第49話 彼女? 恋人?
跳躍を開始してから半時が経過。時速十五万光年という、
シートに座り思いに耽ているサラの後方で、ソフィアの簡易診断結果を眺めていたところ、あのメールの文面を思い出した。
「サラ、一つ聞いていい?」
「ん? 何が知りたい?」
早速サラの正面に回り込む。
「サラが私宛に送ってくれたボイスメールの件なんだけど」
「……あれか」
崩壊した基地に戻った時に届いたメール。
サラは顔を上げ私の目を見る。
「未来とか過去とか……どういう意味なの?」
あの時は「何のこっちゃ?」と今の今まで忘れていた。
二人だけのこのタイミングでなら色々と話してくれるのではと期待の眼差しで見ると、先程までの雰囲気から真剣そうな顔付きになり、瞬き少なく話し始めた。
「先に結論を言っておく。決めるのはエマ、お前だ」
「…………」
「当たり前だが起きてしまった「過去」は変えられない。だが「未来」は選べる。そこまでは分かるな?」
「う、うん」
「もし今、私が知っている全ての事実を話した場合、探索者の
「…………」
「ただその
「…………」
「だからこそ誰彼が言ったとかではなく、自分で見聞きし、その上で最適解を見つけろ。
「私の命?」
「ああ。それとこれだけは覚えておけ。お前達がどんな結果を選ぼうが「贄」の資格がない我々にはその
「…………」
と、目を逸らさず一言ずつゆっくりと話す。
決定権は私にある。そして選択によってはみんなにも迷惑を掛けてしまう? と。
「実を言うと「贄」の最有力候補は
「……え? 本当?」
「ああ……ってこんな事で私が冗談を言うと思うか? お前、何年一緒に仕事してるんだ?」
「……いっぱい」
もしかしたら「贄」にならなくて済むかも、と思えたら少しだけ嬉しくなり自然と気分が軽くなる。
「全く、ガキみたいな返事をするな。それでここだから言うが、その候補者がその気になるのを我々は忍耐強く待つしかなかったんだが、
「そうだったんだ」
「ああ。「奴ら」からして見れば、お前達姉妹を使った方が望みが叶うらしいからな」
「私達を使う?」
「そうだ。お前達姉妹は探索者の素質が発覚した時点で「贄」の候補に決まっていた
発覚? らしい?
そういえばいつ発覚したの?
「そして先日「消失」が引き起こされたことによりお前ら姉妹が「贄」として確定してしまった」
「…………」
「ただ幸か不幸か……」
「?」
「我々には「適合者」になるための最後の条件がどうしても分からなかったんだ」
「そうなの?」
「ああ。訳あって情報が残されていないんだ。だが分からないままではいずれ新たな「適合者」が現れてしまう。だから何としてでも条件が知りたかったんだ。条件さえ分かれば「予定外な適合者」を生み出さずに済む」
「…………」
「その条件、というよりキッカケだが、今は判明している。お前が「
「条件が何だか分かったの?」
「ああ、つい先日な。お前のお陰だな」
「私の?」
「そうだ。これで今後は対策が取れるし既に対応策は取ってある。そして「奴」の
「…………」
「ただまだ問題は山積みだ。例えばお前が例の惑星に行った時からアルテミスの様子がおかしいだろう?」
「うん」
「多分、
「それはカルミアから聞いた。でもあのあと暫くはエリー達と連絡は取れてたよ?」
「それは
「彼女達? 誰?」
「……艦AIだな」
「? アル?」
「ふふ、全ての艦AI達の中にはある一人の「データ」が、分かりやすく言えば『願い』が
「…………」
「エマ、これは探索部内でも最上位機密事項だ。何があろうとも絶対に口外するな。仲間に対してだけでなく、これから会うハンクに対しても同様」
「……はい」
「元々はこの事実を知っていたのは本部の人間を除けば私を含めて
「だった?」
「……ミアとノア。そして二人と繋がっているローナとラーナの四人」
「ミアとノア? ……あ、探索艦のAIを弄った時に?」
「そうだ。私は二組の姉妹が繋がっていたのをあの時知った。今思えばローナは
「そうなの?」
成程。ノアはラーナと親しい間柄だったのか。なら色々と納得がいく。
「ところでお前らとローナ姉妹、そしてルイス兄弟の三組だけの期間は何年続いた?」
「……約三年?」
「そう三年だ。その間、私が新人を採用しなかったのは何故だと思う?」
「……さあ?」
「私の眼鏡に適う者が現れなかったのもあったが、それ以外にも理由があったんだ」
「どんな?」
「お前達姉妹の成長を優先した」
「私達の? 何故?」
「先を見据えて」
「?」
「先ず私は探索者ではないし立ち位置も違う。そんな私がアレコレと口を挟んだら間違った道を歩む事になる。だからマトモに育てられる探索者を、私の条件で探すことにした。そして見事条件に合致した者を見つけた」
「ローナ達よね? それと条件って?」
「ああ。然程歳も離れておらず、能力も申し分なく、適任だと思えた」
確かに能力という点には異論を挟む余地は無い。そこには同意する。それより条件って何?
