血の契約
第40話
「ですが…婚約者の貴方なら…彼女を救うこともできる…と信じています」
「俺が…?」
「えぇ、本心から悪意のない貴方にだけは隠し事はあっても嘘をつくことはないでしょう女王を隠しティナと名乗っていたのも貴方を試すためだと思われます」
「…最初ティナって名乗ったのも外部に女王の情報を流させないための嘘だったんだもんな…」
「彼女はいくつかのプランを立ててここへきています。しかし想定外の訪問でおそらく今彼女はプランを練り直しているでしょう」
「そういえば、お前女王の命令以外は絶対聞かねえんじゃねえの?どうしてここへきた?」
「…彼女にそう思われていたのは心外ですが、私にも命令を聞く方は選んでいるつもりです」
「…じゃあ誰の命令で来た?」
「リアン様でアナ様の弟です」
「ややこしいなティナの親族関係は…」
「いろいろ事情がありますし」
「まぁいい。」
そういうと俺は彼女が入っていった寝室へノックして入っていった
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