第181話「第一回家族会議(穏当)」



 カーテンを閉め切った、薄暗い居室。

 中央に置かれた硬質な机。そしてそれを挟むようにして向かい合う四人の少女。


「ああ、このカツ丼は私の奢りよ。遠慮せずに食べなさいな?」


 口火を切るのは我が主、リゼット=ブルームフィールドだ。机上に置かれた唯一の光源であるライトを手で調節しながら、先程“うーばー……なんちゃら”で届けてもらったカツ丼を、対面に座る二人の少女に笑顔で促している。


「か、完全に取り調べですわ……!」

「……わ、我々は、無実」


 逆光でなお輝くリゼットの笑顔に、椅子に座る二人の少女……俺達の愛娘であるリンゼと彼方がガタガタと震えた。

 ちなみに俺は今、娘達が逃げられないよう二人の額に人差し指を当てている。行動の支点を制すれば人は動けん。リゼットと刀花の命令で拘束しているが、さすがに腰を固定し続けるのは見栄えも悪いからな。児相に相談されかねん。


「許せ娘達……だがこれだけは信じて欲しい。お前達は俺の新たな光だ」

「むふー、大丈夫ですよぉ? ちょおっと、質問に答えるだけでいいんですからぁ」

「「ひっ」」


 甘ったるい声色で緊張を解きほぐそうとする我が妹だが、肉食獣が獲物を前に舌なめずりしているようにしか聞こえん。

 普段刀花が纏う柔らかい雰囲気に流されがちだが、彼女もまたこの俺を従える王者なのだ。他人に合わせることはできるが、人におもねるという行為自体に根本からして適性が無い。

 そしてそれはもちろん、笑みを深める我が主にも当てはまることだ。


「ふふ、別に難しいことを聞いてるんじゃないのよ? ただあなた達のお誕生日が知りたいな~って思っただけなの。ほら、近いならお祝いとかもしたいしね、本当よ?」

「そうですそうです。あとは軽~くどちらが先にお腹に宿ったのかを教えてくだされば。ほら、おめでたい日は覚えておきたいじゃないですかぁ~」


 ……誕生日はともかく、宿った日など娘達が知るものか?

 首を捻っていれば、金髪ツインテールを揺らしながらリンゼが遠慮がちに手を挙げた。


「お、お母様方。さすがに未来の情報を知るのは色々とマズいのではありませんこと……?」

「何がマズいの? 言ってごらんなさい」

「えっ、それは……か、カナタぁ……」

「……おバカリンゼ」

「バカじゃないし!?」


 頭が弱い!


「……未来の情報は、絶対に知り得ないもの。それが過去に持ち込まれたら未来は変わってしまう。持ち込まれた時点で、異物」


 うむ、理路整然と述べる彼方はどうやら頭出来は良いらしい。その言葉にも説得性はある。しかし……、


「あら、大丈夫よ。それは時間軸が一本化されてる場合のお話だから。あなた達は俗に言う“平行世界”……数ある可能性の中から来ただけ。私達の未来が直接的に変わるわけではないわ」

「そうですよ、イフの話なんですから。あくまでこれは“参考程度”、ということです」


 リゼットと刀花の言葉に、二人は何も言い返せない。理屈っぽいのは嫌いだが、まあそういうことだ。

 俺達がいる世界と、娘達がいた世界は別の世界。それは先程の問答の中で判明している。


(加えれば、屋敷の間取りも違ったようだしな)


 屋敷に入る際に娘達がそんなことを言っていた。庭の様相も違ったらしく、一言『桜の木とお墓が無い……』とも言っていた。吸血鬼の屋敷に墓とは、なんとも“らしい”ものだな?


(なかなかに興味深い……胃も痛いが)


 そもそもこの娘達が来た時点で、情報を秘匿するなど今更のこと。

 この娘達め、おそらくノリだけでここに来たな……ここが蟻地獄が如き場所になると予想もせずに。そのあたりは年相応の可愛げがある。


「さ、この母に教えてちょうだいな。それともお腹が空いたままで上手くお話できないのかしら。はい、あーんしなさい?」

「お、おいひいれふお母しゃま……でも水分も欲しいれす……」


 おお、ご主人様が手ずから娘にカツを食わせている。親子愛であるなぁ、ここが地獄か?


「……お嬢様、観念するしかない。この状況になった時点で、私達の負け」

「モグモグ……そうですわね……」

「むふー、いい子ですねぇ」


 いい子なのか、いい子に“させた”のかは議論が分かれるところだ。


「……まあよかろう娘達よ。我らもまた王者にして覇者。看板を提示されたところで、それを粉砕し我が道を作るのが我らの本質であるがゆえに」

「……それもそうですわね」

「確かに」


 俺の言葉に、納得するように頷く娘達。

 そうとも。唯々諾々と運命に従うなど、そのような可愛げが俺達にあるものか。気に入らなければ、斬るだけだ。

 ……それにまあ、この戦鬼とて気にはなる。果たして俺は皆を幸せにできているのかどうか。


「それで、どっちが先に生まれたのかしら?」


 そうして最初の質問に戻る。もう少し手心の加えた質問にして欲しいが……この戦鬼、胃が痛い。別の俺が上手くやっていることを願うしかない。


「……」

「……」


 沈黙するリンゼと彼方。

 そうして重苦しい沈黙の中、おずおずと手を挙げたのは……、


「……私、酒上彼方、です」

「や り ま し た ぁ ! !」

「ジン、オーダーよ。死になさい」

「マスター、気持ちは分かるがオーダーはもう使っているであろう。あと笑顔が変わらぬのは怖いぞ」

「う・る・さ・い」


 そうなるか……。

 喝采を挙げる刀花に、静かに微笑みを湛えながら死を命じてくるリゼット。

 そんな二人に胃がキリキリと痛むのを感じていると、しかし娘達は苦笑して……、


「……ちなみに誕生日は十月三日。でも――」

「ワタクシ、リンゼ=ブルームフィールドが生まれたのは十月四日に日付が変わった瞬間、ということですわ」

「「へっ?」」


 次いで出てくる言葉に、リゼットと刀花は目を丸くする。

 そんな彼女達を余所に、リンゼは不満げに頬を膨らませた。


「まったくもう。数瞬早く生まれただけで、カナタったらたまにお姉ちゃんぶるんですもの。いい迷惑ですわ」

「……諦める、順番は順番。私が姉、むふー」

「むむむむむむぅ~! 私が先にお腹に宿ったってママそう言ってマウント取ってたもん!」

「先に生まれたのは私」

「先に宿ったのはワタクシ!」


 きゃんきゃん言い合う娘達から、未来の家庭の様子が垣間見える。娘に宿った日まで知られているとは、どれだけなのだ……。

 そんな娘達を見て、リゼットと刀花は少し気まずげだ。


「なんだか悪いことしてる気分になってきたわ……」

「そうですね……そして何気にクリスマスベイビーですね、この子達」

「ちょ、ちょっとやめなさいよそういうの逆算するの……」


 む?