「まあ幸運だっのは私の「思惑」とあの姉妹の「思惑」が大まかな点で一致していたところだな。だからあの姉妹にお前らを任せることにしたんだが、無事に後輩の指導役を任せられるにまで育ててくれたし、
……思惑?
「若い探索者はお前らを中心に纏まってくれた。だからこそ今回の難局を乗り越えられたんだ。これは一重にあの二人がお前達姉妹に何が起ころうと対応出来るように「下地」を作ってくれていたから」
「そう……だったんだ?」
「ああ。ローナ達の指導が実を結んだからこその結果なんだが、私としては……嬉しい誤算だな」
「ご、誤算?」
誤算と言うからにはサラの「条件」と現状とには差があったと。
「ああ。まあこの手の話はまだお前にはすべきでないと思っている点は共通している。だが鈍いお前にはハッキリと言葉で伝えないと理解に至らない。そこは性格だから致し方ないとは言え、今後を考慮すれば喫緊に解決しないと」
「そ、それくらいは……」
褒められているのか、小馬鹿にされているのか。
「なら先日地上で私が言った言葉を覚えているか?」
「…………まだまだ?」
「そうだ。ローナ達だけでなくミアやノアだって
「身の危険?」
「ああ。私とは立場も目的も異なるが、
「…………」
「そんな素ぶりを感じさせないだろう?」
「…………」
最近のノアやラーナの言動を思うと嘘では無いと思えてくる。
すると情けない気持ちとありがたい気持ちが胸の中でいっぱいになり両手で顔を覆ってしまう。
「話は変わるがローナが他エリアの候補生だったミア&ノアをここBエリアに強引に引っ張ってきたんだ」
「……サラが許可したのよね?」
「ああ。お前も知っての通り他エリアからの移籍はローナ姉妹、ルイス兄弟。あと他エリアの候補生だったのはミア姉妹とアリス姉妹、それとリン姉妹。お前達姉妹も他エリアに入るな。あとワイズ兄弟もだ。純粋にうちのエリアの候補生から育った奴はマリ姉妹、シェリー姉妹だけだ」
「…………」
「Bエリアを設立するにあたり、
あの兄弟の利用価値? 何だろう、全く思いつかない……
「それと後から知ったがミアノアがウチに来たのもローナの仕業だ。なので
外部……ということは最終的には「探索部の
「それは信用できない、ってこと?」
「いやそうじゃない。……そうか自分で言っておきながら」
私の目を見てから軽く首を振ってみせる。
「?」
「いやなんでもない。私は部下だけでなく探索部全員を信用している。だからお前も仲間を信じろ」
「う、うん」
「だいぶ話が逸れたな。艦AIの中にある「願い」の元となっている「彼女」は結構な気まぐれらしい。協力してくれればだいぶ楽になると思うが、基本的には我々には手を貸してはくれないし、どちらかと言えば「奴」寄りで頑固者らしい。ただ「友人」曰く、耳を傾けてくれているそうだ。何となく話しを聞いている、程度らしいがな」
「ふ〜ん。アルの中にも?」
「当然。ただこちらから話掛けても返事はしてくれないと思うぞ」
──多分何度か話をしていると思う
「そろそろ到着します。あと三分」
そのアルテミスがDエリア基地に着くよと教えてくれた。
「いいな、今の会話はレベル……4.8くらいの内容だから誰にも言うな。心の中に仕舞っておくんだぞ。いいな」
無言で頷く。
「でもサラは何で色んなこと知ってるの?」
アンタだってレベル4でしょうに。
「フフフ」
と言ってサラは体を伸ばし私の頭を引き寄せ偉大な山脈の谷間に抱え込む。
咄嗟の事でなされるがまま。
「今は自分の事だけを考えていればいい。私達はお前の味方だ」
なんか上手いこと言ってまた誤魔化そうとしてる……気がする。いや誤魔化してるな。だって「最初の質問」には一切答えていない。
つまりは答える気は無いと。
「……そういえばメールの最初に「おめでとう」て言葉が入ってたんだけど、あれどーゆー意味?」
サラの動きがピタリと止まる。
「あ、あれか〜? あれはな〜お前の普段の行いが悪いから嫌味の一つでもだな……」
「ふーーーーーーん」
素早くシートの裏側に回り込み、死角から偉大な山脈へと手を伸ばす。
ぷにょぷにょぷにょぷにょぷにょぷにょ……
うん、掌には収まりきらないけしからん山脈だ。ならこの辺りを集中的に……
「こ、これ。止めるんだ……ん、そこを揉むんじゃ……ん〜止め……なさい」
「嫌なら私の手をどかせば?」
