第88話

酷く傷ついた私は更に呪術が強力になったのか肉体強化の呪術を組んでそのドアをけ破ることができた



外には誰もいなかったが、その音でアナスタシアが心配で見に来てくれた



「ティナ…っよかったわ何処に行ってたかと思ってたのよ」




「アナ…あの…私」



「どうしたの?私に何かお願い?それとも相談?」



「あの…これ…私…どうしたらいいかわからなくて」



母の日記をアナスタシアに渡す…この本を渡したことをその後すごく後悔することになるとは思わなかった


「…これ…どこにあったの?」


「立ち入り禁止の地下の部屋。閉じ込められたときに見つけたの」



「…わかった。ティナは私が呼ぶまで自分の部屋で待ってて」


そういうと、彼女はどこかへ消えた



私は言われるがまま自分の部屋に戻っていた




「いいわよ、準備ができたから来てちょうだい」



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る