「“くりすますべいびー”、とはなんだ?」

「え、それはその……」

「簡単に言えば、クリスマス付近に兄さんと私が“夜の人鬼一体”をですねぇ――」

「やめなさいこらー!?」


 ああ、そういうことか。

 笑顔で答えようとする刀花の肩を掴んでガクガクと揺らすリゼットを横目に、一人頷く。


 そして――少し、安堵した。


「俺は、きちんと二人を愛することができたのだな」

「ジン……」

「兄さん……」


 今の俺にはできぬ。

 だが未来では……あくまでも可能性だが、そういった道もある。

 そのことが分かっただけで、俺は満足――


「まあ二人の女の子を同時に妊娠させるっていう鬼畜の所業をしているわけだけど? 片や妹だし。なに満足そうにしてるのかしらこの下僕は?」

「公平を期すために同時にお相手をしたという線も捨てきれませんよねぇ……? 私だけの兄さん?」

「……すみませんでした」


 土下座した。


「パワーバランスはどの時代も変わってませんのね……」

「……仕方ない。母は強し」

「言うな娘達よ……俺は幸せ者なのだ」

「言っておきますけどお父様? ワタクシ、学園で少し気まずい思いをしていましてよ? 父が一緒だからって……」

「……私は気にしない。その分、愛して貰ってる。そんなこと気にしてるのはお嬢様だけ」

「あ、こらっ、カナタいい子ぶるなー!」

「事実。覇者は細かいことは気にしない。それに複雑な家庭の事情なんて、どの家庭も持ち合わせているもの」

「細かい……え、細かい……? 結構無茶苦茶じゃ……」


 どうもリンゼは一部、一般的な感性をお持ちのようだ。母に似たのだな……。

 そして俺の家庭での身の置き場が見えたな。一番下だ。さもありなんというやつだが、誰か話を変えてくれないものか……。


「……ふぅん? まあジンが殊勝な心がけをしているなら、この問題は先送りにしましょう」


 心優しい我が主はそんなことを仰ってくださる。あくまで、先送りなのだなぁ……。

 一番聞きたかったことが聞けたからか、薄暗くしていたカーテンを開け娘達の拘束を解く。どこか張り詰めていた空気が抜けていくようだ。

 安堵の溜息を漏らす娘達に、俺も一つ息を吐いて仕切り直すようにして声を掛けた。


「二人とも、何か飲むか?」

「あ、ワタクシ緑茶でお願いしますわ」

「……私も」


 彼方は分かるがリンゼも緑茶か……まあ見た目は金髪ツインテールでドレスを身に纏うお嬢様だが、日本で育った日本人だろうからな。面白い。

 皆でぞろぞろと食堂へ移動し、茶のついでに菓子を出す。なんとかいつもの空気が戻ってきたな。おかげで会話も弾む。


「ね、私って“そっち”では何をしているの? あなた達の年齢からして、もう学園は卒業しているのでしょう?」


 この娘達は中学二年生。

 確かに、リゼットが問うように何かしらで生計を立てているのだろうが……これも興味深いな。


「リゼットお母様は、ええっと……」

「……“女王様”?」

「え」


 興味津々といった様子なリゼットが、娘達のその一言で固まる。女王様だと……?

 固まるリゼットを、刀花が納得したように眺める。


「リゼットさん、性癖が高じてそういう……」

「はぁ!? 私別にそんな性癖持ってないわよ! むしろ逆――」

「マスター、どうどう」


 娘の手前、危うい台詞を口走ろうとするリゼットを落ち着かせる。しかし逆なのか、覚えておこう。

 そんな俺達に、リンゼは違うと言うように手を横に振る。


「あ、ああ、ごめんあそばせ。そういう女王様ではなく」

「……全世界の下僕から、お金を巻き上げている?」

「リゼットさんやっぱりそういう……」

「嘘よー!?」


 狂乱するリゼット。どういうことなのだろうな?

 疑問を浮かべる俺達に、彼方が見たこともない機種のスマホを取り出し「見せた方が早い」と、とある動画を再生した。


『――こんばんは、私の下僕達。あなたたちのご主人様、シャルロットよ。今夜も血の饗宴を始めましょう』


 ……む?


「なんだこれは。立体映像か?」

「わ、これ……!」

「Vtuber、ってやつですかね?」


 そこに映っているのは、金髪ショートを揺らす……ば、ばーちゃる? な少女だった。

 可動域の少ない動きながら様々な表情を見せ、おそらくこの動画を見ているのであろう者達と話したりゲームをしたりしている。なんだこれは?


「へー……!」


 俺が首を捻る間にも、リゼットには分かるのか目を輝かせて動画に見入っている。


「ね、ね、私どんな感じなの?」

「そうですわねぇ。確かフリーでしたわよね?」

「そう。唐突に現れ、瞬く間に動画界隈を駆け上がったゲーマーシンデレラ。数年前にはスパチャ年間一位。今は落ち着いたけど、安定して全世界の“下僕達”からお金を巻き上げてる。貯金額はぶっちゃけ引くレベル」

「リゼットさん趣味の悪いことを……」

「あら、私は嬉しいし視聴者も嬉しいWin-Winの関係じゃないの。なにかおかしいところでもあって?」


 不遜げに笑うリゼットはご機嫌な様子だ。

 ……どうやら、ネットを通じてそういうことをしているらしい。興行のようなものだろうか。

 この盛り上がり方からして成功、と言えるのであろう。


 しかし俺は、なにやら、少し……、


「……“全世界の下僕達”、だと?」

「え?」


 俺のボソッとした呟きに、リゼットは不思議そうにこちらを見る。


「どうしたのジン?」

「……いや、別に」


 思わず、面白くなさそうに鼻息を鳴らしてしまった。なにやら胸がモヤモヤするのだ。


「え、もしかして、ジン……妬いてる?」

「む」


 ……端的な表現に、なんとも言えん。それはつまり認めてしまったということ。

 そんな小さな男の姿を目にしたリゼットは――、


「や、やだもう……ふ、ふふふ……」


 キュンっとしたように胸を押さえ、潤んだ視線をこちらに送った。それはもう嬉しそうに。


「も、もう、おバカなんだから……もう。もうもう!」

「……ふん」

「安心なさいな、こういうのは建前よ建前。私の下僕は後にも先にもあなただけよ、ジン」

「……ぬぅ」


 たまらないといった雰囲気でこちらに寄り添うリゼットに唸ることしかできん。

 そうしていると、娘達が白い目でこちらを見ながら「やっぱり変わらない……」と呟き、


「……ちなみに、こっちはオフショット」

「む?」


 また一つ動画を差し出した。

 それはまるで盗み撮りのようなアングルで絨毯ばかりを映し、人の姿は映らないがなにやら声が……、


『また“全世界の下僕”と交流をしていたのか? この俺を差し置いて……』

『あんっ♡ ごめんなさいぃ……あなただけ。んっ、ちゅ……私の下僕は、あなただけだからぁ♡ や、そこ弱いの、ダメぇ……♡ も、もう許して――』


「きゃーーーー!!??」

「うっ、私、気分が悪くなってきました……」


 我が主の、今までに聞いたこともないような艶めかしい音声が食堂に響く……当の本人の絶叫にかき消されてしまったが。

 唐突にえずく刀花の背を撫でつつ、なるほど夫婦仲は円満のようであると俺は満足した。


「あとでその音声くれ」

「分かりました、旦那様」

「ダメに決まってるでしょうがーー!!」

「よいではないか俺だけのご主人様よ。はっはっは」

「うぅ、このっ……!」

「……ちなみにリゼットお母様、一回炎上しかけた」

「ああ、お父様が収録中に間違えてドア開けたんでしたっけ。配信切り忘れての“これ”とかじゃなくてホントよかったですわよねぇ……」


 しみじみ言う娘達に少々気まずい思いを味わう。未来の俺達も自重というものを知らんらしい。この娘達がここに流れてきたのも、もしやこれのせいか?

