第7話 s-6

 俺とアルフォンスは、ダンジョンで稼いだ金で装備を整えることにした。

 アルフォンスはレザーアーマーにぼろぼろのショートソード、そして下半身はブリーフという非常に貧弱で変態な装備だった。


 なお、本日アルフォンスはきちんとズボンをはいている。街中でブリーフ1枚でうろつけば公然わいせつ罪で即刻逮捕なので当然の処置である。


 しかし、俺とコミュニケーションをとれるようになったのが嬉しいからといって武具屋であれがいい? これがいい? と俺に聞いてこないでほしい。いちいちイエス・ノーの返事で股間がフラッシュしてるが、結構回りの注目集めてるぞ。


 俺は一応鑑定ができるので、アルフォンスが手に取る武器防具をいちいち鑑定していった。


銅の剣:Eランク 価値銅貨50枚 銅製の剣。品質劣悪。(しかし値札は銀貨2枚)

鉄の剣:D+ランク 価値銀貨5枚 鉄製の剣。品質良。(値札は銀貨3枚)


 例えば鑑定すると、こんな感じで情報がわかる。


 値札よりも価値の高いもの、鑑定結果が良さげなものだけフラッシュにてイエスの返事をしあとはノーの返事をしていった。


 同じ種類の装備でもどっちが良い?という作業をひたすら繰り返して最終的に彼が選んだ装備は…


鉄の剣:Dランク 貨幣価値銀貨20枚 鉄製の剣。品質最良。(値札は銀貨4枚)

鉄の兜:Dランク 貨幣価値銀貨15枚 鉄製の兜。品質最良。(値札は銀貨2枚銅貨40枚)

鉄の鎧上:Dランク 貨幣価値銀貨30枚 鉄製の鎧。品質最良。(値札は銀貨8枚)

葦風のブーツ:C-ランク 貨幣価値金貨1枚 素早さ向上魔法がかかったブーツ(値札は銀貨1枚。つまり掘り出し物)

鉄のこて:Dランク 貨幣価値銀貨12枚 鉄製のこて。品質最良。(値札は銀貨2枚)

鉄のひざあて:Dランク 貨幣価値銀貨13枚 鉄製のひざあて。品質最良。(値札は銀貨2枚)

鉄の盾:Dランク 貨幣価値銀貨15枚 鉄製の盾。品質最良。(値札は銀貨3枚)


 となった。


 鉄の鎧下を購入しなかったのは、当然俺とのフレンドリーファイアを避けるためであることは言うまでもない。なお、鉄のひざあてはひざだけではなくスネと、太もももカバーするタイプのものである。


 武具店を出たアルフォンスは、また数日分の水と食料、そしてポーションを買って、俺に収納した。余ったお金も手持ちしていると危ないので、空間魔法で収納した。


 一連のアルフォンスと俺のやりとりを見ていた街の人々から、アルフォンスはまた変なあだ名をつけられたようだった。

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