第84話

「いいから」



ユノがゆっくり目を閉じた瞬間。私は彼の唇を奪う



「大好きよ。ユノ」


突然のことで驚いたユノは目を見開いた

「えっ!?ちょっ何して…」



「続きは帰ってからよ。」



そういって銀の剣を地面に刺した



「あ、あぁそうだな」

ユノも杖を地面に刺した

魔法陣のような紋様が地面に広がる


「絶対に手を離してはいけませんよ?」



「離すかよ」




「…光と影に仕える12の星々よ我が願いと祈りを聞き届けたまえ。光の巫女ユノ=クラウスと影の巫女後継者アナスタシア=テンペスタに星々の輝きを照らせ。我が願いは龍の永遠の眠りを約束したまえ」



そこまで言うと光が強くなってくる




「行きますよ。ユノ」




私は握った手を握り直し



「あぁ、望むところだ」



ユノがそう言うと二人の意識は完全に途絶えた





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