二ウムとは毛の魔力に囚われた者が定期的に摂取しないと、命にかかわるといわれている元素である。もちろん知ってると思うけど。
小さい幸せで満足できるのが俺なのだ。
多くは求めない。
「ご、ごめん、嫌だった?」
テテナは縮こまって上目遣いで尋ねてきた。
ふわふわのまん丸尻尾を手前に持ってきて、すがるように尻尾を抱き込むきつねっ子。
なんていうかもふもふの暴力、いや
こんなの可愛すぎる。
「テテナ、膝枕を頼む」
「っ、うん、わかった、どーぞ!」
このきつねっ子を悲しませてはいけない。
その一心で俺はテテナに膝枕を所望する。
初めの頃、テテナのこういうところが少々積極的だとか考えてしまっていた時期がある。
しかし、別にこれは俺のことが好きだとかそういうことではないんだと今ではしっかりとわかるようになっている。
これはテテナが大胆だというよりかは種族の問題らしい。
動物系の亜人族は体を擦り合わせたり、お互いに毛繕いしたりなどの肉体接触によるスキンシップが人間族よりも多彩なのだ。
人間族同士では小っ恥ずかしいようなことでも、亜人たちは恥ずかしがらず人前で平気ですることもまま見かけることがしばしばある。
こういった種族間の文化の差は亜人の数だけ存在しているため、近年の「亜人との交流を深めて行こう」という人間たちの風潮に歯止めをかける悪い影響を与えてしまっているのだ。
異種間のトラブルや文化の違いを受け入れ、輝かしい共存繁栄を目指すための崇高なる授業。
それがレトレシア魔術大学創立600年記念の大幅教育方針改革で追加された、
新授業「異種間コミュニケーション論」なのだ。
「んふふ、くすぐったいよぉ」
「ふぁ~天国だ」
テテナのもふもふの太ももの間に頭を収め、これまたもっふもふの尻尾で上からサンドウィッチされることで、上下左右全方位柔らかい獣毛に包囲される。
まずい、モッフ二ウムの過剰摂取が危惧される状況だ。
しかし、なかなかどうして抜け出すことができない。
「うぅん! あぁ……ぁ」
「っと、この尻尾を堪能するのも大事だけど、課題はやっとかないとな。レポートが書けなくなっちまう」
顔に乗っかっていたテテナ尻尾をどかして膝枕してもらいながら小脇にかかえる。
机の上の教科書を手に取る。
「うん、そうだね!」
明るく楽しそうな声できつね少女も教科書を手に取った。
「ページ14……えぇと、亜人ペアの毛繕いをしてあげましょう? あぁだからブラシなのか」
先ほど先生が配ったブラシの意味を理解。
なかなか楽しそうじゃないか毛繕い。
「え、毛繕い、するの?」
テテナの教科書を持つ手がわなわな、と震えはじめた。
「な、どうした!? 大丈夫か?」
心配になり声をかける。
何かまずいことでもあったのだろうか?
「う、うん、大丈夫、大丈夫だと、思う」
「そっか、まぁ任せておけって。俺ぼブラッシングの評判は良いんだ」
家じゃ、シヴァにブラッシングしまくって来たからな。
「ふぇ!? そ、そうなの? アーカムくんってひょ、評判良いんだ」
何故かテテナはしょんぼりとして「とんとん」と机に指でつつき始めた。
「あぁそりゃな。俺がやると大満足でフィニッシュ出来るんだよ」
家族の中で俺のブラッシングが一番よくシヴァを満足させる事が出来たのは未だ記憶に新しい。
ありしの日々を思い出しながら上体を持ち上げ、椅子に腰掛ける。
「ふぇえ!? だ、だい、大満足ぅ!? フィニ、フィニッシュまで、い、いくの?」
「ん? 多分、いけると思うよ? いつもは大体5分くらいで終わるし、早ければ2、3分だよ」
ちなみにアディがやるとシヴァが逃げ回るため、30分以上かかる。
あの男は何もわかっていないのだ、もふもふとの心の通わせ方を。
「そ、そんな、た、たった2、3分で、フィ、フィニッシュしちゃうなんてぇ……一体どれだけテクニシャン……」
何故か動揺しまくりのテテナが本気で心配になって来た。
やっぱり嫌なのだろうか?
もしかしたから毛繕いってのは俺が思っている以上に亜人にとってはデリケートな事なのか?
「テテナ、嫌だったら別に無理しなくても大丈夫だよ?」
「ううん、ぜ、是非、お、お願いします!」
.
テテナはずいっと顔を近づけてきて、鼻先がぶつかるほど距離を詰めてきた。
きつね特有のおひげがくすぐったく、何より女の子にこんな接近されてどぎまぎと気恥ずかしい気分になる。
「お、おう、ま、任せてとけ」
迫ったきつね少女に圧倒され、教科書を閉じてブラシを取った。
その時俺は気がついた。自分の手に握ったブラシがただの凡百なブラシではない事に。
「ふむ、チクチクの隙間は狭く、針は細い。ソフトスリッカー、夏毛仕様か。鏡のように磨き上げられたヘッド、これなら手元が狂うこともないだろう。むむ、このグリップは……杖に加工に用いられるオズワール加工を採用しているのか! 良いセンスだ」
「え、あ、アーカムくん?」
立ち上がり手に取ったスリッカーブラシを天高く持ち上げて眺める。これは職人の作品だ。
俺は最高のアイテムを手に入れた高揚感のままにテテナの背後に回り、毛玉のような尻尾をわしづかみにした。
「ひゃっ!」
なんて掴み心地だ。
毛の弾力が押し返してきやがる。
「瞬きするなよ。一瞬で終わらせる」
「ふぇ? ぇ、一体何をーー」
美術の授業で鉛筆を持つ時のように、ブラシを軽く指で挟み込んで持つ。
いくぜ幻の5科目、レザー流ブラッシング術っ!
「そらそらそらぁああ!」
風を切り裂く。
流れるような動作。
テテナの尻尾をしごき殺す。
「あぁぁぁぁ♡」
テテナは机に両手をつき尻尾を突き出してくる。
うむ、とてもブラッシングしやすい体勢だな。
「はは、俺の腕もまだまだ捨てたもんじゃない」
嬉々としてブラシを高速で動かしながら、自分のスキルが衰えていないことを確認。
テテナも喜んでくれてるみたいだし良かった。
こんな自信満々にブラッシングしといて「下手くそ」なんて言われたら、俺のプライドはガタガタになっていた事だろう。
「はぁぁあ! はぁぁあ! だ、ダメだよぉ、あ、アーカ、うひゃぁあっ♡」
「ん、なんか言ったか?」
ブラッシングに夢中になりすぎてテテナの声が聞こえない。
「うわぁ〜見ろよ、アルドレアのブラッシングえげつねぇな」
「はぁぁ、私もアーカム様にブラッシングされたい〜」
「いいなぁ〜テテナ」
「あんな手捌きでされたら数分でフィニッシュしちゃうわネ」
「アルドレアめ、なんてブラッシングさばきだ」
周りから俺のブラッシングを称える声援が聞こえる。鼻高々に自然と笑みが溢れる。
これならシヴァを毎日のようにブラッシングしてた甲斐があったというものだ。
「あぁぉぁあ♡ だ、ダメェ、あ、あーか、うぅん!」
「よーし、よしよし沢山取れたな」
テテナの尻尾が艶々に輝き放ちはじめた。
尻尾はこれで完了だ。
採取した沢山の毛に満足しながらも、今度は背中の毛をブラッシングしに掛かる。
テテナのローブを特に何も考えずめくり上げていく。
「はぁ、はぁ、あ、アーカムくん、こ、これ以上は……つ、疲れるんじゃない?」」
「はは、大丈夫。普段はもっとたくさんだから」
テテナのシャツをずらしてブラッシングを続行。
尻尾だけ艶々にしといて他は放置するというのは職人としてのプライドが許さない。
やるなら徹底的に全部やってやりたいのだ。
「はぁあん! あぁん! だ、だめぇぇえッ♡」
机に寄りかかるようにしてブラッシングしやすい姿勢を維持してくれるテテナ。
非常に協力的で職人としては仕事がやりやすく大変ありがたくーー、
「ゴラァー! アルドレア何やってんだァー!」
「ふぇ?」
突如聞こえてきた怒声。
ブラッシングを楽しんでいるところへ差し込まれたのは鋭い敵意だ。
何事かとおぞましい声が聞こえた方へ振り向くと、そこにはコタリクスタ先生が鬼の形相で迫ってきていた。
「ぁ、あのですね、先生、これはタダのブラッシングですよ? 前みたいに服の中に潜り込んだりはーー」
ーーブウゥゥゥンッ
「ばんぼぉるび!?」
「魔感覚」で察知できない凶悪な魔法をもろに受け、教室の端までぶっ飛ばされる。
なんていう破壊力だ、信じられん。
「ぐはっ!」
壁に背中を打ち付ける。
あぁダメだ、意識が遠くなっていく。
「ど、どうして、俺がこんな目に、ぐへぇ……」
この日以来アーカムのブラッシング王としての異名が広まり、彼は多数の亜人族のファンを抱える事になった。
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