選択してきたこと

あの時

君を好きになってしまったことを後悔した

後輩に手を出すなとか 周りから言われて

僕は君のことが好きな気持ちをごまかした

苦しかった

儚くて 涙すらも出なかった

嘘だ 涙をこらえていた

自分に嘘をつくために

君なんか好きじゃないと

自分に言い聞かせるために


でもあの時

偶然君に会った時

自分を騙しきれなくなった

自然に口からこぼれた言葉

もっと君と話したかったから

もっと一緒にいたかったから

その言葉は僕らを繋ぐ第一歩となった

まさか 君が僕のことを好きだなんて

とても信じられなかった

嬉しかった

夢かと思った

でも現実だった


今でも憶えている

君の震えるような声

君の諦めたような笑顔

でも君が諦める必要なんてなかった

だって 僕も君が好きだから

こんなことってある?

奇跡でも起きたみたい

幸せだよ

本当に幸せだ

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます