第14話 s-13

 ――危なかった。


 応急手当を済ませた後、傷やHPを回復するためアルフォンスは一度ベースキャンプに戻ることにした。


 アルフォンスは罠のボウガンをセットした後、藁の寝床で倒れるように眠った。

 2~3時間眠った後、グウッとお腹の音が鳴り、アルフォンスが目を覚ました。ようやく解毒薬が完全に効いたようだ。


 × × ×


名前:赤い炊飯ジャア

種族:マジックブリーフ

Lv:10/20

ステータス:HP66 MP124 力37 魔法力94 素早さ75(3倍補正) 器用さ29

スキル:

言語理解Lv3、鑑定Lv3 空間収納Lv4 透視Lv2 ファイアーLv6、熱光線Lv4、フラッシュLv5、MP自動回復Lv4、金属化Lv3、コンフューズLv1

称号:成長する魔道具

所有者:アルフォンス


名前:アルフォンス

種族:アングロヒューマ

Lv:13/60

ステータス:HP42 MP2 力36 魔法力12 素早さ28 器用さ35

スキル:

剣技Lv3、腰使いLv3、体術Lv1、シールドバッシュLv1、毒耐性Lv2

称号:とにかく明るい変態


 × × ×


 アルフォンスはかまどで肉や野菜を焼いて腹を満たした後、探索を再開することにした。


 先ほどの蜘蛛に襲われた場所まで移動する途中、コボルトと遭遇したが、アルフォンスが腰振りスキルを発動し、グイングインとフラフープ状態になっている中、試しにコンフューズLv1を使ってみた。


 コンフューズ!

 怯えたように後ずさるコボルト!

 コボルトは壁に頭突きを始めた!

 アルフォンスはコボルトのゆっくり近づき、剣でとどめを刺した!


 俺のスキルというよりも、アルフォンスの動きにただ怯えただけなんじゃないだろうかという、疑念が尽きなかった。


 蜘蛛の巣があった場所に到着すると蜘蛛の死骸はそのまま放置されていたので、空間収納で回収する。


 蜘蛛の巣は部屋の入り口に張られてあった。どうやら、この蜘蛛の縄張りであったようだ。


 部屋の中に入ると、同業者の死体が数体、蜘蛛の糸でぐるぐる巻きにされミイラになっていた。


 アルフォンスは同業者に手を合わせ冥福を祈り、俺は蜘蛛の巣を回収。ぐるぐる巻きの状態から開放してあげた。同業者に遺族がいるかもしれないので、遺体のまま空間収納で回収した。


 そして、室内の奥には宝箱があった。


 宝箱がなぜダンジョンにあるのかというのも解明されていない。たまにリポップすることもあるそうだが、それもランダム。基本的には一度きりのお宝で、これを見つけることが冒険者の目的と言っても良い。


 一応鑑定してみたが、罠があるとか実はモンスターでしたということも無さそうだった。

アルフォンスにあけて良い? とたずねられたので、チカッ! チカッ! と反応を返した。


 中には、スクロールと宝石数点、金貨が入っていた。


 脱出のスクロール:使用すると瞬時にダンジョン入り口まで転移する。

 エメラルド(小)1個:緑色の宝石。品質上。

 トパーズ(小)2個:琥珀色の宝石。品質中。

 フロワーズ帝国金貨6枚:滅びた帝国の金貨。芸術的価値が高い。


 宝箱から中身を取り出すと、宝箱は地中に吸い込まれるように消えていったのだった。

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