「待ち合わせ」

「マスター!」


 犬のように駆け寄ってくるイケメンはズィーク。私の獣神いぬがみ、いわばペットだ。

 笑顔は彼の目が私の背後を見た途端消えた。彼女がいたからだろう。


「久しいなズィーク、妾の男妾おとこめかけになる決心はついたか」

「すみません、どうしてもと言われ」


 困ってそう言えば。


「……暗黒神、決着をつけるときがきたようだな」

「獣の分際が妾に勝てると?」

「来よ、誓約された勝利の御旗」

「すみませーん、ココア3つで」


 ここカフェだから。

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