毛脩之8 魏:脩之と脩之
430年。
三つの砦を陥落させた。
その功から奴隷、家畜を得た。
さて、
他の城塞攻めに出払っており、
和龍城を守る人は少なかった。
北燕攻めに従軍していたのだが、
これを拓跋燾暗殺の好機と見なす。
そこで脩之、脩之に持ち掛ける。
ここで我らの兵を率いて拓跋燾を殺し、
海伝いで宋に帰ろう、と。
が、脩之。この話を突っぱねた。
脩之が和龍にいなければ、
脩之によって大変なことが
起こってしまったかもしれない。
その後脩之は和龍より逃れた、
北燕天王の
さらにそこから、宋に逃亡している。
暗殺未遂事件を食い止めたこと、
三つの砦を落としたこと。
これらの功績は甚大なものであり、
脩之の官位は
特進、撫軍大將軍、金紫光祿大夫に。
漢人としては
位置する高みに至った。
從討和龍,別破三堡,賜奴婢、牛羊。是時,諸軍攻城,宿衞之士多在戰陳,行宮人少。雲中鎮將朱脩之,劉義隆故將也,時從在軍,欲率吳兵謀為大逆,因入和龍,冀浮海南歸。以告脩之,脩之不聽,乃止。是日無脩之,大變幾作。朱脩之遂亡奔馮文通。又以脩之收三堡功多,遷特進、撫軍大將軍、金紫光祿大夫,位次崔浩之下。
和龍を討てるに從い、別に三堡を破らば奴婢、牛羊を賜る。是の時、諸軍の城を攻むるに、宿衞の士の多きは戰陳に在りて、宮に行く人は少なし。雲中鎮將の朱脩之は劉義隆の故將なれば、時に從いて軍い在り、吳兵を率い謀りて大逆を為さんと欲し、因りて和龍に入り、海に浮び南歸せんと冀う。以て脩之に告げど、脩之は聽さず乃ち止む。是の日に脩之無からば、大變は幾ばくにて作りたらん。朱脩之は遂に馮文通に亡奔す。又た脩之を以て三堡を收むに功多かれば、特進、撫軍大將軍、金紫光祿大夫に遷り、位は崔浩の下に次す。
(魏書43-2_寵礼)
ここでも脩之祭が展開していて、お前ら……と言う気分になってくる。
馮弘
北燕を立てた高雲が病死(要検討)した後にあとを継いだ馮跋の弟。馮跋が急死(要検討)した後に天王位に就いたが、和龍を攻め落とされたあと高句麗に亡命、そして高句麗で殺されている。
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