 納得していれば、刀花がおののいた視線でリゼットを見ている。


「リゼットさんは悪女さんです……いつかファンに刺されますよ?」

「……そんなことしようとしたらこの怖ぁーい鬼さんが黙ってないから。あら、そう思うと私も考えたものね? アイドルにとっては最高の環境だわ?」


 アイドル……そうか、リゼットは将来アイドルになる可能性があるのか。

 偶像として祭り上げられ、プライベートも充実させる。なるほど、確かに彼女らしいといえばらしいかもしれん。

 そんな彼女は、金髪を自慢げにかき上げている。


「そもそもアイドルが恋愛禁止とか時代錯誤なのよ。本当に応援してるのなら、その子の結婚も祝福なさいって感じよねぇ?」

「子ども作ってアイドル業するかもしれない人の言うことは違いますね……」

「……ちなみにもちろん、結婚も私達のことも公表してない」

「当然じゃない。偶像なのだから、都合のいい存在でなきゃ。そうでしょ? 嘘も方便ってやつね」

「この割り切り方が、お母様に天下を取らせたのですわね……」


 いっそ清々しい、これがプロか。まだなってないが。


「あの、じゃあ私はどうなってるんです?」


 リゼットのたくましさを再確認したところで、今度は刀花が手を挙げる。


「トーカお母様はレシピの考案ですわよね」

「ダンデライオンにランチやデザートのレシピを提供。たまに、レシピ本も出版してる」

「ほほう」


 食事好きが転じてそうなったか。これもまた、さもありなんというやつであるな。刀花の方は中々に微笑ましい――


「たまに得体の知れない素材が混ざるのが玉に瑕ですけれど」

「旦那様由来」

「トーカもやらかしてるじゃないの」

「美味しいから大丈夫ですよ」

「何が?」


 こちらもまた危ない橋を渡っているようだ。この家族に平穏は無いのか。

 しかし、と娘達は頬に手を当てる。


「ダンデライオンで働くお父様のために、健気ですわよねぇ」

「うん。旦那様と毎日仲良くお料理してる。私の、憧れ……」

「ん?」

「え?」


 なにやら飛び出た情報に、リゼットと刀花が疑問の声を上げる。俺も驚きだ。

 ダンデライオンで働く、とな。


「……とすると、俺は調理学校にでも行ったか」


 綾女に誘われて。

 だがまあ、分かる話だ。俺自身に目指すものがなければ、友の助けになろうとするのもやぶさかではなかろうて。

 ……少し、我が主と妹の視線が痛いが。


「まあ、たまに支部長から陰陽局の仕事も受けているようですけれど」

「でも本職は厨房係。薄野の伯父様がメインで、あとはサブに“ちよ――」

「ふぅん、あなたアヤメと調理学校行くのねぇ? このご主人様を差し置いて……?」

「兄さん、妹を放り出して下宿生活するんですか……?」

「い、いや……どうであろうな……?」


 彼方が何かを言おうとしたところで、リゼットと刀花が耐えきれなくなったのかそう呟く。


「そ、そのあたりはどうなのだ? 我が娘達よ」


 助け船を求めれば、なにやらリンゼの不思議そうな声が返ってきた。


「え? 当然遠方に下宿しながら、屋敷にもまた行ったり来たりと忙しい学生生活だったとお聞きしておりますけれど……」

「む……」

「ふーん……」

「兄さんが、綾女さんと共同生活……!」


 これは、いかん流れ――


「ねぇ私の眷属? ちょっとお話しましょうか」

「兄さん? この可愛い妹が、女の子との共同生活の心得をみっちり教えて差し上げますからね」

「犯した覚えのない罪で裁かれるとはこういうことか」


 だがまあ、綾女に誘われて「それも一興」と言ったのは俺だ。その可能性があるのならば、甘んじて受け入れるべきか。

 そうして「ちょっと待っててね~」と情報提供者である愛娘達に告げる我が主と妹に、ずるずると別室に連れて行かれる俺。


「ねぇカナタ……ワタクシ、何かおかしなこと言ったかしら」

「……妙な反応。奥様方、どうして怒ってるんだろう」


 そんな――

 おそらくこの時、最も言及すべきだった“認識のズレ”を聞き漏らしながら……俺は数時間に及ぶ“心得”とやらを愛しい少女達から教え込まれるのであった。

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