「ん、ん、い、い〜あ、ん……そ、そこは……も、もっと……」
もっと? はいはい、ではご期待に応えて……
「あ、時間間違えた。今とうちゃ〜く」
アルの声、と同時にモニターが二つ現れた。
『エマさん着きました! ……よ?』
『お、サラがいるのか! 無事生き返った……?』
口を開いたまま目が点になる二人。
誰も止めようとはしなかったので暫しの間、堪能することにした。
因みにこのサラの様子はDエリア基地内隈なく実況中継されていた……らしい。
一体誰の仕業だか。
情報連結にてソフィアの安否情報が基地に届くと、出払っていた探索者が僅かな時間で続々と帰還する。
探索部の基地として活動を始めてまだ日が浅く、皆比較的近距離で捜索に当たっていたのが幸いしたようで、私が手の運動を止め指定されたドックに入るまでには全員揃い、そのまま基地総出のお出迎えとなった。
皆が見守る中、ソフィアを乗せた簡易カプセルが医療系班長とアンドロイド一名を引き連れ医務室へと移動してゆく。
見送りが終わり改めてBエリア組とDエリア組とで向かい合う。
こちらはサラの後ろで横並び。あちらもハンクの後ろで整列しながら。
「ハハハ、何だそうだったのか! 俺はてっきり二人はそういう関係かと思ったぞ!」
「そ、そんなわけあるかーー! 私は男がいいん
あ、噛んだ。
「分かった分かった。ただな、部下に手を出したら……不味くないか?」
「だだだだ出
今日もポンコツぶりは健在なようで、普段のサラなら軽く流すレベルのやり取りに対し、真っ赤な顔で裏返った声を駆使し身振り手振り交えながら必死に言い訳をしている。
その必死さ、あの容姿で弁解する姿はどことなく可愛く見えてくる。普段のイメージとは真逆な雰囲気に「これは反則だろう」と心の中で呟いてしまうのと同時に「いや今後はS系女王様キャラ改め「素」に近い萌え系に転身するつもりかいな?」と疑ってしまう。
てゆーか、本当に嫌だったなら「もっと」とか言わずに抵抗するるよね。ってことは……
「別に女が悪いと言っている訳ではないぞ? お前には男より似合っているんじゃないかと以前から思っていたんだ」
意味深げにニヤけるハンク。
「それよりもエマ!」
「は、はい⁈」
「本当にありがとう! 今度は本人を連れ帰って来てくれるとは!」
そんなサラをほっといて、両手で私の右手を握って礼を言ってきた。
私を見下ろしているその顔は前回見た時と打って変わって、二m近い身長と服の上からでも分かるマッチョな体型からくる威圧感など微塵も感じられない、喜びに満ち溢れた
今、思えば自分の娘が行方不明だというのに、基地司令の任務をこなしていたハンクは尊敬に値すると思う。
比較したら失礼かもしれないが、隣でむくれている奴とは大違いだにゃ!
ハンクの後方には基地職員と四組の宇宙服を着た小柄な探索者達が一糸乱れず笑顔で整列している。
さらにもう一人、ハンクの脇にはソフィアと瓜二つの小柄で制服を着た女性探索者がこれまた満面の笑顔で立っていた。状況からしてDエリア所属の者だろう。
「ソフィアさんは主任の娘さんだったんですね?」
嬉しそうなハンクを見ているとこちらも自然と笑顔に変わる。
「ああ、実は今だから言うが半分は諦めていたんだ」
私の脇では事情を知ったシャーリーが大粒の涙を流して感動しまくっている。
そしてサラは……頬を膨らませた真っ赤な顔を横に向けて不貞腐れていた。
「とにかくありがとう! 今日はゆっくりしていってくれ!」
「ふん仕方ない! 歓迎してやらいでか!」
サラ……言葉が何だか可笑しいぞっと。
「では解散!」
職員と探索者はソフィアの様子を見に行くとドックで別れ、私達はハンクの案内で前回訪れた時と同じ貴賓室へと通された。
前回訪れた時はハンク以外のDエリア所属の者は見かけなかったが、今回はドックにて全員と顔を合わせは済んだ。ただ自己紹介はまだなのでハンクとソフィア以外の名は知らない。なので対面の椅子に座っているソフィアそっくりの女性が姉なのか妹なのかはまだ分からない。
それより先程から興味津々といった眼差しを私に向けており、気になって仕方ない。
因みにソフィアの相方なのだから歳は十八歳。それ以外の情報は持ち合わせていないし調べてもない。
まあハンクが連れて来たのだから、そのうちに紹介してくれるだろう。
「それでどうやって見つけたのか教えてくれるか?」
