第3話 s-2

 数日間、俺はアルフォンスにはかれたり、洗濯され干されたりして様子を観察した。


 どうやら、このアルフォンスは冒険者のようだった。冒険者ギルドの依頼でダンジョンを探索していた。装備もレザーメイルにショートソードという格好である。


 俺自身の能力について解ったことがある。


 冷静に色々試したところ鑑定能力があった。自分を鑑定してみたところ、鑑定スキルの他に、空間収納、透視、あとはファイアーLv1の魔法があることが判明した。


 × × ×


名前:榊 弘明

種族:マジックブリーフ

Lv:1/20

ステータス:HP22 MP53 力7 魔法力33 素早さ6 器用さ8

スキル:

言語理解Lv1、鑑定Lv1 空間収納Lv1 透視Lv1 ファイアーLv1

称号:成長する魔道具

所有者:アルフォンス


成長する魔道具:成長速度増加。取得経験値、スキル成熟2倍。


 × × ×


 ついでにアルフォンスも鑑定してみたが、あまり強くはなかった。


 × × ×


名前:アルフォンス

種族:アングロヒューマ

Lv:7/60

ステータス:HP23 MP0 力17 魔法力5 素早さ15 器用さ22

スキル:剣技Lv2


 × × ×


 ちなみに別の人も鑑定してみたが、レベル上限が人によって違った。アルフォンスは上限が高いので大器晩成型なのかもしれない。俺は当面レベル20を目標にしていきたい。


 アルフォンスはかなりの綺麗好きだった。桶に湯をためて、タオルと石鹸で毎日体を洗っていた。この点は非常に重要な点である。なぜか俺には五感があるからである。


 一万歩譲って、ブリーフになることを許容したとしよう。せめて、嗅覚や触覚を無くして欲しかった。


 ――かみさまあんまりです。

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