第25話「スプーン」

 「アリス、小生しょうせい気になったのだけど、アリスは御茶碗おちゃわん御飯ごはん食べる時もスプーンなのかい?」

チェシャー猫はダイニングテーブルの上でアリスの一風変わった食事風景を疑問に思う。


「そだよ、だってわたし箸よく落とすから」

スプーンをくわえながらアリスは言う。


「でもアリス、そのスプーン小さくはないかい?」

チェシャー猫は更なる疑問をアリスへとぶつける。


「これはね、こやってコーヒーも混ぜるためなの」

チェシャー猫は思った、白米にコーヒーって…。



この物語はフィクションです。がアリスはかなりの偏食家へんしょくかです。

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