お茶の準備を終えたところで、未だに俯いたまま不貞腐れているサラでは無く私に話しを振ってきた。
答える前にサラを見る。
幾らポンコツでも私の上司。
しかも先程艦内で「あんな話」を聞いた後なので
私達の中央で座っているサラは私の視線を感じ取ったのか、目を瞑り大きなため息をついてからハンクに顔を向ける。
その顔は……普段のサラに戻っていた。流石切り替えが早いと感心している間も無く、サラはいつもの口調で話始めた。
「その前に一つ確認する。本部から通達は届いているな?」
「……あれか。ああ、きたぞ」
ハンクは目線を一瞬だけエマに移す。
サラはそのハンクの仕草を見てから話しを続ける。
「よし。その通達にAエリアの件も含まれていたか?」
「ああ。一体何が起きたんだ?」
「それをこれから調べに行くところだ。ただ状況からして「奴」が絡んでいる可能性が高いと思い、先ずはここにやって来た。で(ここは)何の異常もないか?」
サラの問いに暫く考えこんでいたが「……いや。特に変わりはないな」と返事をする。
「そうかそれならいい。念の為、ワクチンを渡しておく。少しでも異常を感じたら迷わず使え。それとソフィアの件だが、実は「消失」によって消えていたドリーが元の位置に戻ってきた」
「は? それは本当か? 「消失」で一度消えた物が元の位置に帰ってきたなんて話しは初めてだぞ!」
大きく身を乗り出して詰め寄る。
「事実なんだからしょうがないだろ。ソフィアが戻ってこれたのは多分「ついで」だと私は思う」
「…………そうか。その「ついで」には心からの感謝を」
「良い話ばかりではない。これで居場所が「奴」にバレてしまった可能性が非常に高い。よって我々探索部もBエリア基地も……余裕がなくなっだ」
「そうだった……」
「サラ、余裕が無いって?」
小声で聞く。
サラはこちらをチラ見たが直ぐに視線をハンクに戻した。
「そうだ! この二人が命懸けでドリーに行ってくれたお陰でソフィアが戻って来れたんだ! 感謝するならこいつらにしろ!」
急にテンション上げて話しを振ってきた。
そんなサラを見たハンクも「そうか! どうやって行ったんだ?」とサラと歩調を合わせるようにテンション上げて質問してきた。
「え~と、ドリーにいる
「……なるほど。繋がったのか?」
「はい」
「そうか。Bエリアは惑星の直ぐそばに基地があるからな」
そう言われたら、確か有人惑星のそばに基地があるのは
他のエリアはどうして惑星のそばに造らなかったんだろう。
「もしや……会ったのか?」
「はい」
ハンクに対し躊躇わず、隠さず、真っ直ぐ見据えながら答えると、一瞬だけ悲哀の眼差しに変わったのを目撃してしまう。
「そうか。いい顔だ。もう迷いはなさそうだな」
「当たり前だ。私の部下だぞ」
「ハハハハ、恋人の間違いではないのか?」
「まままままだ言うか! ただの私の部下だ!」
またまたサラの顔が赤くなる。
「ハハハハ、俺はお似合いだとは思うがな。あ、でも確かサラには……」
「は、ハンク‼」
サラの顔色が変わる。
「ま、この話題は止めておこう。そうだ紹介する。娘のソニアでソフィアの姉だ」
隣で黙ってやり取りを眺めていた女性の肩を叩く。するといきなり立ち上がり自己紹介を始めた。
「ソニアなの! この度は妹を救って頂きありがとうございましたなの!」
まだ幼さが残るソニアはその場で父親と同じ様に背筋を伸ばした綺麗なお辞儀を披露した。
その見事なまでの作法から、ハンクの教育が行き届いているのがよく分かる。
分かるのだが……何で私ばかり見ているの?
「これから今後の事でサラと打ち合わせをするのでその間、ソニアに二人の相手をさせる。打合せの間は自分の
「「了解しました」」
シャーリーと同時に立ち上がり敬礼をする。
その敬礼は前回よりは
「あ、ハンク主任」
「ん? どうした?」
「お礼を言うのを忘れていました。前回の別れ際に頂いた餞別のお礼をです」
「……おお、あれか! 気に入って貰えたかな?」
「はい! エリーが、姉が戻ってきたら二人で楽しませてもらいます!」
「……そうか、それは楽しみだな! ぜひ感想を聞かせてくれ!」
「はい! エリーと一緒に報告に来ます!」
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