「プラリネショコラ」
「今日のおやつは陛下お気に入りのプラリネショコラと紅茶ですよ」
「ぷらりね? しょこら」
「まぁチョコレートです。味見に1つ。あーん」
「あー」
口に含んだ瞬間、彼女はかっと目を見開いた。それから頬を押さえ、とろけるような表情をしていた。だが。
「あ、なくなった……家畜!」
「ダメです。味見は1つです」
「妾が所望しておるのだぞ!」
「いけません」
後5分でおやつだということは、しょげる彼女が可愛いから言わなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます