「五月病」

「はぁ……」

「どうかしたか家畜」

「いえ、なんかやる気出ないなと思いまして。掃除しようと思ってたんですけど」

「五月病だな」


 ですよねぇ。同意の息を吐いて、雑誌を読んでいた私の隣に座る彼女にもたれかかる。

 重いはずなのに、どこか機嫌良さそうに見えるのは気のせいか。

 うりうり押さえつけるように頭を撫でてくる彼女にまぶたが下がってくる。

 春眠暁を覚えずとはよく言ったもので、以外にも穏やかな彼女の笑みで私は眠った。

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