第42話 かりんのお家

ここ数日事件が起こった。

まずかりんのお部屋を説明しよう。


ほかの子がお家にいる時どんなお部屋なのか

他の人格の子のみえてるお部屋が一緒かは

わかりません。


かりんが見えているおうちは

かりんが外にいない時はかりんのお部屋は

鉄の四角い箱みたいなので

それぞれにバリアみたいな透明な防音の

お部屋があります。


基本、それぞれの人格の部屋には

なにもありません。


屋根はなくてただの四角い箱です。

鉄の壁です。イメージ的に寒い感じ。

別に寒さとか感じないけど。


ご主人の気分によって

壁の色が変わったりいろんな物がおちてきます。

雨の日もあるし晴れていて急にお日様サンサン。

お花畑とかハートのクッションとか

それぞれの人格にあわせたご褒美がふってきます。


それぞれのお部屋は透明のバリアになっていて

みることができます。

愛さんは大概何か考え事をして優雅に

過ごしています。

服装はセクシーか知的な感じ。


あやちゃんはいつも黒いパーカーとズボンかスカートにルーズソックスをはいていて隅っこに

じっと体育座りをしています。


かりんは、着ぐるみきたりふりふりのピンク色の

お洋服を着ています。


何もないので基本的に暇です。

かりんは何か降ってこないかなぁといつも

ごろごろしたり他の子のお部屋にいったり。


他の子のお部屋はチャイムはないのだけど

相手が受け入れれば入れるみたいな感じ。


かりんは大抵開けていますw

なぜなら暇だから。


真ん中に丸いのがあってご主人の過去をみたりします。それはかりんにしかできません。


あとご主人のお部屋だけは特別で

わんこがおったり面白い物があるので

かりんはいつも探検をして遊びます。


たまに緊急警報がなります。

お部屋の上の方に電光掲示板みたいのがでて

かりんと名前が表示されたらかりんが外いきます。もしくはご主人が名前で呼ぶこともあります。

あとはなにも表示されない時は

かりんからまず向かいます。

違ったら戻ります。

でも大抵表示されるか呼ばれます。


昨日は事件が起きて普段穏やかで誰より優しい

ご主人がブチ切れてみんな台風にされされました。

あちこちぶつけたけど痛くはありません。


警告。排除。


ご主人の体はご主人のもの。

ご主人の心はご主人のもの。


意にそぐわないものは排除と流れる。


みんなビビっていたと思う。








  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る