孟龍符3 劉裕の上表
「亡き
彼の忠心とその勇武が、
失われてしまいました。
どうか彼の者をよろしくご顕彰下さい。
彼の者は貞節をわきまえ、
陛下よりの祝福を受け、
追贈されたる地にて
安らかに眠りましょう。
孟龍符は
我らのもとに身を投じ、
三つの戦場では常に先陣を切りました。
その後、西に
北では
この戦功に対し、褒賞が
検討されてこそいたものの、
未だ施行はなされておりません。
此度、
やはり先陣を切り、
その気炎が全軍を
覆い尽くさんほどでした。
そんな孟龍符に対し逆賊鮮卑は
多勢の上、数多の矢を射かけ。
しかし駿馬に乗る孟龍符は
いかづちのごとく突入、敵陣深くにて
死をも恐れず、戈を振るいました。
孟龍符の武威を受けたクソ
烏合の衆とともに、臨朐に退散。
こうして我々は勢いに乗り、
はるばる
攻め寄せられたのであります。
その凄まじき功績、
助け出すことができなかったこと、
などを勘案し、
どうか良き爵土にて、その武勲を
お讃えくださいますよう」
子は無かったので、
孟龍符に与えられた爵土は
弟の
表曰:「故龍驤將軍、廣川太守孟龍符,忠勇果毅,隕身王事,宜蒙甄表,以顯貞節,聖恩嘉悼,寵贈方州。龍符投袂義初,前驅效命,推鋒三捷,每為眾先。及西劋桓歆,北殄索虜,朝議爵賞,未及施行。會今北伐,復統前旅,臨朐之戰,氣冠三軍。于時逆徒寔繁,控弦掩澤,龍符匹馬電躍,所向摧靡,奪戈深入,知死弗吝。賊超奔遁,依險鳥聚,大軍因勢,方軌長驅。考其庸績,豫參濟不,竊謂宜班爵土,以褒勳烈。」無子,弟仙客以子微生嗣封。
(宋書47-9_傷逝)
なんかなにげに孟仙客の家系がおいしいとこかっさらってるように見えるのは気のせいですかね……?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます