破裂の旅
おれの破裂の旅は続いた
毛深い猿に教わった最新の数式で
何とかこの世界の真理を暴こうとした
ドーナツの穴はどんどん拡大し続けた
手の打ちようが無かった
おれは地球からの仲良しの提案を破棄した
脳は頭蓋骨の外へのお出掛けを提案した
「まあいいさ」
全てその一言で片付けろ
この世界で生きることはまあいいのだ、多分な
希望はけして抜け出せない罠から見上げる星に酷似している
錯覚に全てを賭けて
まだ名前の無い不確定要素に注ぎ込め
おれはるんるん気分
電柱がうまいと感じる頃にはもう春だった
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